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タイトル:非公式情報11号  2002/09/06


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トニー・ブレアーのシティ的体質
By Strangelove

 米国政府はイラク攻撃を頑強に主張している。米軍幹部からの批判も無視、先制攻撃でも何でもやるつもりらしい。世界を見渡しても、ブッシュ政権の攻撃計画を明確に支持しているのは日本政府と英国政府くらいであろう。英国政府のトップは言うまでもなく、労働党のトニー・ブレアー首相である。
 ブレアーはマーケット信奉者として知られ、保守党のマーガレット・サッチャーの後継者だとする声も聞く。確かに労働者よりもシティ(英国の金融街)に近い存在で、労働党の内部、特に一般党員の間でブレアーの政策は人気がない。イラク問題への対応でも同様。国民の声を無視してブッシュ政権を支持するブレアーとは何者なのだろうか?
 政界で頭角を見(あらわ)す前、ブレアーは某会議に出席している。1993年、アテネで開かれたビルダーバーグ・グループの会議だ。会合への出席を目撃した複数の証人が存在、英国議会でも質問されているのだが、なぜか本人はこの事実を認めていない。
 ちなみに、ビルダーバーグ・グループは欧米エリート階級の利害調整機関だと見なされている。第1回目の会合が開かれたのは1954年5月29日から31日にかけてのこと。オランダのビルダーバーグ・ホテルで開催された。
 同グループの初代会長、ベルンハルト王子はロイヤル・ダッチ石油と関係が深く、米国側はデビッド・ロックフェラーが中心だった。初期の米国側メンバーには後の国務長官でロックフェラー財団の理事長を務めていたディーン・ラスクも含まれていた。要するに、ビルダーバーグ・グループは石油産業と深く結びついた組織なのである。そうしたグループの会合に出席を許された人物が反石油産業ということはないだろう。
 マーケットを信奉し、石油産業と深いつながりがあるという点でブレアーはブッシュと非常によく似ている。英国政府が米国政府の政策を支持するのは当然かもしれない。

---| OPC:アメリカの極秘テロ組織  |---------------------------------
 約2000億ドルのサウジ・マネーが米国から持ち出された可能性があるとフィナンシャル・タイムズが報道した後、ウォール街の株価が大きく下落した。サウジ・マネーの移動が急落の直接的な原因だとは思わないが、心理的な影響は小さくなかったであろう。フィナンシャル・タイムズの報道を機関投資家や一部の金持ちは知っていただろうが、多くの一般投資家はどうだろうか?日本のマスメディアは報道の義務を果たしていない。OPCの件と基本的に同じである。
 <http://www.mailux.com/mm_g_dsp.php?no=1>

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