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タイトル:非公式情報9号  2002/08/24


---| 非公式情報 |-------------------------------------------------

サウジ・マネーの行方
by Strangelove

 英国の有力紙、フィナンシャル・タイムズは8月21日付けの紙面で、約2000億ドル(約2兆6000億円)のサウジ・マネーが米国から持ち出された可能性があると報道、金融市場関係者の間で緊張が走った。米国で運用されているサウジアラビアの資金は総額7500億ドルだと言われている。これが全て米国から流れ出たなら、確かにウォール街は大きな影響を受けることだろう。
 昨年9月11日のテロで犠牲になった人々の遺族がサウジアラビアの金融機関や王室に対して1兆ドルの損害賠償訴訟を起こす動きを察し、同国の富豪たちがウォール街から逃げたのだとされているが、この話には疑問点も少なくない。
 まず、1兆ドルの訴訟がスムーズに進むとは思えない。外交問題、経済問題、そして軍事問題に発展する可能性があることを忘れてはならない。訴訟の中心になっている弁護士はエスタブリッシュメントの連中であり、こうした問題は熟知しているはずだ。
 こうした事情があるため、ブッシュ政権が「煙幕」として1兆ドル訴訟を利用しようと思っているのではないかとする指摘もある。米国政府は事前にテロ計画を知っていたにもかかわらず、手をこまねいて何もしなかった、あるいは共犯関係にあるのではないかとして遺族の一部がすでに訴訟を起こしている。こうした動きを目立たないようにするため、派手な訴訟を始めたのでは、というのだ。
 米国側の思惑は推測の域を出ないが、1兆ドル訴訟がサウジアラビアの富豪たちに少なからぬ影響を与えたことは間違いない。一般民衆のレベルではすでにアラブ諸国の反米感情は爆発寸前である。欲ボケで単細胞のブッシュ政権がこの難局を乗り切ることは可能なのだろうか?最悪の場合、火の海になるのは中東だけですまないだろう。

---| OPC:アメリカの極秘テロ組織  |---------------------------------
 日本のマスメディアや学者はウォール街(米国エスタブリッシュメント)の暗部を伝えようとしない。つまり、公式情報に接しているだけでは国際情勢を理解することは不可能である。そこで「非公式情報」を出し始めたわけだが、正直言って、無料では教えたくない話もある。そのひとつがOPCに関する情報。興味のある人は次のサイトまで・・・。
 http://www.mailux.com/mm_g_dsp.php?no=1

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