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タイトル:非公式情報 第131号  2004/10/24


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封印されたCIAの報告書

By StrangeLove

いわゆる『同時多発テロ』に関する調査を現ブッシュ政権は非常に嫌がっている。当初は議会の調査委員会設置にも抵抗、国民の圧力で設置せざるをえなくなってからは、調査への協力に消極的な姿勢を貫いた。

実はこの事件に関してCIAの監察局長が今年6月に報告書(IGレポート)をまとめている。この報告書では政府高官の責任が指摘されているようだが、マクローリンCIA長官代理やゴス新長官は報告書の公開を止めている。『国家安全保障上の理由』から大統領選挙の後まで隠しておくつもりのようだ。

2001年9月11日の事件には謎が多い。そうした謎のひとつは、なぜブッシュ政権が各国からのテロ警告を無視したのかということ。IGレポートはこの問題に絡む内容が含まれているようだ。

おそらく、アメリカ人の半数は『大量破壊兵器』などには関係なく、イラク攻撃に賛成している。サダム・フセインを排除するだけでなく、一般イラク人に対する無差別攻撃にも反対していない。

しかし、こうした気持ちを公然と認めることはできない。「イラクの反米勢力は人間じゃねぇ」ということで、「たたっ切ってやる」という台詞が出てくる。だからこそ、大量破壊兵器などないことがわかっていても、ブッシュ大統領に騙されたふりをしているとしか思えない。

もし、イラク攻撃に大義名分がなかったなどということをブッシュ政権が認めてしまうとイラク攻撃に賛成している人たちは立つ瀬がない。武力行使に賛成する理由を提供しなければならないのだ。

勿論、この一方で約半数がブッシュ政権に反対している事実もある。アメリカのエリートの中でも独裁好きのグループは内部告発を封印する法律を制定、マスメディアを支配して国民をコントロールしようと努力してきた。それでもこの程度、ということだ。

イラク戦争はブッシュ大統領周辺の大企業を儲けさせ、イスラエルの戦略に合致する状況を作り出した。が、莫大な戦費は確実にアメリカの財政を圧迫し、疲弊させる。日本は為替相場への非常識な介入、アメリカへの投資という形で支えてきたが、これにも限度はある。とりあえず、日本の資産をいただくしかないのかもしれない。
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