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タイトル:非公式情報 第137号  2004/12/05


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ウクライナ、アメリカ、イラクの選挙事情

By StrangeLove

11月21日に行われたウクライナの大統領選挙が無効になり、決選投票が再度実施されることになったという。歴史的に反ロシア感情(人種差別)が強いウクライナで親ロシア派が勝利することは確かに不自然で、選挙に不正があったとする同国最高裁の決定は説得力がある。

こうしたウクライナの選挙を熱心に報道する日本のマスコミだが、なぜかアメリカの大統領選挙には触れたがらない。実は、投票から1カ月以上を経た現在でもオハイオ州で投票結果の見直し作業が続いているのだ。州政府は作業を引き延ばして結果の公表を12月13日以降に行うつもりだという。この日、選挙人による投票が行われて正式に次期アメリカ大統領が決まることになっている。その後でオハイオ州はケリーの勝ちでしたということになっても仕方がない。

今回の選挙でも、フロリダ州の投票結果には不正工作の疑惑が指摘されている。オハイオ州だけが問題なわけではない。国際的に信頼される国になりたいのならば、アメリカも投票結果を厳密に調査する必要があるのだ。嘘の理由で他国に対して先制攻撃、要するに侵略して、自国の大統領を選ぶ投票にも不正が行われた可能性が指摘されているのが現在のアメリカ。

そのアメリカが占領地のイラクでまともな選挙を行うとは到底、思えない。ファルージャなどで行われている「皆殺し作戦」はイラク人を挑発して選挙の実施を不可能にすることが目的ではないか、と言われても仕方がないだろう。イラクに限らず、中東で公正で民主的な選挙が行われれば、間違いなく反米政権が誕生する。アメリカ政府が中東を民主化したいと思っているわけがない。

かつて、ベトナム戦争の際にアメリカのCIA/特殊部隊は南ベトナムの都市で爆弾テロを実行して解放戦線の仕業だと宣伝していた。(こうした秘密工作はアメリカの正規軍とのトラブルに発展したこともある。)イラクでも何が行われているのか、怪しいものだ。
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