メルマガ:いいオトコ研究会
タイトル:いいオトコは、自分の価値(バリュー)を分析・把握する  2003/07/09


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☆   いいオトコ研究会 (いい男とは?)  03年7月9日 第69号
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▼▼今週のご挨拶▼▼

ちょっと難しいご挨拶から。

株価が上昇し、景況感が上向いている。
少しばかりですが、景気が良くなっているようですね。

景気が良くなるというのは、平たく言えばGDP(総生産)が増えること。
GDPが増えるとは、消費が拡大すること。
消費の拡大とは、それだけモノが売れるということ。
モノが売れるとは、たくさん生産されること。
たくさん生産とは、それだけ多くのエネルギーを消費し、多くの廃棄物
が生じること。

これって、本当に喜ばしいことなのでしょうか?
いっそのこと、景気が悪い→エネルギーの消費量や廃棄物が減る。
こういう考え方って、どうなのでしょうかね?


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▼▼今週のテーマ▼▼ >>自分の分析

自分の能力や魅力のどこを強化すべきなのだろうか?

資源の収集配分も、ドメインを定めることもわかったが、
「どこを強化」、「どこを前面に」、がわからない。


▼ブスおとこ君

俺は、今の会社では、成績トップの営業マン。
その実績を持って転職した。
でも、そこではなかなか営業成績が上がらない。

俺って、合コンで盛り上げるのが得意。
その勢いで、ゲットした彼女ともデート。
でも、いっつも二回目のデートには繋がらない。

俺には多数の知合いがいる、人脈抱負人間だ。
その人脈を生かして人材派遣会社を起業した。
でも、誰も登録してくれない、誰も集まらない。


▼Why Me ?

昨日は、激安スーパー顔負けの大安売り。
今日は、銀座のブティック並みの高級路線。
そんなお店があったら、どう思いますか?

とかく、自社分析が出来ていないお店によくありがちですね。
ポリシーが無いというか、何をお店の魅力としているのかわからない
っていうか。

これは、人にも同じことが言えるのです。
貴方は、何を売り物としているのか?
貴方の「どんな機能」に、会社は給料を支払っているのか?
貴方の何が良くて、彼女はお付き合いをしているのか?

まさに、「Why Me?」を問い詰めてみるべき時代です、今は。


▼自己分析

競争力のある企業やビジネス。
彼らは、自分の会社やビジネスの分析に余念がありません。
いわゆる「内部分析」。

同様に、いいオトコも「自分分析」に日々気を配っています。
「自分分析」。
これには、色々な方法があり、また分析すべき対象も多種多様です。
そこで今回は、「バリューチェーン」という手法についてのみ、
解説します。


▼バリューチェーン

バリュー(Value)とは、価値のこと。
チェーン(Chain)とは、連鎖のこと。
そして、価値連鎖のことを「バリューチェーン」と言います。

自動車メーカーというビジネスに置き換えて説明してみましょう。
100万円で売られている自動車は、
1 デザイナーがデザインを考え、
2 それに合わせて、設計者が設計し、
3 それに従って、購買担当が、原材料を仕入れ、
4 原材料から、自動車を製造し、
5 それを在庫して、ディーラーまで運び、
6 広告宣伝を経て、消費者に行き渡る。

そもそも10万円だった原材料が、以上のような「価値を付けてくれる」人々に
よって、100万円となり、消費者の手に渡る。
これら「付加価値」が「連鎖・連続している」ことを、価値の連鎖(バリュー
チェーン)と言います。

バリューチェーンとは、このように「事業活動」を機能ごとに分解し、
どの機能・部分で付加価値が生み出されているかを分析することです。
そして、最も付加価値を生んでいる機能・部分がどこなのかを探し、
事業戦略への貢献度を明確にすることがポイントとなります。


▼自分のバリューチェーン

同じことを、自分という人間に置き換えてみると、結構面白い発見がある
ものです。

営業マン。
自社の販売商品のカタログを手にし、説明出来るようにしておく機能。
顧客のニーズを把握し、それを満たすべき自社商品は何かを考える機能。
考えついた商品を、顧客に提案し、ソリューションを提示する機能。
顧客に売り歩く販売機能。
商品の在庫や納期を確認し、いつ顧客に届けられるかを伝達する機能。
販売契約を締結する機能。
商品納入後、顧客からのクレームや満足感を、察知する機能。
代金を徴収する機能。
次の商談に結びつける機能。
次の商品開発に結びつける機能。

営業というバリューチェーンを見ても、これだけの機能(価値)があるのです。
この機能(価値)の中で、貴方が最も顧客や会社に認められているのは何か?
どの機能(価値)に感謝し、顧客は商品を貴方から仕入れることにしたのか?
どんな機能(価値)に対し、会社は貴方に給料を支払っているのか?

これが、自分分析における、バリューチェーンです。


▼いろんなことの分析

以上は、仕事だけに限ったことではありません。

貴方とお付き合いしている彼女や結婚した妻。

貴方の誘いに応じてくれた女性。
貴方との会話で笑いを飛ばした横の席の女の子。

全て、貴方の「何かの価値、魅力」に対し、他人が時間・お金・その他を
割いている。
そして、この「何か」を見つけ出すことが、自分分析であるバリューチェーン
の目的です。
女性から見た「貴方のバリューは?」を見つけ出すことです。


▼バリューチェーンの活用

バリューチェーン分析は、貴方の「何か」を見つけ出すことだけが目的では
ありません。

例えば、貴方の優位性にあまり影響を与えない機能。
これを、外部資源の利用で補う。
また、より有効な機能には、貴方の自分資源を更に投入する。

前号で、「自分の資源(時間・お金等)を、自分のドメイン(領域・場所)に
集中配分すべき」と述べました。
まさにこれに繋がるのです。

前述した営業マン。
最大の付加価値を生み出す機能が、「顧客のニーズを掴む・把握する」
ことだと分析できた。
ならば、顧客ニーズ把握に関して、徹底的に自分資源を配分させる。
すると、貴方の領域は「営業マン」ではなく、「マーケティング」になります。

そして、在庫に関することや、代金徴収については、他人(他部、他社)
にアウトソースする。
あるいは、そのようなことが得意な人のみを、部下として雇う。

営業というバリューチェーンにだって、多種多様な機能(付加価値)
があります。それを一人で賄うも良し。
でも、他人との差別化、あるいは限られた自分資源の有効活用。
そのためには、自分で集中させる分野と、他者にお願いする機能。
これを、切り分ける必要がありますね。

合コンで、女の子を笑わすことが貴方のバリューなのでしょうか?
ステキな洋服で着飾ることが、貴方のバリューを高めることなのでしょうか?

笑わすことは横の友人に任せ、他の付加価値があるのでは?
ブランドの服にかける資源(お金)を、他のことに使うほうがバリュー
が上がるのでは?


▼最後に

世の中に、バリューの無い人なんていません。
必ずどこかに潜んでいる。

それを表に出せた人は、ハッピー。
出せない人は、苦労する。
そういうことですね。

プライベートでも仕事でも。
家族でも友人でも。

貴方のバリュー(魅力)がどこにあるのか?
一度、山ごもりでもして、考えてみたらいかがでしょうか?
きっと、何かを見つけ出すはずです。
Why You? が。

ではまた次号で。


▼女性の方へ

女性から見た男性のバリュー。
これは、人それぞれですね。

たくさんの男性が、「自分の真のバリュー」を見つけ出すのに苦労しています。
だって、「女性から見た男性のバリュー」を決めるのは、女性なのだから。

雑誌や書籍で「こんな男性がステキ」って、よく記載されていますね。
でも、あれは編集者が定めたバリュー。
貴女には、貴女独自の「男性バリュー」があるはずです。

そして、身近にいるそこの男性に対し、「貴女が定めた独自のバリュー」
を教えてあげてください。


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▼▼次週のテーマ▼▼   7/16配信

>>外部分析

自分という「内部」分析が出来た。
そして、いざ出陣。

ところが、誰も相手にしてくれない。
出陣したけど、そこには誰もいなかった。
これって「外部分析」が出来ていないからです。

では、「外部分析」って?
それは次号のお楽しみ。


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