メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:いいオトコは、自分の売り込み先をわかっている  2003/10/01


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☆   いいオトコ研究会 (いい男とは?)  03年10月1日 第80号
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▼▼今週のご挨拶▼▼

久しぶりに四国に行ってきました。
いつ行っても、自然も人柄も料理もGood。
どこかの大都会とは比較にもなりません。

高知・四万十川では、野原で小学生の男の子と女の子が、
ワンちゃんのように走り回っていました。
TVゲームに耽っている都会の子供たちと比べると、
どっちが人間っぽいでしょうかね。

愛媛・道後温泉では、20代の若手社員が、
イキイキと目を輝かせて、観光案内をしていました。
なんとなく会社に入ってしまい、
関心事と言えば、通勤時の漫画本と夜の合コンだけ。
そんな都会の若手社員の何十倍も幸せですね。

そして、いいオトコの比率も、高いのではないでしょうか。

地方分権、地域回帰、Iターン、Uターン。
流行の言葉から、当り前の言葉になって久しいですが、
この現象、もっともっと進んだらいいなと思うのは、
私だけではないでしょう。


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▼▼今週のテーマ▼▼ >>標的を定める

自分分析と周辺分析を行った。
「弱み」を「強み」に転換することもした。

では、その結果、自分はどこに向かって、
どうやって売り込むのか?
どんな人々や環境を相手にするのがいいのか?


▼ブスおとこ君

ファッションに自信のあるブスおとこ君。
クラシコ・イタリア系から、ハデハデ・モード系まで、
幅広く取り揃えている。
ところが、誰からも「お洒落だね」って褒められたことが無い。

知合いが多いことでも自信があるブスおとこ君。
アドレス帳は、整理しきれないほど一杯だ。
ところが、彼の名前を登録している人が少ない。
この事実を彼は知らないらしい。

部内の会議に出席したブスおとこ君。
「これは理論的に反対だ」という皆の意見に同調し、
彼も、反対理由を理論的に述べた。
ところが別の場所で、「直感的にこれはOKだ」という会議があり、
彼はそれにも同調。
1年後、単なる伝書鳩以外の役割が彼には与えられなくなってしまった。

野球チーム。
ピッチャー、キャッチャー、内野手、外野手。
なんでもこなせるオールラウンド・プレーヤー。
でも、1つだけダメなものがあった。
それは、いつまで経っても、レギュラーになれないことだ。


▼マーケティングの具体化

貴方が活かせる機会(市場の機会)と、それに対する脅威(市場の脅威)、
及び貴方の強みと弱みの分析により、
どのような土俵で戦えば勝てるのか、
ある程度定めることが出来るようになりました。

では次に行うことは、勝てる土俵(市場)とその技(ポジション)を、
具体的に見つけ出す作業です。

第一段階は市場の細分化(セグメンテーション)。
不特定多数の貴方の知合いや周辺の人々(=顧客)を、
そのニーズや行動スタイルの違いによって、小集団に分けることです。

第二段階は標的市場の選定(ターゲティング)。
分けられた市場セグメントを評価し、貴方が参入すべき市場セグメントを
選定することです。
つまり、第一段階で細分化した市場の中で、
貴方が勝てそうな、自分を活かせそうなものを選ぶのです。

第三段階はポジショニング。
第二段階で標的にしたターゲット内で、
他人に対し、貴方という「商品」が、競争上有利な立場になるように
位置付けることです。

では、以下その詳細に付いて解説します。


▼市場細分化(セグメンテーション)

周辺の人々(=顧客)全体に対し、貴方という「商品」を提供し、
万人から認められれば、言うことはありません。

でも、「貴方一人で顧客全員を満足させる」ことは不可能でしょう。
時間も能力も一人分しかない貴方が、
多種多様な人々に好かれる、認められるなんて、無理ですよね。

一方、人々(顧客)のニーズが多様化、高度化し、
ちょっとやそっとのことで、顧客は満足してくれません。
また、ネットやコンビニ等、便利になった現在では、
貴方の代替役は、いくらでもいます。

そこで、顧客に入り込み、貴方という存在理由を認めさせ、
貴方という商品を「ブランド」化しなくてはなりません。

貴方というブランドを認めさせるには、
顧客一人一人のニーズにマッチさせなくてはならない。
でも、貴方の時間や能力には限界があります。

そこで、不特定多数の顧客を、
同じ性質やニーズを持つセグメント(固まり)に分け、
あるセグメントに照準を定めて、
自分人生という限られた資源(時間・労力・カネ・能力等)を投下する。

この考え方が必要となるのです。

銀座の高級百貨店という顧客の層と、駅前安売り店の顧客層では、
そのニーズが大きく異なり、企業もそのニーズに合わせていきます。
銀座高級百貨店に行く顧客を満足させるには、
品質の高い品揃えや、店に入っただけでラグジュリーな雰囲気を
感じさせる必要があるし、
駅前安売り店に行く顧客は、そんなラグジュリー感覚よりも、
安くて手際よく商品を提供してもらうことを望みます。

論理的な説明を好む上司と、体力勝負のスーパー営業マンを好む上司。
業績評価は、短期収益が主の企業と、長期的視点が主の企業。
派手好きな女性と、地味好みの女性。
その時楽しければ派の友人と、相互向上を求める友人。

セグメントは、その所属している場所によって、
いろいろとありますね。


▼標的市場の選定(ターゲティング)

このように細分化された市場に対し、
貴方はどの市場で戦っていくかを選定していくことが必要となり、
そのことを標的市場の選定と言います。

ターゲットを選定していくには以下のことを考慮し、
総合的に判断することが求められます。

貴方の強み;貴方の強みや特徴。

市場規模;ターゲットにしようとしているセグメント(人々の集団)の規模。
「世界であの人にだけ認められればいい」なんていう人もいるでしょうが、
この際それは例外とし、「あまりにも母集団が小さいセグメント」だと、
こじんまりした人生になってしまいます。

ライフサイクル;貴方が人々に提供する具体的な事。
このライフサイクルを検討する必要があります。
「これから注目される」ことなのか、「もう衰退期で流行遅れ」なのか。
折角がんばって手に入れた「資質や能力」も、誰も認めないようでは、
意味がありませんので。

参入障壁;ターゲットとした市場が魅力的であれば、他人も間違い無く
参入するでしょう。
よって、貴方が先行者となってその顧客層に売込み、認められている際、
ライバルたちがどれだけ入ってきやすいかを考える必要があります。

次に、標的市場を定める際、「標的としない市場」を捨てる。
これも頭に入れておいて下さい。

万人に受けるのが不可能なことは前述した通りです。
貴方が、ネットとかコンビニに代替されないためには、
標的としない市場や顧客を諦め、捨てること。
そして、標的市場に集中すること。
これが必要となってきます。


▼ポジショニング

ターゲットとする市場を選定したら、次にその標的市場の中で、
貴方という「商品」をユニークなものとして位置付けてもらい、
そのイメージを作り出す活動が必要となり、
それをポジショニングと言います。

要は、「貴方」をその顧客層の中で、明確に位置づけさせること。
あるいは、ある特定の分野や事柄に接した際には、貴方のことが
頭に浮かぶようにさせること。

派手好き女性という顧客層。
「クラブのことなら、アイツに聞こう」
これもポジショニングです。

論理的思考の会社幹部達。
「彼なら、この現象を論理的に推測してくれるだろう」
これもポジショニング。

つまり、「○○のことなら、あいつだ」となることです。
そうなれば、もう「貴方という商品」は、
出来上がったことになるでしょう。


▼最後に

万人に気に入られることは不可能ですが、
一人だけに気に入られればいい、ってのも、ちょっと寂しいですね。

では、どのあたりまで絞り込めがいいのでしょうか?
結局それが、その人の人間性であり、人としての器。

ともかく1つ言えることは、
魅力的な商品は、広告しなくても消費者から近寄ってくる。
そして、商品の魅力(特徴)が、ある特定のことに絞られていればいるほど、
魅力的な商品と見なされる可能性が高い。

人間も同じではないでしょうか。


▼女性の方へ

「俺は、知的だけど動物的な面もある。」
「クラブ大好きだが、美術館にも詳しい。」
「今日は、ラフルローレンのシャツと、DKNYのタイを買った。」

なんか、何が彼の特徴、魅力なのか、わかりませんね。
で、この「万人受け入れ型」、「なんでもOK系」男性には、
中身が薄い人が多いようです。

「私の彼の特徴って、〇〇〇です」
と明確に言える彼女、幸せですね、多分。


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▼▼次号のテーマ▼▼  10/8配信

>>貴方という商品

市場を細分化し、戦う場所も定めた。
そして、売込み。

でも、売込む前に、「貴方という商品」
これを理解しておく必要があります。

次回10月8日は、
貴方という商品を分解してみます。



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