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タイトル:非公式情報2号  2002/07/20


 昨年から「ノースウッヅ作戦」と呼ばれる計画が世界的な話題になっている。日本のマスコミは無視しているようだが、国際情勢を考える上で無視することのできない情報だ。

 この作戦について詳しく紹介しているのはジェームズ・バムフォードという米国の調査ジャーナリスト。NSAの内幕を書いた「パズル・パレス」の著者として広く知られている。このバムフォードが昨年、「ボディ・オブ・シークレット」という本を出版しているのだが、その中に出てくるのだ。

 ジョン・F・ケネディが大統領に就任した3カ月後、1961年4月にCIAの支援を受けた亡命キューバ人部隊が革命政権打倒を目指してキューバ侵攻を試みたものの失敗、関係者は、失敗の原因を大統領が 軍の出動を許可しなかったことに求めた。そこで 当時の統合参謀本部議長リーマン・レムニッツァー将軍が中心になって「ノースウッヅ作戦」が練り上げられた。

 バムフォードによると、作戦内容は次のようになっている。

 (1) まず、マイアミなどフロリダ州の都市でプラスチック爆弾を爆発させる。
 (2) 爆弾テロの後、キューバの工作員を容疑者として逮捕し、キューバの関与を示す偽造書類を公表、人々の目をキューバ政府に向けさせる。
 (3) 次に、キューバのB26、あるいはC46タイプの航空機が領空侵犯してサトウキビ畑を焼き、ソ連圏の焼夷弾が発見されたとドミニカ空軍が発表。ドミニカの海岸では武器輸送用の「キューバ船」が発見され、米国人パイロットが操縦するミグ・タイプの航空機がさらに挑発行為を展開する。
 (4) 次の段階で行われるのが「民間旅客機の撃墜」。
●キューバ近くを通過するルートを飛ぶ旅客機を選び、そのクローン機をエルジン空軍基地で製造。
●クローン機は本物を装い、事前に選ばれた客を乗せて空港を飛び立つ。
●離陸のタイミングを合わせて本物をエルジン基地から遠隔操縦で離陸させ、ランデブー地点に向かわせる。
●そこで客を乗せたクローン機はエルジン基地などに降ろし、遠隔操縦の本物をプランに従って飛行させる。
●キューバ上空で無人機は救助信号を発信、「キューバの戦闘機に攻撃された」というメッセージを出させ、その直後に自爆。
●後は国際民間航空機関(ICAO)の調査にまかせる。

 似たような事件が過去にあったと考える人もいるようだ。

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