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タイトル:非公式情報 第132号  2004/11/01


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誰がイラクをこんなにしたのか?

By StrangeLove

イラクで日本人男性が殺害されたという。バグダッドで拘束されるまでの足取り、いきさつが明確でないのでコメントしにくいが、本人の意思でイスラエル滞在の後にイラクに入ったとするならば、無謀と言われても仕方がないだろう。以前、人質になった5名、特に最初の3人の場合は急速に悪化する状況が背景にあったわけで、今回と同列に論じるわけにはいかない。

しかし、この日本人の無謀さばかりを責めることはできない。イラク戦争で世界はより安全になったとか、イラクの状況が改善されているといった荒唐無稽な話を恥ずかしげもなく叫んでいるブッシュ大統領、その主張を肯定する小泉首相、そうしたプロパガンダに協力する日本のマスコミの責任はどうなっているのだろうか?

サダム・フセインを排除できたからイラク攻撃の意味はあった、とする言い訳も聞かれるが、フセインを権力の座につけたのはアメリカ政府だったことを忘れたのだろうか?

フセインは敵か味方か、アメリカ政府の内部で揉めていたのが1980年代。ブッシュ・シニアが大統領の時代の終盤、ソ連が消滅した直後にウォルフォウィッツをはじめとする親リクード(イスラエルの軍事強硬派)派が勢いを増し、フセイン排除を含む世界戦略が打ち出された。フセイン排除をイラク攻撃の目的だったという主張はアメリカの親リクード派と同じ立場だと表明しているに等しい。

その親リクード派が1970年代後半から手を組んでいる相手がキリスト教原理主義者(軍需産業との結びつきが指摘されている)。狂信的な信者は『最終戦争』を経なければ天国へ行けないと考えている。核戦争を待望している。ソ連がだめならば、『テロリスト』に期待しているようだ。

親リクード派とキリスト教原理主義者の団結力は固いようだが、アメリカで圧倒的な支持を受けているわけではない。『9/11』で勢いを得たが、一気に国家を乗っ取ることには失敗、押し返されつつある。今回の大統領選挙でも勝敗の行方はわからない。

そうした中、フロリダでは『闇の選挙工作』が始動したとする情報が流れている。2000年の選挙でも行われたように、明らかにケリーを支持していると思われる人間から選挙権を奪うほか、より巧妙な操作も疑われているのだ。

こうした工作をキリスト教原理主義者は当然だと思っている。選挙結果は国民の意思ではなく、神の意志によるというわけだ。『神の意志(ブッシュ当選)』を実現するためなら、何でも許されると彼らは考えているらしい。 
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