メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME172】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2006/09/21


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2006/9/21 第172号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ
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2. 最近の翻訳業界(仲谷)
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1.4 印刷してチェックする時のテクニック

翻訳が終了したら必ず紙に印刷してチェック作業を行いましょう。
時々パソコン画面上だけでチェック作業をする人がいますが、とても危険です。
モニター上の文字は紙面に比べて読みづらく、かつ読んでいて疲れます。カン
マとピリオドの区別、スペースの数も分かりづらく、チェックミスが発生する
確率が高くなります。

右利きの人なら印刷した翻訳文は右側、原稿は左に、なるべく近づけて置きま
す。左の原稿を読んですかさず右の翻訳文をチェックします。この時も翻訳作
業と同じく一文単位で行います。

達人になると、あたかも左目で原稿を読みながら、同時に右目で翻訳文をチェ
ックするようなスピードでの作業が可能です。慣れてくると1ページ当り1分
くらいで正確なチェックが出来るようになります。ただし、かなりの精神集中
が必要です。(次回に続く)


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3. 翻訳しよう(荒井)
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1. The … team leader is responsible for … and periodic updates to senior 
management as needed. この英語はおかしいことはないのですが、「必要に応
じて定期的に報告する」と訳してしまうと、まるでジョークです。「…チーム
リーダーは(中略)、上級マネジメントへ最新状況を報告することに責任を負
う(必要であれば、定期報告も)」としました。定期的報告が必要なかったら、
随時報告だけでよいのです(随時報告をするのは当たり前)。

2. 先日、若い女性をジャズクラブに誘い、私も1曲歌うのを聞かせました。
そうしたら後で「荒井さんは、いつも楽しむ努力をしているようなイメージ」
だと言います(感心して言ってくれるのですが)。この「楽しむ努力をする」
とは、私の態度をよく表していると思いました。いや、自分ながらもっと正確
に表現すると、「楽しむことに苦心している」のだろうと思っています。

3. 「ABC協会では、毎年恒例のABC Exhibition 2006を今年も5月20日から
24日の間XYZ展示会場で開催します」。The ABC Association will hold its 
annual "ABC Exhibition 2006" at the XYZ Exhibition Hall this year also from 
May 20 through 24. でよいでしょうか。

「ABC Exhibition 2006」のことを「毎年恒例」とするのは誤りです。また、「今
年も」が、5月20日から24日までの期間にかかっているのかどうか、和文原
稿では不明瞭です(この点については、確認できるならした方がよい)。上の
原稿は、全体にかなり慌てて書いた日本語だと思います。

文を2つに切って落ち着いて訳せば、別に難しくないことです。The ABC 
Association will hold its annual exhibition again this year. The "ABC 
Exhibition 2006" will take place at the XYZ Exhibition Hall for five days 
from May 20 through 24. 少し長くなりますが、矛盾しているよりはマシでし
ょう。今日は、矛盾特集でした。


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4. 翻訳者日記#62(阿久根)
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「DTM(Desktop Music)の活用」

2、3カ月ほど前に、このコラムでギターの練習について触れましたよね。そ
れ以来、地道にギターの練習を続けていますが(さすがに毎日はできなくなり
ましたけど)、最近、私の拙いDTM(Desktop Music)の知識でも役立つことが
ありました。

夏休みの最初の一週間、小学生の子どもたちは学校で鼓笛隊の練習がありまし
た。午前中に1時間ほどの練習だったのですが、30度を超える暑さの中、屋外
で楽器や行進の練習をしたらしいのです。「今日の練習はどうだった?」と娘に
尋ねると、いつもお決まりの答え。「リズムとメロディが合わないんだよ。」詳
しく聞いてみると、鍵盤ハーモニカなどのメロディ楽器と太鼓などのリズム楽
器がそれぞれ自分たちのペースで演奏しているとのことでした。

マーチングなどについては全くの素人ですが、以前バンドをやっていた時の経
験で言えば、やはりリズムがしっかりしない楽団は聞いていて落ち着かない気
がします。小学生は行進のときに指揮者を見ることもせず、普段から一定のリ
ズムを刻むこともしていないのですから、メロディにしろ、リズムにしろ、な
かなか一定の速さを維持できるものではありません。

で、最初に戻って、DTMの話です。娘に「自宅で練習できるように、お父さん
がCDを作ってあげようか?」と切り出したのです。娘は「えっ?そんなことが
できるの?」と驚いた様子。「別にギターで演奏するんじゃないし、お父さんが
鍵盤ハーモニカを弾くわけでもないんだよ。パソコンだよ」と返事し、早速、
娘から借りた譜面を見ながら、校歌やマーチをDTMソフトに入力し始めました。

「一体どんなものができるのだろう」といった様子で眺めていた子どもたちで
すが、最初の数小節を入力した後に、複数の楽器を割り当てて自動演奏させた
ところ、「おおー!」と歓声を上げました。大太鼓、小太鼓、中太鼓といった楽
器は、普通のドラムとは異なるため、なかなか思い通りの音色を探せませんで
したが、娘に「こんな音かな?もっと高い音?」などと尋ねながら、どうにか
実物に近い音色を割り当てました。

そんなこんなで、鼓笛隊の課題曲を3曲ほどDTMソフトで「コピー」しました。
自宅のステレオで何度も再生して、娘と確認作業を行ったので、近所には「な
んで鼓笛隊の演奏が聞こえてくるんだろう」と思った人もいたことでしょう。

小学校の先生に1枚あげたら喜ばれたので、結局、6年生全員(10名程度です)
に配ることにしました。古いマーチと校歌ですから、著作権の問題もないでし
ょうし...。本来なら学校の先生たちが作成してもよいのでしょうが、DTMソフ
トを持っている人は残念ながらいないようです。教育には工夫とアイデアが必
要です。どんどん技術は進歩していますから、必要な道具を手に入れて、うま
く活用していくと良いですよね。


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5.リンクしよう  
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