メルマガ:子どもと自然 -環境教育メールマガジン-
タイトル:【子どもと自然】-環境教育メールマガジン- Vol.219 2006/ 8/25  2006/08/25


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【週間】子どもと自然-環境教育メールマガジン- Vol.219 2006/ 8/25
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  あきちゃんのメルマガ日記
  1.イベント & ニュース
  【1-1】みんなで楽しむ環境まつり エコメッセ2006inちば 
  【1-2】東北環境教育ミーティング 2006(第8回)
  【1-3】高エネルギー加速器研究機構(KEK) 施設一般公開
  【1-4】プロジェクト・ワイルド 第7回ファシリテーター養成講習会

  2.理科教育・科学おもちゃがテーマのお店がOPEN
  ◆無料・実費配布◆
    月刊誌「理科教室」試読誌

    ○"子どもと自然"に関する、原稿をお寄せください。
  原稿送付先 i-nature@giga.ocn.ne.jp(テキスト形式で)
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あきちゃんのメルマガ日記 <いのち><きもち><つなぐ>>
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市民ZOOネットワーク 『いま動物園がおもしろい』
岩波ブックレットNO.623、2004年
を読みました。

 本書は,動物園の歴史的な背景や現状を具体例をあげ説明し,現在の動物
園が種の保存や環境教育,展示方法などさまざまな課題に取り組んでいるこ
とを紹介するものであり,また来園者に対し動物園をどのように活用するか
を紹介するものである。
 著者たちは,まず現在「動物園のあり方」が問われていると述べる。その
背景には,少子化による来園者の減少,メディアの発達にともなう「珍獣」
による客寄せ効果の低減,自治体の税収の落ち込みがあるとしている。これ
らの問題を踏まえたうえで,著者たちは現在動物園が劇的に変わりつつある
ことを数多くの実例をあげて説明し,その実例を元に解決案を提起している。
本書の最大の特徴は,まさにこの実例を上げ解決案を出していく点であると
いえよう。
 現在の動物園は,単なるレジャー施設ではなく,「種の保存」「環境教育」
の場としての発展も望まれている。しかしながら,動物園の存亡自体に関わ
る「種の保存」は発展しているのに対し,「環境教育」はコストなど多くの問
題があり,進展が困難なのが現状であるという。しかし,この問題の解決策に
は環境一体型展示があげられている。これは単なる檻に動物が入っているので
はなく、自然に近い環境の中に置かれた動物を見せるという展示方法である。
このような工夫が世界のまた日本の動物園においても見られるようになった。
このことは,動物園で育ち野生の環境を知らない動物にとっても,本来の行動
を引き出すことにつながる可能性がある。また,そのような大規模な展示方法
でなくても,白熊にボールを与える,わざと餌をばら撒いてそれを探させるな
ど,わずかばかりの工夫が飼育環境の改善になるという。このことを「環境エ
ンリッチメント」という。このように,今,環境教育や飼育環境の問題を改善
させ,人間,動物,双方にとってより良い「動物園のあり方」をめざしている。
 本書の最終章で,著者たちは,私たち来園者の現状を動物園を単に見ている
だけであると指摘し,「展示方法から読み取る」,「エンリッチメントの工夫
を探す」などと,いくつかの方法を提案し,動物園側からのメッセージを施設
から読み取り,動物園をより楽しみ,学び,活用してはどうかと述べている。
 本書において以下の疑問点を指摘しておきたい。上記で述べたように,著者
たちは動物園側にたって,動物園を見てみてはどうかと提言している。しかし,
動物園側が工夫を凝らしていることを来客者が知っていることを前提としなけ
れば,その提言を来客者が実行することは困難なのではないのかという点であ
る。動物園側は,本書が紹介してきたような展示方法の改善や環境エンリッチ
メントを行っていること自体を積極的に訴えていくべきである。ということ指
摘した上で,著者たちは来客者への提言をすべきだったと思われる。
もう一点,著者たちのあげた例について指摘しておこう。本書の中で,著者た
ちはアメリカの動物園の実例を多く紹介していたが,それらは広い土地の使用
が可能な大型動物園の例であった。それらの例を参考にし,日本の動物園が取
り入れた展示方法も紹介されていた。しかし実際には,飼育環境や種の保存に
関する問題を抱える日本の動物園の大多数が中小規模の動物園であると思われ
る。そのことを考えると,著者たちはアメリカの例を紹介する際,中小規模の
動物園の例もあげる必要性があったのではないかと思われる。
 全体として,本書は動物園の現状を知らせ,動物園を再認識する機会を与え
るよい本である。

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1.イベント & ニュース
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【1-1】みんなで楽しむ環境まつり エコメッセ2006inちば
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「エコメッセ」は、持続可能な社会の実現をめざして、
市民・企業・行政のみんなが、
良好なパートナーシップのもとに協働し、
開催する環境活動見本市です。
子どもも大人も、みんなでつくる環境のためのお祭りです。
あなたも私も、ちばの環境の輪を拡げよう ワッ*!!*

日 時/2006年9月3日(日) 10:00〜16:30 _入場無料

_場 所/幕張メッセ 国際会議場 (千葉市美浜区中瀬2−1)
テーマ/めざせ、持続可能な社会 〜楽しく、賢く、エコライフ〜
内 容/1.市民団体・企業・行政による、各ブースでの環境保全活動の展示
    2.エコステージでの催し
     使いまわしファッションショー、ロックソーラン
     エコクイズ大会、ロッテ・キャラクターショー
     エコマジックショー、心温まるアルトサックスの響き
     もったいないメッセージ  その他

●ロッテマリーンズキャラクターCOOL(クール)がやってくる。
  会場のあちらこちらに出現!ショーもやるよ
●エコクイズ大会で当たるョ!
  バレンタイン監督や主力選手のサイン入りグッズ
  ジェフユナイテッド『フォトスタンド』『スタジアムクッション』
●緑のリサイクル 剪定枝の粉砕処理車『タウンビーバー』も展示
●南極の氷 展示協力:国立極地研究所
●燃料電池自動車と水素自動車もやってくる!!

主催 : 「エコメッセ2006inちば」実行委員会
   〒260-0024 千葉市中央区中央港1-11-1
   財団法人 千葉県環境財団環境管理グループ
   環境活動推進チーム気付
   TEL 携帯 090-7010-8172  FAX 043-246-6969
   E-mail eco_info@ecomessechiba.jp
   Web http://ecomessechiba.jp/

●STOP地球温暖化inエコメッセ2006を併催
  ※前日の9月2日(土) 13時〜  国際会議室で開催
  主催:千葉県地球温暖化防止活動推進センター 千葉県

 【お問い合わせ・申し込み】
  千葉県地球温暖化防止活動推進センター
  〒260-0024 千葉県千葉市中央区中央港1-11-1
  (財)千葉県環境財団 内
  電話:043(246)2180Fax :043(246)6969
  e−mail:ccca@ckz.jp
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【1-2】東北環境教育ミーティング 2006(第8回)
  (共催:第8回青森環境教育ミーティング)
「新たなつながり 〜青森の体験からつながる環境教育」
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 環境に関わる東北の関係者をつなぎ、自然環境に配慮した地域づくりの
実践を促進しようと始まった東北環境教育ミーティング。始まった頃に比
べると、「環境教育」という言葉は学校や行政でもよく聞かれるのように
なりました。内容も「環境を考える・守る」教育から、「持続可能な社会
をつくる」教育へとかわってきています。
 そんな今だからこそ、地域の自然を見つめること、体験することの意味を
再確認し、新たな活動へとつなげていこうと思っています。
 環境および教育に関心を寄せる人、ぜひご参加ください!! 
 
 日時:2006年9月8日(金)16時半〜10日(日)15時半
 場所:小川原湖自然楽校(三沢市根井1-94-1 旧根井小学校跡)
 主催:東北環境教育ミーティング実行委員会
        及び青森環境教育フォーラム実行委員会
 共催:(社)日本環境教育フォーラム
 後援:(財)青森県市町村協会、青森県教育委員会、三沢市、三沢市教育委員会、
     東奥日報社、デーリー東北新聞社、
          国土交通省東北地方局高瀬川河川事務所
     (予定含む)
  ※本事業は「平成18年度地域づくり推進ソフト事業」の助成を受けています。
 
▼スケジュール・内容(予定)
 9月8日(金) 交流会
 9月9日(土)
  体験活動
   1)八甲田山登山と温泉 (講師:岩木山自然学校 高田さん)
   2)小川原湖カヌー体験     (講師:小川原湖自然楽校 相馬さん)
   3)ラムサール登録された仏沼の観察会(講師:オオセッカランド 関下さん)
  夜:環境まんがとおしゃべり
   ゲスト:本田 亮さん(サラリーマン転覆隊/環境マンガ家)
 9月10日(日)
  午前:分科会
   1)自然学校はスタンダードになれる? (各自然学校の現状など)
     話題提供:岩木山自然学校・高田さん
          くりこま高原自然学校・佐々木さん 
   2)グリーンツーリズム/エコツーリズム
     話題提供:わかば自然楽校・橋口さん
   3)学校教育・環境教育行政
     話題提供:おおぞら小学校・松山先生(元根井小学校) ほか
   4)持続可能な地域づくり
     話題提供:環境文化のための対話研究所・嵯峨さん ほか
  午後:全体会

▼ミーティング参加費
  一般:¥6,000 (期間中の食費・資料代・プログラム参加費・保険料)
    学生:¥3,000 (撮影・記録・会場準備などの手伝いをお願いします)  
        ※3日目のみ参加 \1,000 (昼食あり)

▼宿泊について:宿泊は4パターン。
      1)体育館・教室(寝袋持参) :無料
      2)グランドテント(寝袋持参):無料
      3)体育館(レンタル寝具)  :500円
      4)市民の森宿泊       :3,000円

▼申込方法:「参加申込用紙」に記入の上、9月3日(日)までに事務局へ。
   (メール版での申し込みを希望の方は、下記の問合先、あるいは
    枝松 hgc00063@nifty.com まで、連絡ください)
        
▼申込・問合先:第8回東北環境教育ミーティング2006青森大会事務局
        白神カヌー工房 相馬孝
        fax:0176-50-8026 e-mail:s-canoe@viola.ocn.ne.jp

 ※案内はこちらにもあります。
   http://www.infoaomori.ne.jp/pensionwonderland/

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【1-3】高エネルギー加速器研究機構(KEK) 施設 一般公開
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高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、9/3(日)に施設の一般公開を
行います。今年も多くの企画を準備しておりますので、どうぞご期待
下さい。

<開催概要>
  日  時 : 9月3日(日) 9:00〜16:30
  参加費 : 無料

<詳細>
  http://openhouse.kek.jp/2006/
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【1-4】プロジェクト・ワイルド 第7回ファシリテーター養成講習会
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■奈良会場
(1)期  日:12月1日(金)9:30 〜 12月3日(日)15:00 2泊3日
(2)会  場:国営飛鳥歴史公園(奈良県明日香村)
        http://www.asuka-park.gr.jp/
(3)対  象:環境教育等に5年以上の指導経験を持つエデュケーター
(4)定  員:30名
(5)参加費:28,000円(宿泊費、食費、講師謝金等実費)
(6)講  師:山本 幹彦氏
   (PWサブコーディネーター、当別エコロジカルコミュニティー代表理事)
※奈良会場は、前泊が可能です。前泊(夕食、朝食、宿泊費)は7,500円です。

■埼玉会場
(1)期  日:12月6日(水)9:00 〜 12月8日(金)15:00 2泊3日
(2)会  場:国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県比企郡滑川町)
                   http://ktr.mlit.go.jp/sinrin
(3)対  象:環境教育等に5年以上の指導経験を持つエデュケーター
(4)定  員:30名
(5)参加費:23,000円(宿泊費、食費、講師謝金等実費)
(6)講  師:小河原 孝生氏
    (PWサブコーディネーター、NPO法人生態教育センター理事長)


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プロジェクト・ワイルド事務局
projectwild@prfj.or.jp
(財)公園緑地管理財団
公園管理運営研究所 普及開発部
研究員   難波 良憲
〒106-0041 東京都港区麻布台2丁目4番5号 メソニック39MTビル11階
最寄り駅 東京メトロ日比谷線神谷町駅1番出口徒歩7分   
電話  03-3431-4865
  FAX 03-3436-4548 
http://www.projectwild.jp

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 理科教育・科学おもちゃがテーマのお店がOPEN
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★科学のおみせ「サイボックス」★

場所:上野・御徒町 御徒町駅南口下車 徒歩5分
日曜・祝日が定休日

http://www.12rikachan.com/scibox/sciboxtop.html
中村理科工業の通販サイト「1・2りかchan.com」の店舗です。
http://www.12rikachan.com/

触って 遊んで 学べる 新感覚の科学ショップです。
通販での人気商品、理科グッズやキット、顕微鏡から書籍まで。
ありとあらゆる商品がお待ちしております。目印は、骸骨君(骨格標本)!

自然観察グッズや、ミルビンなども、常時個別売りしております。
 
━…情報━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
 学生のための環境教育メーリングリストのご案内    
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 本メーリングリストは、環境教育や環境教育に関連したテーマで研究をし
  ている学生、また、これからそのような研究を行いたいと考えている学生
  のためのメーリングリストです。
 該当する学生の方は、この機会にぜひぜひご参加下さい!お気軽にどうぞ!

【対象】
1.環境教育や、環境教育に関連するテーマで研究をしている学生
2.今後、そのようなテーマで研究をすることを考えている学生
3.その他、そのような研究に特に興味のある学生

【参加方法】
 ee_students@hotmail.com まで、件名を「ML参加希望」とし、
本文に、名前(フリガナ)・所属・学年・Eメールアドレスを記入した
メールを送ってください。
なお、記入された各項目は、ML上に公開されます。

その他、ご質問・ご意見等は、本ML呼びかけ人
北海道大学大学院 教育学研究科 研究生
野島智司 ee_students@hotmail.com まで、お寄せ下さい。

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 子どもと自然に関するHP情報の提供
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 自然がわかる、科学が見える「バーチャル未来科学館」

 小中学生向けのHPで、自然や科学の仕組みをわかりやすく解説。
 人間の体から地球・宇宙まで、公的研究所の最先端科学を発信。
 特に、大気汚染、水質汚濁、森林破壊、循環型農業、リサイクル、
 エネルギー問題、ブラックバス問題など、自然に関する問題提起型
 テーマを多数掲載。
 理科・社会・総合的な学習の時間など授業で、科学部の活動で、自
 由研究で、目的に応じて幅広くご活用できます。

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  ◆自然がわかる科学が見える『バーチャル未来科学館』◆
   小中学生向けHP。授業に自由研究にご活用ください。
    http://www.pref.akita.jp/kagaku/
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月刊誌「理科教室」理科教室(星の環会刊) 800円(先着200名様)
「理科教室」は創刊以来45年、自然科学教育に携わる方々に愛読されてい
ます。
読者拡大キャンペーン中で「試読誌」を無料配布しています。出版社にメー
ルで送付先とご職業を明記してメルマガ"子どもと自然"で知ったということ
を伝直接申し込んでください。
この機会に、ぜひご試読を!

 ※あきちゃんが編集人を務めております。学校の先生はもちろんのこと、
  自然科学教育に関心のある方は是非とも読んで頂きたいと思っています。
 ----申し込み先--------------------------------
  (有)星の環会 http://hosinowa.mdn.ne.jp/
  電話 03−5292−0481
  FAX  043−5292−0482
    e-mail hosinowa@pp.iij4u.or.jp
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☆こんなMLを主催しています(詳細は WebPage で)

○学校ビオトープメールリングリスト
  http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/ML/biotope.htm
○対談ネイチャーゲーム(ML)
  http://www.fuchu.or.jp/~okiomoya/ml.htm
○こどもエコクラブML
 http://www3.zero.ad.jp/A.Hirayama/ecoc/eco.htm
○プロジェクトワイルドML
 http://www3.zero.ad.jp/A.Hirayama/pw/pw.htm
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○本メールマガジンには著作権が存在します。本誌の記事を転載される
場合には発行人まで、ご連絡ください。
○"子どもと自然"に皆様の情報、原稿をお寄せください。
 自然と子どもに関するする話題、イベント情報、ホームページ情報
(ホームページの更新、開設)、団体紹介(フィールドレポート)
その他
を掲載させて頂きます。
  原稿送付先 akihiko@hirayama-a.com(テキスト形式で)
○このメールマガジンに対する全てのご意見・ご感想・掲載要望等は、
  akihiko@hirayama-a.com
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 編集・発行:平山 明彦(あきちゃん)
  「子どもと自然」教育研究所 http://www3.zero.ad.jp/A.Hirayama
 ご意見・お問合せは  akihiko@hirayama-a.com

メルマガ梁山泊に参加しています。  http://www.iw-jp.com/ryozanpaku

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