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タイトル:いいオトになるための投資の格言(2)  2004/01/14


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☆   いいオトコ研究会 (いい男とは?)  04年1月14日 第94号
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       それは、自立成長型の男、自分人生の経営者である男
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▼▼今週のテーマ▼▼ >>投資の格言(その2)

昨年、「”いいオトコ”になるための自分人生経営手法」について
数ヶ月に渡り配信してきました。

いいオトコになるために必要な経営戦略。
同じくマーケティング、人、そしてファイナンス。
ファイナンスの中で、その根幹が「投資理論」でしたね。

また、投資理論の中で、年末最後にお送りした「投資の格言」
大変なご好評を頂戴しました。
今号も、”いいオトコ”になるために参考になる
「投資の格言」その2をお送りします。


▼ブスおとこ君

今日は希望しているA社の入社試験。
面接の達人という書籍を読み、自己PRは準備万全。
「留学経験があり英語が得意。」
「国際的なビジネスには自信があります」が最大のPR。

そして見事合格。配属は、国際部。
だが、半年後には、仕事についていけなくて辞めることにした。

そう言えば英語が得意というのはかなりの過大なPR。
留学経験は、たかが1週間、イギリスに超短期留学をしただけだった。


▼”実体の伴わない相場は長続きしない”

この格言の意味は、
たまたま株価が上昇しても、その企業の実体が伴わないと、
すぐに化けの皮がはがれて、株価は下落するということ。

会計操作や過大なPRによって、株価を高めようとしている企業がある。
でもそんなもの、すぐに世の中にバレてしまうよ、ということも言っています。

ブスおとこ君。よくあるパターンですね。
自己PR能力、プレゼンテーション能力は重要です。
でも、とりつくろった内容、うわべだけの薄い中身だと、
必ず化けの皮がはがれると思っていたほうが無難です。

入社試験。
面接のハウツー本を読むことは確かに参考にはなるでしょう。
でも、多くの面接官は「これはハウツー本から引用したな」ってわかるもの。

また、たまたまブスおとこ君のように見事合格でも、それはかえって不幸かも。
だって、自分の実力では手が届かないレベルのことを、
会社側は「彼(彼女)は出来るんだ」と信じて配属するのだから。
で、実力の無さはいつしか露呈し、本人が苦労するだけ。

20歳の人は、既に20年間も生きてきた。
それを一晩でレベルアップしようなんて、土台無理な話。
上っ面だけの過大PRや、その場しのぎのハウツー本引用は、
かえって不幸になる可能性大だと思って、自分人生を経営していきましょう。

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▼ブスおとこ君

小学生の子供を持つブスおとこ君。
いい学校=いい人生っていう図式を今だに持っており、
子供は、お受験で著名な私立小学校に入学させた。
電車に乗り継いで1時間もかかるのだが。

ところが、突然子供が登校拒否に。
学校が嫌だから、ってのが理由らしい。

でもブスおとこ君、学校の様子はわからない。
わからないから解決策が生まれない。

一方、いいオトコ君は、小学校くらいは地元で、
ということで子供を地元小学校に入学された。

同じように子供が登校拒否になったが、
地元の人の噂で、その原因は直ぐにわかった。
早速自転車で学校に行き、担任と相談。
もちろん即解決したようだ。


▼”遠くて知らないものには手を出すな”

知らない銘柄より、身近で馴染みのある銘柄に投資しなさい。
という教えです。

例えば、同じリスクとリターンの投資商品でも、
ブラジルの債券よりは、地元の自治体が発行している債券に投資する。

株価が好調だが、何をやっているかよく理解できないネット企業よりも、
まだ株価は低迷しているが、身近で理解し易い業種の企業に投資する。
これが、投資の基本です。

ブスおとこ君の例。
もちろん著名小学校に入れるよりも地元に入れるべき、
なんて言っているわけではありません。

ここで言いたいのは、著名か否かなどで何かを選択しても、
自分とは馴染みが薄いとか、遠隔地だとか、
「情報的にも、物理的にも自分から遠い存在」に手を出すことは、
非常に高いリスクを有しているとういことです。

地元という「情報が入りやすく、実際に見に行くことも容易」ということは
精神的にも実際の面でも、非常にプラスに働くということです。

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▼ブスおとこ君

隠れ家のような和食屋やBar、まだまだ人気だ。
そこでブスおとこ君も、グルメ雑誌で見た「お薦めの隠れ家的和食屋」に、
お付き合いしたいと思っている女性を誘ってみた。

「ここは、隠れ家のように静かでお洒落な店なんだ」
という誘い文句と共に、その女性とお店に向かった。

ところがところが、雑誌に出ただけあって人気の店。
店頭では、人々が順番待ちで行列していた。

「行列が出来ているなんて、隠れ家とはいえないわね」
という彼女の言葉を無視し、店内に。

今度は、レジの前も廊下も、結構な人混み。
予約席に着くと、横で騒いでいる学生たちの大声が耳に入る。

帰り際に「なんだか、普通の居酒屋みたいだったわね」
という彼女の声は、「もう誘わないでね」という意味だったのだろうか?


▼”知ったらおしまい”

情報が一般に知られたら、その情報にはたいした価値が無くなり、
投資の判断には役立たなくなるどころか、かえって邪魔になる。
という意味です。

例えば「画期的な商品を開発した」というA社。
画期的な商品が世の中に出て、収益が上がることでしょう。
収益が上がるので、株価も上昇します。

この「画期的な商品の開発」という情報。
世の中一般に出ていない限りは、価値のある情報。
A社の株に投資するのは得策ですね。

ところが情報が世の中に出てしまったら、
既にA社の株価は、上昇してしまっているはず。
そこでA社の株に投資しても、得策ではないかもしれません。

一般に知られる前に、お店に行くとか、物を買うとか、何かに投資する。
一般に知られてからは、既にそこから撤退し、
また次の「知られていない情報」を探す。
これが、自立成長型の人の行動パターンです。

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▼ブスおとこ君

知り合いの多くが、○△□という資格を取得した。
聞くところによるとこの資格、仕事や転職に非常に有利だそうだ。
また、今ならセミナーを受講するだけで、簡単に資格が取れるらしい。

そこでブスおとこ君もチャレンジ。
もちろん、セミナーを受講したので晴れて○△□の有資格者。

ところが1年後。
転職しようと、履歴書に○△□の資格を記載しても、何ら効果無し。

漸く転職が出来、名刺にその資格を記載したが、
名刺を受け取った多くの人が「なーんだこれか」っていう反応。

結局、多額のセミナー代を支払って取得したこの資格、
ほとんどそれを活かす場面は無しだった。


▼買いやすい時は深呼吸、買い難い時は勇気

周りの多くの人が手を出していて、しかも手に入れ易い。
そんな時、どうしても「乗り遅れたくない」という心理が働き、
冷静さを欠いて、自分も手を出してしまいがちですね。

逆に、多くの人が反対していて、しかも手に入れるのが難しい。
この場合は、自分も手を出さないことでしょう。

でも、投資理論的には、この逆をお薦めするというもの。
冷静さを欠いている時は深呼吸をし、
皆が反対している時こそ、果敢な勇気が大切。

考えてみれば、多くの人が手に入れていて、しかも手に入れ易い。
そんなもの、株にしろ、資格にしろ、洋服にしろ、
手に入れても、あんまし自慢にもなりませんね。

「乗り遅れたくない」という心理をグッと抑え、
深呼吸してから、手を出すか、投資するかなどを判断して下さい。


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▼▼次週のテーマ▼▼ >>投資の格言 その3

投資の格言を、自分人生経営に活かす。
これが、”いいオトコ”になるにはお薦めです。

次週(1月21日)も、投資の格言、その3をお送りします。




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   発行人     上原 貴志 (いいオトコ研究会 代表) 
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