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タイトル:非公式情報17号  2002/09/26


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飛んで火に入るテロリスト
By Strangelove

 USJFCOM(米統合軍司令部)のウィリアム・カーナン最高司令官によると、米軍のアフガン攻撃プランは、昨年5月に作成されたプランがベース。その4カ月後に世界貿易センターやペンタゴンへ突っ込んだ旅客機は「飛んで火に入る夏の虫」だった。
 昨年9月11日の「同時多発テロ」で中心的役割を果たしていたとされているのは、エジプト出身のモハメド・アッタ。一昨年6月3日にアッタは米国へ入っているが、ドイツ滞在中の昨年1月、彼はFBIの監視下に入る。フランクフルトで爆弾や生物兵器を製造できる化学薬品を大量に購入したためだというが、その時は逮捕されなかった。
 その後、アッタは米国へ戻るわけだが、移民帰化局の書類によると、昨年1月10日にモハメド・アッタと名乗るふたりの人物がマイアミで入国している。目的地は別々だった。当局は単なる書類上のミスだとしているが、この時、アッタのビザは滞在期限が過ぎ、彼自身はFBIの監視下にあったはず。それでも彼(あるいは彼ら)は入国が認められた。
 昨年3月と8月、アッタは南フロリダの小さな飛行場を訪問、空中散布用飛行機の飛ばし方などを詳しく質問、当然のことながら、聞かれた人は彼をよく覚えていた。この間、4月8日にアッタはイラクのスパイとチェコで会ったとされているが、この時に彼は米国を出ていないとする情報も流れていて、真偽は不明。
 4月26日にアッタは無免許運転で警官につかまるが、裁判所に出廷しなかったため、6月4日には逮捕令状が出た。それでも彼は米国内だけでなくスペインに旅行することもできた。7月になると、アッタはフロリダへ行き、パイロット養成学校に入学する。
 この時期、米国の電子情報機関NSAはオサマ・ビン・ラディンの側近とアッタとの通話を傍受したが、テロリストとしてリストアップされている人物の会話内容を翻訳しなかったという。
 9月7日、ブッシュ大統領がフロリダ州サラソタを訪問すると発表されたが、その日の夜、アッタがサラソタにいたとする目撃証言がある。9月8日と9日、サイード・シェイクなる人物がアッタたちに資金を渡したが、このシェイクはパキスタンの情報機関ISIの仕事をしていたと言われている。
 テロの直前、ハイジャック・グループの何人かはフロリダのストリップ・クラブで酒を飲み、ストリップ・ショーを見て過ごしている。イスラム原理主義者とは思えない行動だ。
 言うまでもなく、アッタの足跡は「911ミステリー劇場」のほんの一場面にすぎない。

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