メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:いいオトコは、自分という商品を理解している  2003/10/08


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☆   いいオトコ研究会 (いい男とは?)  03年10月8日 第81号
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▼▼今週のテーマ▼▼ >>貴方という商品

市場を細分化し、戦う場所も定めた。
そして、売込み。

でも、売込む前に、「自分という商品」、
これを理解しておく必要があります。


▼ブスおとこ君

20代の頃のブスおとこ君は、
気軽さと素朴さが売り物だった。
狭いアパートには、1本2,000円のウィスキーと、
コンビニで買ったツマミしかなかったが、
いつも多くの友人が訪れたものだ。

そんな彼、30代に入り独立起業で成功。
港区・青山に購入した150平米の高層マンションには、
ワインセラーもあり、とてもGパンでは訪れにくい雰囲気を
かもし出している。
訪れてくる人々の中には、過去の友人たちは一人もいない。


▼会社勤めの貴方の、「自分という商品」

自分自身を「商品」と見なすことの重要性。
何度か述べた通りです。

会社勤めの場合、会社の利益を高める。
会社が目指す方向に何らかの貢献をする。

その対価としての報酬が、給料であり、業績評価ですね。
つまり、自分という商品を会社に提供した。
その見返りってこと。

ブスおとこ君の中には、これを勘違いしている人がいます。
「こんなに働いているのだから、もっと給料をもらって当り前だ」
とかの不満タラタラ。

「こんなに働いている」こと自体に、
会社は給料を払うのではありませんよね。
あくまで、その商品の中身に払うもの。

鮮度の落ちた魚ばっかを売っている魚屋が、
「一生懸命セールスしているのに、誰も買ってくれない」
って嘆いても、皆さんも買い物はしないでしょう。

「どうやったら評価されるのか、わからない。」
とかの不明瞭グダグダ。

これではまるで、商品開発を諦めたブランド・メーカーと同じ。
顧客のニーズを掴む、それに応じる努力を怠り、
単に「わからない」で逃げているだけですよね。


▼恋人と時を過す貴方の、「自分という商品」

恋人が、限られた自分の時間を、貴方と一緒に過ごす。
これは、「貴方という商品」から、何かを受け取ることが
出来るから、貴重な時間を費やしてくれているのです。
つまり、彼女の時間という対価を貴方は得ている。

もちろん「貴方という商品」は、目に見える貢献だけではなく、
もっと精神的なこと、見えないことが多いことは、
言うまでもありませんが。

「あいつ最近、デートに応じないな。ふざけやがって」
と怒っているブスおとこ君。
ふざけているのは、ブス君の方ですね。

彼女は、限られた貴重な時間をデートに振り当てる。
そして、その価値が無いと思ったから、デートに応じない。
基本的には、こう考えたほうがいいでしょう。

彼女のことを怒っている場合ではなく、
まずは「自分の商品価値」が下がっていることを
自省することが先決です。

「あいつといても、つまらないから、嫌だ。」
と、嘆いているブスおとこ君。
つまらないのは、ブス君の方です。

恋人同士、充実した時間を過す。
そんなの当り前。
それが出来ない、半分以上の責任は、
自分にある、自分という商品にあると思うべきでしょう。


▼もっとひどい人の、「自分という商品」

もっとひどいのが、彼女をゲットするのに失敗したブスおとこ君。

合コンが終わって、何も収穫の無かったブスおとこ君。
「今日の女、皆わかっちゃいないよなー」だって。
わかっていないのは、ブス君なのに。

ナンパで声かけた女の子から無視されたら、
「なんだよ、ブスのくせして」だって。
最悪のブスおとこですよね、そんなブス君は。

結婚生活も同じ。
妻は、まさに「夫という商品」に、
生活の一部、若しくは人生の過半を預けている。

だから、その商品価値を維持向上させるのが、夫の責務であるはず。
にも関わらず、その責務を放棄するばかりか、
カミサンの悪口を平気で口外。

話になりませんね。


▼商品価値

いずれの例も、「自分という商品」に何らかの価値があり、
それに対し、会社であれば「給料」、恋人であれば「時間」、
妻であれば「生活・人生」という
貴重な「財産」を与えてもらっているのです。

だから、「自分という商品」の中身を把握し(自己認識)、
「自分という商品」の価値の向上に努め(自己向上)、
それを相手に伝えていく(コミュニケーション)。
それが、必要とされる基本動作です。


▼商品構成の円

では、「商品」をどのように把握すればいいのでしょうか?
それは、商品がどんな構成になっているかを、まずは理解することです。

お手間をかけて恐縮ですが、紙とペンを用意して下さい。

大・中・小、三つの円を、
中心点を1つにして、描いて下さい。
そう、矢(ダーツ)の的のように描けましたね。

そして、一番内側の小さい円の中に、
「商品のコア」と太字で書き、細字で「ベネフィット」と書いて下さい。

次に、ニ番目の円の中に、
「商品の形態」と太字で書き、細字で「ブランド」、「品質」、「
デザイン」
と書いて下さい。

最後に、外側の一番大きな円の中に、
「商品の付随機能」と太字で書き、細字で「信用」、「アフターケア」
と書いて下さい。

出来ましたでしょうか?


▼商品構成の説明

以上の各々についての説明を、
自動車という「商品」を例にとって説明します。

「商品のコア」とは、顧客がその商品を購入する際の
中心的なベネフィット(顧客にとっての利益)。
顧客の本質的なニーズを満たす機能のことです。

自動車の場合、人を乗せて運ぶという運搬機能が、
ベネフィットであり、商品のコアとなります。

商品のコアを囲んでいるのが、「商品の形態」。
ブランド、品質、デザインなどのことです。

自動車の場合、いうまでもなくTOYOTAとかSUZUKIなどがブランド。
燃費や安全性というのが品質。
色やスタイルというのがデザイン。

そして商品のコアや形態に付随する「商品の付随機能」というものが
あります。
これは商品自体に付随しているわけではないが、
顧客にとって価値が認められる機能のこと。

自動車であれば納車、アフターサービスや保証などが該当します。


▼「自分商品」の構成

これを「自分という商品」に当てはめてみましょう。

自動車で言う「商品のコア」が、運搬することなら、
貴方という「自分商品」のコアは、何でしょうか?

貴方の周辺の人々(同僚、恋人、友人、家族etc)が、
貴方から得られる中心的なベネフィット(利益)のこと。

もちろん、目に見えるもの、見えないもの。
経済的なこと、精神的なこと。
何でもOK。

いいオトコ君は、几帳面でマジメな会計士。
会社に対して提供している商品のコアは「正確な会計処理」。
恋人に対しては「誠実な恋愛関係」。

次に、貴方という「自分商品」の形態は、何でしょうか?
商品のコアを包んでいる「貴方」のブランド、品質、デザインのこと。

上述のいいオトコ君。
ブランドは、何と言っても几帳面でマジメさ。
顧客(周辺の人々)が受ける彼のイメージそのもの。

だから品質は、徹底的にマジメで几帳面を追求していく。
デザインも、マジメっぽさを表現するファッションや髪形。

そして、貴方という「自分商品」の付属機能は、何でしょうか?
商品には直接くっついていないけど、周辺の人々が認める価値。

いいオトコ君は、几帳面さゆえ、会社に対しては、会計処理という
コアの商品以外に、部内のITシステムを手伝ったり、
部内の住所録を毎期更新したりしている。


▼一貫性

また、自分商品の構成は、コアも形態も付随機能も、
一貫性があることが必要です。

高級品の提供というコアを商品としている百貨店が、
その包装紙(形態)をみすぼらしくしないのは当然。

気軽に買えるカジュアル感が売り物のチェーン店が、
入り口を入りやすくする(付随機能)ことも当然。

冒頭のブスおとこ君。
気軽さ、素朴さというコアと、
それを包むはずの形態や付随機能が、
かけ離れてしまったのですね。


▼どこが重要か?

もう1つ述べることは、
商品を構成するこれら3要素の中で、
貴方にとって、どれが最も重要かということを、
見極めておく必要があります。

例えば、立ち食いそば屋でアルバイトをしている人。
商品のコアは、「店頭で売り子をする」こと。
この場合、自分のファッション(形態)や、会話力(付随機能)よりも、
徹底的に「効率的に仕事をこなす」というコアが最重要。

一方、最高級フレンチ・レストランの店員。
商品のコアの1つは、そば屋同様、「売り子」。
ただこの場合、ファッション(形態)や会話力(付随機能)が、
コア以上に重要となってきます。

これを、貴方自身に当てはめてみて下さい。
3つの要素であるコアや形態、付随機能が何なのか?
それと同時に、どの要素が一番重要なのかって。


▼最後に

立ち食いそば屋とフレンチ・レストラン。
チェーンの安売り店と高級百貨店。

どっちが偉いとか、どっちが優れているってこと。
一概には言えませんね。

人間だって同じ。
立ち食いそば屋型の人がいたっていいし、
フレンチ・レストラン型の人がいたっていい。

要は、どっちなのかを明確にすることと、
明確にしたら、それに一貫性を持たせることです。

ゼニアのスーツにエトロのネクタイ姿で、
立ち食いそば屋の店頭に立ったり、
GパンTシャツ姿で、
高級百貨店の店員をする。
そんな人には、ならないで下さいね。


▼女性の方へ

男の本質的な魅力よりも、身につけているブランド品や、
乗っている車などの外見的なことで、男性を選ぶ。
今どき、そんな女性はあまりお目にかかりませんね。

でも、なぜか男性の中には、それがわかっていない人が見受けられます。
勘違いしている男性を、正しい方に導くのは、
やはり、女性である貴女からのアドバイスが一番。

そして、何が本質的な魅力なのか?
それを本人に気付かせるのも、女性である貴女の視点が必要です。



▼▼次号のテーマ▼▼  10/15配信

>>ブランド

自分という商品が何なのか?
そのコアとは何か?
これらがわかった。

後は「自分という商品」のブランドを作り上げること。
さあ、いいオトコになるための核心の1つ。
「自分ブランド」について、
次週10月15日、お送りします。



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