メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOL179】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2007/01/22


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2007/1/22 第179号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 大連翻訳ビジネス日記 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ
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□■□技術翻訳ワークショップ開講のお知らせ□■□

トランスワードでは新しい試みとして以下の要領で翻訳ワークショップを行っ
ております。皆様の参加をお待ちしています。
ワークショップでは当社が過去に実務で翻訳したドキュメントのうち特に難し
く、高度な翻訳テクニックが必要な課題を参加者全員で仕上げることにより、
スキルアップを目指します。また、翻訳を完成する過程で当社の翻訳ノウハウ
を皆様にお伝えし、実践で役立つ翻訳ノウハウを会得していただきます。

開校日:2007年1月17日 18時30分から約2時間(コース途中からの参加も可能です)
        原則として毎週水曜日の18:30〜
        全10回を3ヶ月程度で消化します。
場所: 広島市 (株)トランスワード会議室
講師: トランスワード代表取締役 仲谷幸嗣、他トランスワードスタッフ
参加費:3万円/10回 プラス消費税
       (初回参加時に現金でお支払いください。)

コース途中からの参加も可能です。参加ご希望の方は電話(082−506−3233)
またはメールbook@transwd.comでご連絡ください。


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2. 大連翻訳ビジネス日記(仲谷)
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トランスワードは2006年6月に中国・大連で正式に翻訳会社を設立し、積極的
に現地での活動を展開中です。このシリーズでは大連に子会社を設立するまで
の経緯や現地の状況、ならびに中国でのビジネスを展開する上での苦労話など
を紹介します。

1.初めての大連
私が初めて大連を訪問したのは2年前、2004年11月の末でした。広島での知
り合いがその一年前から大連に語学留学しており、勉強のかたわら新しいビジ
ネスを立ち上げているとの事だったので、現地で翻訳事務所または会社を設立
できるか否かの調査を兼ねて訪問してみました。

海外ではじめての都市を訪問するとき、私はいつもJTBのツアーを利用します。
知らない町ではホテルと空港までの出迎えがあるので便利です。そのほかのオ
プションは必要ありません。また、自分で航空券とホテルを手配するよりずっ
と割安になります。

11月末の大連の気候は広島の真冬のようです。持って行った服を全部着ても寒
いので、ホテルの近くの出店でセーターを買い、丸々と着膨れしても寒いくら
いでした。
滞在したホテルは大連駅前のラマダホテルで、4つ星ホテルでした。JTBと提携
しているので日本人の滞在者が多くいました。個人が普通に予約して泊まった
ら一泊500元(7500円)程度ですが、現地の感覚では高いホテルです。ちなみ
に二回目からの訪問では現地の日本人先輩の紹介で現地資本の万達国際飯店
(WANDA INTERNATIONAL HOTEL)にしました。ここも四つ星ですが一泊360元
です。ここにも日本人宿泊客が多く、フロントには日本語ができるスタッフも
居り、便利です。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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ある技術関係の文書の中にあった句です。Bar code system for flexible, 
non-stop cutting job after job. このメルマガをお読みの方は、理解できるので
はないでしょうか。「バーコードシステム。フレキシブルに、中断することなく、
次から次へとカット作業を行っていくための(あるいは、・・・を行うことができ
るよう、バーコードシステムが備わっています)」という内容です。

和訳はこうするしかないと思いますが、上の英語は、私の会社で問題になりま
した。この英語は、米国人の職業コピーエディター(文書を扱う専門家)が何
のことだか分からないと言うのです。正しい英語ではないそうです。このよう
な状況を見て、私はいろいろ考えさせられました。言ってみれば、英語につい
て(いくら間違い英語とはいえ)、米国人が理解できないのに日本人に分かるの
ですから・・・

大分昔のことですが、日本語がよくできるアメリカ人が「ふかいくらいしんぴ」
と言っていて、話が盛り上がっているのですが、日本人の私には何のことだか
分かないので困ったことがありました。これはa deep dark mysteryという意
味だそうです。分かりますか? 「深い暗い神秘」と直訳しているのです。例え
ば、某党の主義主張とか某社の事業戦略などについて、「どうなっているのか、
さっぱり様子が分からない」といったような感じです。こういうときに、日本
語で「神秘」と言わないと思います(「ミステリー」のままの方が、まだいいか)。

外国語は、残念なことですが、勝手に作ってはいけないのです。時に笑われる
結果になります。ですがもちろん、知っている知識を総動員して応用するのは
良いことに違いありません。この辺の境目が紙一重、呼吸が難しいことです。
自分が新しい表現を発明しようというときには、何らかの方法で慎重に試して
みることが必要です。

冒頭の英語をネーティブが読むと、cutting jobから「仕事を止める、雇用をカ
ットする」の響きがし、またこの文脈で「名詞after名詞」が合わないような
のです。Bar code system for flexible, non-stop (non-interrupted) cutting 
workとするとよいとのこと。


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4. 翻訳者日記#69(阿久根)
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「年末年始は出費だらけ」

この1ヶ月ほどの間に、家中のあちこちで故障が発生しています。12月に食器
洗い機が機能しなくなり、修理してもらいました。家を購入したときにシステ
ムキッチンの一部として付属していた製品ですから、約6年で最初の故障が発
生したことになります。調べたところ、排水ホースが劣化していたとのことで、
修理費用は1万数千円。年末に痛い出費となりました。

年が明け、お正月に親戚の家をまわりました、伯父さんに従兄弟の結婚式のDVD
を見せてあげようと思い、ノートパソコンを持って行ったのですが、「20分も
ないから、バッテリーだけで十分」と安心していたら、あれれれ?スイッチを
押してもパソコンは起動せず、うんともすんとも言わない…。慌てて実家まで
ACアダプターを取りに帰り、その場はなんとかしのぐことができたものの、正
月早々いきなりの不調です。前日もACアダプターを接続しておいたのに、ど
うしてバッテリーが充電不足になるのか見当が付かず、仕方なくサポートに連
絡してみました。運悪く、ちょうど1年間の保証期間が過ぎた直後だったので、
有償でのバッテリー交換になると告げられ、またまた1万円ほどの出費。長時
間のバッテリー駆動ができるようにと、わざわざ「大容量バッテリー」にして
おいたのに、まさか1年過ぎた時点でお釈迦になってしまうとは思いませんで
した。ちゃんと定期的に充電しておいたんですけど…。

「もう壊れるものはないだろう」と高をくくっていたら、2週間ほどして、急
に給湯器の自動湯わかし機能が使えなくなりました。私も妻も呆れ顔。どうし
てこの1ヶ月で、こんなにまとめて故障が起きるのか2人とも不思議でなりま
せん。鹿児島市内の営業所から担当者が駆けつけて部品を交換してくださった
のですが、またまた1万数千円の出費。なんだか、手元の紙幣には羽が生えて
しまったかのような感じです。

「もう壊れそうなものはないな」と思っていると、意外なところから請求が来
ました。介護保険です。市役所の税務課から何やら封筒が送付されてきたので、
封を開けてみると、介護保険の支払い対象になったから、2月には1万数千円
ほどの介護保険税を支払うようにとのこと。これには、さすがに驚きました。
確かに12月で40才になりましたが、ただでさえ安くもない国民健康保険税を
支払っているのに、1回分でこの金額は痛すぎる!児童手当の拡充などと言い
ながら、結局子育て世代の税負担など何とも思っていない様子。あまりの負担
増には、もう呆れてしまう以外にありません。

順々に故障する家電品といい、恐ろしいほどの社会保険料といい、なんだか生
活することに苦痛を感じる世の中になりつつあります。景気回復なんてまった
く感じられないのですが、みなさんの周りではいかがでしょうか。


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5.リンクしよう  
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