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タイトル:非公式情報13号  2002/09/11


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911は地獄への緊急電話
By Strangelove

 今日は9月11日。テレビは特集番組を放送、新聞も特集記事を掲載している。共通しているのは、ウォール街/CIAの闇に足を踏み入れようとしないこと。例えば、アル・カイダ、オサマ・ビン・ラディンやタリバンとウォール街/CIAの過去には目を閉ざし、捜査機関や各国情報機関からの警告をホワイト・ハウスが無視した背景を語りたがらない。日本のマスメディアにとって、アメリカのエスタブリッシュメントはあくまでも「善」でなければならないのだろう。
 911後、米国政府は「報復」としてアフガニスタンの空爆を開始した。昨年8月にはアフガニスタン攻撃の作戦が出来上がっていたようで、空爆の実施までスムーズに進んだ。その攻撃で一般のアフガニスタン人が多数、殺されたことは言うまでもない。
 一般人の大量殺戮はウォール街/CIAの得意技である。インディアン虐殺までさかのぼらなくても、似たようなことは何度か行っている。その典型例がベトナム戦争中、1967年に始まったフェニックス・プログラム。解放戦線を支援すると殺されるという恐怖を人々に植え付けるため、一般のベトナム人を次々と拘束、裁判なしに殺害していった。このプログラムの立案者はCIAで中東担当の分析官をしていたロバート・コマーである。その後継者が後のCIA長官、ウィリアム・コルビーだ。
 1971年に開かれた米国上院の公聴会にウィリアム・コルビーは出席、1968年8月から1971年5月までの間にフェニックス・プログラムで2万0587名のベトナム人が殺され、そのほかに2万8978名が投獄されたと証言した。4万名以上が殺されたとする人もいる。ソンミ事件もこの作戦の一部である。この作戦の関係者を逮捕して命を狙われた米軍犯罪捜査局のメンバーもいる。
 ベトナム戦争末期、米国情報機関の幹部、フランク・ウィズナー(当時は国務省高官)は「フェニックスは地下に潜行する」というタイトルの覚え書きをワシントンへ送っている。言うまでもなく、ウィズナーは破壊工作(テロ)部隊、OPCの初代局長である。
 この話はCNNのサリン報道につながるのだが、それはまたの機会に・・・。

---| OPC:アメリカの極秘テロ組織  |---------------------------------
 フランク・ウィズナーをはじめ、フェニックス・プログラムの関係者は基本的にOPC人脈に属する。地下に潜行したフェニックスがどうなったか、それが問題である。
 http://www.mailux.com/mm_g_dsp.php?no=1

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