メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 180】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2007/02/05


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2007/2/5 第180号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 大連翻訳ビジネス日記 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ
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□■□技術翻訳ワークショップ開講のお知らせ□■□

トランスワードでは新しい試みとして以下の要領で翻訳ワークショップを行っ
ております。皆様の参加をお待ちしています。
ワークショップでは当社が過去に実務で翻訳したドキュメントのうち特に難し
く、高度な翻訳テクニックが必要な課題を参加者全員で仕上げることにより、
スキルアップを目指します。また、翻訳を完成する過程で当社の翻訳ノウハウ
を皆様にお伝えし、実践で役立つ翻訳ノウハウを会得していただきます。

開校日:2007年1月17日 18時30分から約2時間(コース途中からの参加も可能です)
        原則として毎週水曜日の18:30〜
        全10回を3ヶ月程度で消化します。
場所: 広島市 (株)トランスワード会議室
講師: トランスワード代表取締役 仲谷幸嗣、他トランスワードスタッフ
参加費:3万円/10回 プラス消費税
       (初回参加時に現金でお支払いください。)

コース途中からの参加も可能です。参加ご希望の方は電話(082−506−3233)
またはメールbook@transwd.comでご連絡ください。


□■□トランスワードスクールのご案内□■□

これから何か始めてみようかなという方にトランスワードスクールのご案内です。
トランスワードスクールでは、レベルに合わせて4つのコースをご用意しています。
この機会にあなたも翻訳を学んでみませんか?

▼技術翻訳基礎コース
http://www.transwd.com/school/k_kiso.htm

▼稼げる技術翻訳実践コース
http://www.transwd.com/school/k_tokubetsu.htm

▼極める技術翻訳熟達コース
http://www.transwd.com/school/k_juku.htm

▼自動車コース
http://www.transwd.com/school/k_auto.htm

お問い合わせはお気軽に。
book@transwd.com


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2. 大連翻訳ビジネス日記(仲谷)
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大連交通大学

私の友人は50代の男性ですが、交通大学の留学生クラスで勉強しています。
何種類かのクラスがありますが、彼が属しているのは会話班といって「ゆっく
りあせらず中国語会話を学ぶ」クラスで、年配の男性が多く俗称「おじさんク
ラス」です。月曜から金曜まで毎日8時から12時まで勉強し、午後の授業はあ
りません。いつでも(とはいっても一週間位の単位)開始・終了できます。
2ヶ月に一度2週間ずつ大連にやってきて午前中は中国語の勉強、午後は観光や
買い物、夜は飲食で遊ぶ、という人もいます。

一年くらいの予定で大学の寮に入り、こつこつと勉強している人もいます。大
連と日本の往復の旅費は除き、学費、寮費、食事代の合計が一ヶ月当り日本円
で5〜6万円くらいですむそうです。定年退職後に環境を変えて中国語に取り組
み、新たな活躍の場を探すには便利で経済的な所です。

私は大連の様子が良くわからないのでこのクラスの人たちにはずいぶんお世話
になりました。このクラスを終えて日本食レストランを開業した人もいますし、
市内の大学で日本語教師をしている人もいます。両人とも日本で現役を引退し、
こちらに来ている人たちです。

レストランを開業した人には中国で会社を作る方法や中国人社員の採用と管理
の方法などを教わりました。大学の日本語教師の人には日本語専攻の学生を多
く紹介してもらいました。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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あまり基礎的なことを書くのも失礼かと思いますが、本日は純粋に文法的に「受
身形」について整理します。英会話の先生が、準備不足なのか勘違いなのか、
生徒さんを混乱させていたのを何度か見ましたので。

1. They close the gate. を受身にすると、The gate is closed. ができます。こ
れが基本中の基本。ですが、この意味は「(誰かが)ゲートを閉める」という動
作を表します。動作が(過去や未来でなく)現在形の場合は日常の習慣などを
表し、目の前で生起していることを表わすのではないのです。例えば、The gate 
is closed at 6 p.m. on weekdays.(平日の閉門時間は、午後6時です)という
ようなのが典型的です。下の3. と比べてください。

2. 「ほら、あそこで今ちょうどゲートを閉めているよ」という内容であれば、
典型的な現在進行形で、能動態ではThey are closing the gate (now). この受
身形は、The gate is being closed (now).です。「be動詞+being+過去分詞」
という形になります。これをThe gate is closed.と短縮した表現で代替するこ
とはありません。

3. そして、最後に「今、ゲートは閉まっている。開いていない」もThe gate is 
closed (now).を用います。形は1. と同じですが、これは過去分詞を形容詞化
しています(つまり、The gate is big.というのと同じ構造)。これは動作では
ないので、対応する能動態はありません。

この1. 2. 3. はどれも普通に使います。加えて「動作動詞なら進行形にでき、
状態動詞は(通常は)進行形にならない」というポイントが必要です。marry
は「結婚させる」という「動作」なので「あのコは結婚している(既婚者だ)」
は、She is married.で、上の3. に相当します(結婚させられた状態にある)。
She is being married.とすると、「今、結婚式が進行中」です。loveは「愛し
ている、好きだ」という状態を表すので、She is being loved.という形は(世
の中に絶対に存在しない英語だとまでは言えないのですが)、通常用いません。


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4. 翻訳者日記#70(阿久根)
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「義務教育って本当に無償?」

いきなりですが、日本国憲法の第26条第2項に「すべて国民は、法律の定め
るところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務
教育は、これを無償とする。」と規定されています。文字通り解釈すると、「義
務教育はタダ」という風に聞こえますが、通例では、教育の提供に対する対価
は授業料を意味するため、憲法で言うところの「無償」とは「授業料を徴収し
ない」という解釈になるそうです。

4月に娘が中学校に入学します。そのため、1週間ほど前に中学校説明会とい
うものに行ってきました。入学にあたって準備すべきものや留意しておくべき
規則等について説明されましたが、購入しないといけないものが数多くあり、
結構うんざりします。「中学校に入るにはお金がかかる」というのは当たり前の
話として認識されています。私も知っています。でも、実際に色々と説明を受
けると、「何故そんなところまで指定のものを揃えるの?」「どうして近くのホ
ームセンターで買ったものじゃダメなの?」等々、頭の中は疑問だらけ。公立
中学校だし、親は普通教育を受けさせる義務があるのだから、必要最小限のも
のを揃えれば良さそうなものですが、「みんな同じでなければならない」という
考えが根底にあるため、ありとあらゆるものに「学校指定」というものが存在
しているようです。

購入が必要なものをあげると、まずは、制服一式。夏服、冬服を同時購入なの
でかなりの出費です。次に、体育服、ジャージ、通学用の靴(真っ白でなけれ
ばならない)、体育館シューズ、上履き、鞄、補助バッグ、雨合羽。うちは自転
車通学なので、自転車と指定のヘルメット。自転車も色は銀、黒、紺、白のい
ずれかと規定されています。

ヘルメットは、「SGマークの付いたもので頭にフィットしたもの」とでもして
くれれば良いものを、わざわざ入学式当日に指定の業者が販売にやってきます。
鞄も同様に指定業者が販売にやってきます。公立学校なのに、特定業者が一手
に販売を引き受けるという形態がよく認められるものだと感心します。このこ
とからわかるように、私たち保護者には、ほとんど選択の余地がありません。
何でも「指定の種類」を、多くの場合、「指定販売店」から購入するのです。

人はみな顔立ち、肌の色、体型、思想、趣向が異なっているのに、全員に同じ
色、同じデザイン、同じ持ち物を要求するのは、本当に平等なのでしょうか。
教育界では「服装の乱れは心の乱れ」と言われますが、実は「乱れ」の判断ほ
ど客観性を欠くものもありません。学生の「おしゃれ」は大人にとって「乱れ」
なのかもしれませんし。

私は米国の公立学校でしばらく活動したことがありましたが、髪の色がみんな
違うこと、個人の好みを反映した服装、思い思いの持ち物等々、全く違和感が
ありませんでした。一定のルールの中で個性を発揮できる機会や選択肢を与え
てあげることも、自分で主体的に考える力を伸ばす上では大切なのではないか
と思います。


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