【子どもと自然】 -環境教育メールマガジン- 38号 2002.08.01 2002/07/31

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タイトル：【子どもと自然】 -環境教育メールマガジン- 38号 2002.08.01 2002/07/31

※※※　子どもと自然 -環境教育メールマガジン- ３８号 2002.08.01　※※※ 　　　全国学校ビオトープネットワーク　発行　　　　　配信数：５４９５バックナンバー　http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000043179 ＝＝<目　次>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 1.連載　学校ビオトープは何を創造したか（3）　　平山　明彦 2.「かけがえのない地球を大切に」作文コンクール 3.「第13回地球環境財団研究奨励金」応募 4. 書評　エコ・エコノミー　レスター・ブラウン著　福岡　克也他　訳 5. 新刊書　ゲーム脳の恐怖　　森　昭雄著 ☆★　プレゼントコーナー　★☆ オーガニックのはなし　水野葉子　著／本田厚二　絵／星の環会　 ※読者拡大キャンペーン中※ 身近な人に購読を勧めてください。購読の申し込みは　<http://www.mag2.com/m/0000043179.htm> あるいは　biotope@mx1.alpha-web.ne.jp　までお願いします。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■　連載　学校ビオトープは何を創造したか（3）　　平山　明彦 3.ビオトープと学校ビオトープ　学校ビオトープと本来のビオトープにはその創造過程、目的に違いがありそれの理解が学校ビオトープの創造には必要である。（資料１）　これからビオトープ作りを考えて、この資料と著者の考えを示した。当然、学校ビオトープ作りには人を含めた地域の調査（自然、伝統文化など）が先立って行われる必要である。 ①学校ビオトープの場・地域の自然・環境学習の場とし、自然の保全と復元を図る　・学校内のビオトープであることを考慮する。　　生活科、理科等の授業、クラブ活動での利用　　子どもたちが自由に出入りできる場所である。　　安全への配慮（多少の危険は自然の一部）　・地域住民の環境学習の場となる。・身体障害者にも利用出来るよう考慮する。 ②復元目標と動植物の導入について　・基本的には生物が戻ってくるのを待つ。・生物が戻らない場合には地域にある身近な自然を手本とし慎重な移植を検討する。・外国産、園芸種は極力導入を控える。・植生管理においては自然が持つ復元力を生かす。・池中心のビオトープだけではなく、草原型、雑木林型ビオトープも作る。 ③ビオトープを継続的に維持・観察する組織・学校内のクラブ、委員会にビオトープを管理・維持・観察組織を結成する。・生物発見カードなどを利用し、ビオトープで見られた生物を確認する。・地域にビオトープを管理・維持・観察ボランティア組織を結成する。 ④情報の公開・インターネットのホームページを開設し、育成管理の経過、観察された生物、戻ってきた生物を公開する。・広報誌（ビオトープ通信）を発行する。　・インフォメーションセンターの設置空教室を利用してビオトープに関する資料（自然に関する統計資料、生きものの写真）、生物が戻ってくる様子を掲示する。（次号に続く）＊環境情報科学　31卷１号49巻53頁　2002年より一部を加筆し転載しました。本論文を希望者にお送りしております。封書に１２０円切手を同封の上し、送り先をお知らせください。別刷請求先：郵便261-8502 　　　　　　千葉県千葉市美浜区真砂1-2-2 　　　　　　東京歯科大学・アイソトープ研究室　　　　　　平山明彦　　 ※前号までので別刷希望者にはすべて発送しました。　お手元に届いていないようでしたらご連絡をください。　（biotope@mx1.alpha-web.ne.jp）　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■□ 【自然保護/参加しよう！】全国中学生・高校生「かけがえのない地球を大切に」作文コンクール　募集開始！　　　　　　はじまりは、君からのメッセージ ☆ＷＷＦジャパンとボルボ・カーズ・ジャパンでは、全国の中学・高校生から環境や自然をテーマにした作文を募集しています。　http://www.wwf.or.jp/join/campaign/sakubun/index.htm このコンクールは、次世代を担う中学・高校生に自然や環境問題について知り、考えてもらうきっかけを作ろうと、ＷＷＦジャパンとボルボ・カーズ・ジャパンが共催で1992年より実施しています。毎年、全国の中学・高校生の皆さんから、多くの素晴らしい作品をお寄せいただき、その数はこの10年間で292，024点にもなりました。宇宙に一つしかない「かけがえのない地球」。この地球の未来がどうあるべきか。より豊かな地球を築くために、私たち一人一人は、毎日の生活の中でどのような選択をしてゆくべきなのか。将来を担う新たな世代の人たちと環境について一緒に考えるきっかけにしませんか？　周りの方々にもぜひご紹介ください。学校のクラス単位でもご参加いただけます。 ☆応募される、中学・高校生の皆さんへ　ごみ、水資質汚染、温暖化、森林破壊、絶滅の危機に瀕する動物たち・・・。最近ニュースや新聞で毎日のように耳にする自然破壊や環境問題。でも、どこか遠くの世界で起こっているものだと思っていませんか？　近年、急激に進んでいる環境問題は、次第に身近なものになりつつあります。毎日の生活の中で、あなたの身の周りで起きている自然・環境問題とは、どのようなものですか？　なぜ、そのような問題が起きているのでしょうか？　その問題についてあなたはどう考え、そして何をすべきだと思いますか？あなたの意見を聞かせてください。 ☆　詳しくは下記のサイトをご覧下さい。　　過去の入賞作品などもお読みいただけます。　http://www.wwf.or.jp/join/campaign/sakubun/index.htm ☆　なお、締め切りは10月31日です。 ☆　最優秀賞に選ばれた10名の方は、「環境保全視察団」として　　スウェーデン・スイスへご招待します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 世界自然保護基金　　ＷＷＦジャパン〒105-0014　東京都港区芝3-1-14　日本生命赤羽橋ビル6F Tel:03-3769-1711(代)　 Fax:03-3769-1717 　ＷＷＦジャパン　http://www.wwf.or.jp/ 　ＷＷＦインターナショナル　http://www.panda.org ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■□ 「第13回地球環境財団研究奨励金」応募［目的］　地球規模ならびに地域の自然環境の保全と創造に関する分野の研究を奨励し、学術の振興および社会の発展に寄与することを目的とします。［対象］　a.　自然環境の保全と創造に関する分野の斬新な理論的・実証的研究。ただし、本年度は下記項目の研究に限ります。（１）森林の保護・再生あるいは都市緑化に関する研究（２）バイオ技術の応用による公害の防除、環境の保全に関する研究（３）自然環境保全・エコロジーを基調とする文明論に関する研究（宗教・倫理・哲学・経済・法学・政治学など）　b.　研究期間は1年見当で一応成果が期待できるもの。　c.　同一研究に対し他の奨励金を既に受けているものでも選考の対象になります。　d.　個人による研究、グループによる共同研究のいずれでもかまいません。　e.　在日留学生などの外国人が応募しても差し支えありませんが、日本国内における研究に限られます。また、この場合の使用言語は日本語または英語とします。［奨励金額］本奨励金は、支給対象となる研究1件つき20万円から30万円の範囲(10 件程度)で、審査委員会が認めた金額を支給します。［応募手続］　a.　推薦者　奨励金による研究助成の応募に際しては、申請者の所属する機関の最高責任者またはそれに準ずる資格を有する方（大学の場合は学部長以上）の推薦が必要です。　b.　助成の申し込み　奨励金による研究助成を申し込まれるときは、研究奨励金交付申請書(別紙書式)1部に所定の記入を行い、当財団事務局に提出してください。　c.　申し込み期間　申請書の提出期限は2002年8月31日(消印有効)とします。［選考］　当財団理事会において選任された審査委員により構成される審査委員会において、提出された研究奨励金交付申請書に基づき、助成対象となる研究の選考を実施します。［助成の決定］　上記審査委員会の選考を経て、2002年9月下旬に当財団理事会が決定します。［選考結果の通知］　選考結果は本人宛郵便にて、採否および交付金額などを通知します。［奨励金の交付］　奨励金の交付は、選考結果に基づき2003年4月下旬、所定の方法により行います。［報告の義務］　奨励金の受領者は、助成対象となった研究の成果を当財団の定める期限までに報告してください。なお、助成研究を中止するときは、中止の理由を説明する書類を添えて遅滞なく報告してください。この場合、交付済の奨励金は原則として当財団に返戻するものとします。［研究成果の発表］　本奨励金を受けた研究の成果は、当財団が発行する「地球環境研究」によって発表します。また、本人が学会、学術雑誌、単行本、その他の方法で発表するに際しては、「地球環境財団研究奨励金」の助成による研究である旨を追加して付記してください。［問い合わせ先］　財団法人　地球環境財団〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町52-5　宮尾ビル2階　 tel 03-5369-4821　fax 03-5369-4825 E-mail：fukuoka@earthian.org URL：http://www.earthian.org ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■□　書評　□■　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平山明彦 ○エコ・エコノミーレスター・ブラウン著　福岡　克也他　訳 2002.4／415頁／ 2500円＋税／家の光協会　著者は米農務省の官僚を辞めて「ワールドウオッチ研究所」設立した、環境論者であり、「地球白書」の創刊者です。　本書では「生態学者と経済学者が協力して、環境負荷のコストを計算し、課税すべき」の政策論を展開している。また、現在の経済政策が破綻することを中国を例わかりやすく解説されています。京都議定書が世界各国で批准されるるようになってきましたが、本書を読み地球温暖化より、食料危機が最大の問題になるのではないかと思いました。環境問題に興味の興味がないという人にも是非とも読んでほしい本です。ここに新聞、雑誌等で書評した本と筆者が編集した本が置いてあります。 http://www.esbooks.co.jp/myshop/aki28888 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■□　新刊書案内　□■ ○ゲーム脳の恐怖森　昭雄　著 2002.7／176頁／ 660円＋税／日本放送協会出版会　生活人新書　脳科学書の著者はテレビゲームが人間の脳に与える影響を、前頭葉の脳波を測定、解析することで明らかにした。ゲームに熱中している人の脳は、ベータ波が激減し痴呆者の脳とそっくりだそうです。幼い頃からテレビゲームに親しんでいる「ゲーム脳」はゲームをしていない時でも働きが鈍くなっていること一目瞭然。ゲームにはまっている子に、この脳波のデータをしめしたら、怖がってゲームをやめると著者は言う。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◇プレゼントコーナー◇■　 ○オーガニックのはなし　水野葉子　著／本田厚二　絵／2002.5／55頁　星の環会 1300円＋税／星の環会　こどもと考える環境学　7巻オーガニック認証制度が本格施行されてから、１年以上経つが、まだオーガニックのことを知らない方の方が多い。本書では、より幅広い層の人々にオーガニックのことを理解してもらうために絵をふんだんに入れ、説明もわかりやすくしている。　また姉妹書として、著者の１８年間のオーガニック生活から食べ物選びの基本ポイントと生活のアイディアを主体にしたオーガニック生活の本、「オーガニックな生活」あわせせてお読みください。「子どもと考える環境学」は、環境を守るということは人を含めた生き物が健康に生きていくこと。そのためには「食を守ること」ことが大切であり、「食を守るまもる」ということは、「農を守る」ことであり、「農を守る」ことが「地球環境を守る」ことにあることをわかりやすく解説している。（有）星の環会は"子どもの心にうったえる"、"子どもとお年寄りの接点　を大切にした"、子どもから大人まで共に読める本"を出版して約３０年。　児童書、教育書、環境問題を取り上げた書籍は多くの公立図書館、学校図　書館から高い評価を受け、蔵書として採用されています。　さらに当会の書籍は総合的な学習に役立つアイデアと指針がふんだんに盛　り込まれ、多くの学校の先生方に受け入れられています。プレゼントを希望の方は　件名にプレゼント希望と記入し本文に１．氏名　２．住所　３．ご職業　４．本メールマガジンをどこで知ったかを記入し下記のアドレスまでお送りください。　　　応募締め切りは２００２年８月２６日。　　　当選者名は第４０号のメルマガ誌上にて発表させていただきます。　プレゼント応募先　biotope@mx1.alpha-web.ne.jp 　応募者多数の場合は抽選となります。　なお、応募者には有用情報が今後届くことがあります。　応募者はメールマガジン購読者に限らせて頂きます。当選者　「天敵のはなし」徳島県　中原正治　兵庫県　細川敬三　東京都　手嶋洋子＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■学校ビオトープメールリングリスト■ 学校に、地域に、ビオトープを！　　野生生物の生息空間を保全あるいは創りだそうと、今、いくつもの学校が、地域が取り組み始めています。そんな方たちの繋がりを求めて、学校ビオトープのメーリングリストを開設しました。（現登録者　500名）メンバーは、各地でビオトープに取り組む学校の先生をはじめ、日本生態系協会、学校PTA、地域住民・・・と様々です。　それぞれの地域色を生かした、豊かな生態系を育んだビオトープが持続できるよう、多くの人の経験や知識を出し合える場を作っていこうと、皆、意欲的です。　学校ビオトープは子どもと自然が分かち合える場を、環境学習、総合的学習の場を学校、学区という子どもたちの身近なところに整備するものです。生態学的にみたビオトープとは異なる面も多々見られます。学校ビオトープのあるべき姿などを皆さんで話し合いましょう。学校ビオトープの実践例等を紹介し合いましょう。　子どもと自然に関する話題も歓迎いたします。　学校ビオトープに関心のある方、子どもと自然の関わりに関心のある方、今後関心を持ちたい方、ぜひ参加下さい。学校ビオトープＭＬは以下のURLから登録出来ます。 <http://wing.zero.ad.jp/~zbh98220/biotope/biotope.html> 登録しますと管理者から確認のためのメールが届きます。またホームページを閲覧出来ない方は biotope@mx1.alpha-web.ne.jp までご連絡下さい。管理者が手動で登録いたします。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ "子どもと自然"に皆様の情報、原稿をお寄せください。自然と子どもに関するする話題、イベント情報、ホームページ情報（ホームページの更新、開設）、団体紹介（フィールドレポート）その他を掲載させて頂きます。　原稿送付先　biotope@mx1.alpha-web.ne.jp （テキスト形式で） ●本メールマガジンには著作権が存在します。本誌の記事を転載される場合には　発行人まで、ご連絡ください。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ◆このメールマガジンに対する全てのご意見・ご感想・掲載要望等は、　biotope@mx1.alpha-web.ne.jp（メールアドレスが変わりました）まで、　お気軽にご連絡下さい。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿子どもと自然 -環境教育メールマガジン-　　　編集・発行人　全国学校ビオトープネットワーク　　平山　明彦　　編集部　〒299-0114　千葉県市原市泉台4-6-1 電話 090-4023-1476 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

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