メルマガ:子どもと自然 -環境教育メールマガジン-
タイトル:【子どもと自然】-環境教育メールマガジン- Vol.62 2003/ 3/ 9  2003/03/09


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【週間】子どもと自然-環境教育メールマガジン- Vol.62 2003/ 3/ 9
    http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/mm/mm.htm  配信 5708
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 ◆目 次◆−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 |1.メルマガ日記
  |  ビオトープづくり”をどうすすめるか(1)
  |2.フェノロジー研究会「芽ばえのナチュラルヒストリー」       
 |3.保育所・幼稚園のビオトープ
 |4.自然がわかる、科学が見える「バーチャル未来科学館」
 |・無料・実費配布
 |  月刊誌「理科教室」試読誌
 |☆読者プレゼント
 | 書籍 「漢字とあそぶ 読めそうだけど読めない漢字」       
  |  加納喜光/著  星の環会 1,200円 (税抜)
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 あきちゃんのメルマガ日記 <いのち><きもち><つなぐ>>
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 “ビオトープづくり”をどうすすめるか(1)
1.はじめに
理科の授業の中で、生ものが生きていくのに必要な「場(環境)」を学び
ます。地球 の温暖化地球の砂漠化や野生生物の減少などこれらの場を減少
させていることを知り ます。しかし、生徒達がこれらの問題を実感するこ
とはありません。教科書、テレビ や雑誌の映像で見るだけです。生きもの
生息の場が学校内にあるかどうかを調べて見 ましょう。この問いかけがビ
オトープづくりの第一歩です。これらの場がある場合に は、その場を守る
と共に、さらに多くの種類の生物が棲めるように工夫しましょう (これも
ビオトープです)。ないい場合には新たに場(ビオトープ)をつくりましょ
う。子どもたちの手で学校に生物生息空間を創って、少しでも多くの生物
(数ではな く多様な生物)が棲む場所を学校につくりましょう。学校ビオ
トープは「生きもの好 きの先生」のものではありません。

2.教育的視点から 
教育的視点から学校におけるビオトープをとらえてみると、今まさに推進
がなされている教育改革の目標に一致とする項目が多いのです。「生きる
力」「命」「自然体験」「体験学習」「環境教育(学習)」「総合的な時問」
「キレル子ども」「学力低下」「開かれた学校」「地域の教育力」「生き
物」などのキーワードは学校ビオトープの取り組みによって解消する可能
性が高まってきました。特に「総合的な時問」の設定は、実質的な時間の
確保が保証されていることと、校内で取り組むことの出来る 活動です
1)「いのち」とふれ合う場
 ビオトーブに関わることによって、生徒たちは野生の「いのち」と直接
  触れあうことが可能となります。はビオトーブを通じて、自然の仕組み
  を体験し、命の大切さを学ぶだけではなく、他者への思いやりの心を学
  ぶことができます。
2)環境学習の場
 環境教育(学習)のねらいは「身近な環境に関心をもち、自ら環境保全の
  ために行動を起こす人間を育てる事。」です。すでにいろいろの取り組
  みが行われ、環境学習の教材も指導者も随分ふえてきました。身近で、
 具体的な生き物を対象とした学校ビオ トープの取り組
3)豊かな生態系が全国に出現する。
 全国には数万という学校があり、それぞれの学校が校舎の内外にビオ
 トープとしての生態系空間(生き物のオアシス)をつくり、生き物を
 保全していく活動を展開すれ ば、広大な生き物のネットワークが構築
 されます。
4)地域と一緒に歩む学校づくり
 学校ビオトープづくりに、学校だけではなく地域住民の理解と協力、
 さらには行政や企業の協力を得ることにより、地域ぐるみのパート
 ナーシッブ実現のきっかけとな り、街づくりにも貢献し、コミュニ
 ティづくりに結びつきます。
5)ビオトープづくりは、学び合いの原点
 生徒たちには学校ビオトープづくりは新しい体験学習であり、学びの
 場です。目に する生き物は当然としても、資材やそれを使っての作
 業も初めてのケースが多いと思 われます。すべてがワクワクドキド
 キの体験学習です。完成後とて同じです。季節と共に変化していく
 ビオトープは命と生態系の学びの場です。
                           (次号に続く)

この原稿はある教育雑誌に依頼を受けて書いた原稿の草案です。
学校ビオトープ、ビオトープに関しては論じなければならないことが多く
あります。
学校ビオトープが何の理解もされないまま全国に広まりつつあります。
せめて「これだけは」との思い出書いています。

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 フェノロジー研究会「芽ばえのナチュラルヒストリー」
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日時:3月23日(日)19:30〜22:00
場所:筑波研修センター第二研修室
   (つくば市天久保1-13-5 Tel. 0298-51-5152)
   つくばセンターよりバス約5分または徒歩約20分
   (アクセス案内は生態学会受付付近に掲示予定)
演題:
 「芽ばえの観察から---樹木の生活型との関連やトピックスなど」
八田洋章(国立科学博物館・筑波実験植物園)
 「樹木の実生形態にみる多様性」
        山中典和(鳥取大・乾燥地研究センター)
企画趣旨:芽ばえ(実生)は、種の生活史や植生の動態を探る上で重要である
が、その形態や分類、および生態についてはまだ断片的にしか知られていない。
芽ばえは、親植物にはない(発芽や子葉関係)、あるいは親植物とは異なる
(葉序、葉形、伸長パターンなど)諸特性をもつなど、それ自体も興味深い
研究対象である。今回は、さまざまな種の芽ばえを詳細に観察されてきたお
二人に話題提供をいただき、芽ばえを観察し識別する視座を学ぶとともに、
これまで不十分であった芽ばえに関するコミュニケーションを活性化する
きっかけとしたい。

●終了後に簡単な懇親会、翌日は近くの国立科学博物館筑波実験植物園にて
  八田さん御案内による樹木の観察会を行なう予定です。会員外の参加も歓
  迎します。
●会場の筑波研修センターでの宿泊をお勧めします(二食付き約5500円、但
  し先着20名まで)。宿泊を御希望の方は下記へハガキ、Fax、E-mailのいず
  れかにてお申し込みください。
●申込期限は2月末日としますが、その後でも受け付ける場合もあるのでお
  問い合わせください。
●申込先:大野啓一(〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2 
  千葉県立中央博物館 Fax. 043-266-2481;e-mail: oonok@chiba-muse.or.jp)

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       保育所・幼稚園のビオトープ
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 保育所・幼稚園の関係者から「ビオトープを作りたいの・・・」の相談を受
けることがあります。「参考になる書籍は」とよく聞かれます。今までの本は
学校を中心としたものが多く困っていました。
 フレーベル館からこれに応える本が出版されました。「保育専科」という保
育者向け月刊情報誌の2月号増刊号「みんなで作る いろいろビオトープ」と
いう本です。同増刊号は、東京家政大学の大澤力先生の編著によるものです。
同本は保育者向けに編集されていますが、一般の家庭、小学校に備えて欲しい
1冊です。

 同増刊号は、幼稚園や保育園でのビオトープ作りを紹介する本です。ビオ
トープって何だろう? という素朴な疑問に答え、ビオトープとの生活を通
して変化していく子どもたちの姿と保育者のかかわり方を、わかりやすいイ
ラストと写真で解説してあります。基本的な目次立ては、幼稚園、保育園、
地域、小学校との連携、海外といった5つの異なる環境や場所でのビオトー
プ作りの活動内容を、詳しい実践事例で紹介されています。

*この書籍は書店では取り扱っていません。下記に連絡をしてみてください。
 内容に関するお問い合わせは、斎藤さんまで連絡してください。
 (メルマガを見て連絡をしたといってください)

(株)フレーベル館 編集部保育書編集 担当:斎藤将行
 〒113-0084 東京都文京区本駒込6-14-9
 電話:03-5395-6604(編集部直通)
 FAX:03-5395-6622(編集部直通)

ご購入のお問い合わせは、(tel03-5395-6608 営業部直通)まで
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    子どもと自然に関するHP情報の提供
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 自然がわかる、科学が見える「バーチャル未来科学館」

 小中学生向けのHPで、自然や科学の仕組みをわかりやすく解説。
 人間の体から地球・宇宙まで、公的研究所の最先端科学を発信。
 特に、大気汚染、水質汚濁、森林破壊、循環型農業、リサイクル、
 エネルギー問題、ブラックバス問題など、自然に関する問題提起型
 テーマを多数掲載。
 理科・社会・総合的な学習の時間など授業で、科学部の活動で、自
 由研究で、目的に応じて幅広くご活用できます。

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  ◆自然がわかる科学が見える『バーチャル未来科学館』◆
   小中学生向けHP。授業に自由研究にご活用ください。
    http://www.pref.akita.jp/kagaku/
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-------【月刊誌「理科教室」試読誌無料配布を発売】------------------------

月刊誌「理科教室」理科教室(星の環会刊) 800円(先着200名様)
「理科教室」は創刊以来40年、自然科学教育に携わる方々に愛読されてい
ます。
読者拡大キャンペーン中で「試読誌」を無料配布しています。出版社にメー
ルで送付先とご職業を明記してメルマガ"子どもと自然"で知ったということ
を伝直接申し込んでください。
この機会に、ぜひご試読を!

 ※あきちゃんが編集人を務めております。学校の先生はもちろんのこと、自然科学
  教育に関心のある方は是非とも読んで頂きたいと思っています。
 ----申し込み先--------------------------------
  (有)星の環会 http://hosinowa.mdn.ne.jp/
  電話 03−5292−0481
  FAX  043−5292−0482
    e-mail hosinowa@pp.iij4u.or.jp
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       ◆ 読者プレゼント(1)5冊 ◆
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 漢字とあそぶ 読めそうだけど読めない漢字       
 
 加納喜光/著  星の環会 1,200円 (税抜)
2003年02月発行  ISBN 4-89294-366-5 

 漢字を身につける、思い起こす、新しい発見。重箱読み、湯桶読み、
和尚読み、唐人読み、中国・朝鮮読み、百姓読み、弁慶読み、重ね字読み、
連ね読み、詰まり読みなどが紹介されている。
例題有り、腕試し有り、あそびごころで真面目。 
子どもからお年寄りまで、家族で楽しめる本です。

      星の環会(ほしのわかい)教育書と子どもの本の出版社
 〒162-0056 東京都新宿区若松町33−6菱和パレス2F
          TEL 03(5292)0481   FAX 03(5292)0482
           http://hosinowa.mdn.ne.jp
           hosinowa@pp.iij4u.or.jp
  
 "子どもの心にうったえる"、"子どもとお年寄りの接点を大切にした"、子
  どもから大人まで共に読める本"を出版して約30年。児童書、教育書、環
  境問題を取り上げた書籍は多くの公立図書館、学校図書館から高い評価を受
  け、蔵書として採用されています。さらに当会の書籍は総合的な学習に役立
  つアイデアと指針がふんだんに盛り込まれ、多くの学校の先生方に受け入れ
  られています。

【応募要領】メールの件名に「里山の少年」お書きの上、本文に、
      郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号・職業・本ガジンを
      どこで知ったかを明記してご応募ください。
【応募先】biotope@mx1.alpha-web.ne.jp
【締め切り】 4月10日まで
 
★当選者「豊かな国土」
宮城県 仲田 埼玉県 後藤、中川 愛知県 清川  大阪府 藤田
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☆こんなMLを主催しています(詳細は WebPage で)

○学校ビオトープメールリングリスト
  http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/ML/biotope.htm
○対談ネイチャーゲーム(ML)
  http://www.fuchu.or.jp/~okiomoya/ml.htm
○こどもエコクラブML
 http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/ecoc/eco.htm
○プロジェクトワイルドML
 http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/pw/pw.htm
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○本メールマガジンには著作権が存在します。本誌の記事を転載される
場合には発行人まで、ご連絡ください。
○"子どもと自然"に皆様の情報、原稿をお寄せください。
 自然と子どもに関するする話題、イベント情報、ホームページ情報(
ホームページの更新、開設)、団体紹介(フィールドレポート)その他
を掲載させて頂きます。
  原稿送付先 biotope@mx1.alpha-web.ne.jp (テキスト形式で)
○このメールマガジンに対する全てのご意見・ご感想・掲載要望等は、
  biotope@mx1.alpha-web.ne.jp
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 編集・発行:平山 明彦(あきちゃん)
    http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220
 ご意見・お問合せは  biotope@mx1.alpha-web.ne.jp
 〒299-0114 千葉県市原市泉台4-6-1
        TEL 090-4023-1476  Fax 0436-66-5463

    全国学校ビオトープネットワーク
   〒113-0033 東京都文京区本郷6−2−10−902 
                 TEL  03-3818-0252  FAX  03-3818-8530
   e-mail:info@narec.or.jp   http://www.ds-j.com/nature/jsbn/

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