メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME150】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/10/20


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/10/20 第150号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう

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1. お知らせ
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□■□通信コースのお知らせ□■□

技術翻訳基礎コース

プロの翻訳者として通用するには一般の語学教育では習得できない知識と能力
が必要です。このコースでは、プロの翻訳者になるために必要なテクニカルラ
イティング技術を始めとする様々な基本知識を習得します。また翻訳業界の常
識・ルール、そして商品としての翻訳文の作り方を実践的な課題を通じて学び
ます。


詳しくはこちらから↓
http://www.transwd.com/school/k_kiso.htm


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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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中国語と韓国語
日本のお客様から中国語と韓国語に関する問い合わせが増えています。
海外市場をターゲットにビジネスをする場合、まず英語のドキュメントが必要
になりますが、最近は中国と韓国を主たる見込み客として営業活動をしている
企業が多いようです。

日本語または英語から中国語・韓国語への翻訳、編集、印刷、HTML化の仕
事が増えていますが、翻訳文の検証、フォントの問題、印刷時の文字化けの問
題等、思わずところでトラブルが発生し、なかなか簡単ではありません。

トランスワードでは3ヶ月前から中国・大連に事務所を置き、これらの問題解
決にも積極的に取り組んでいます。

中国語・韓国語に関してお困りの時は弊社に声をかけてください。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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「あの人の話の内容は難しい」。どう訳しますか。「お話」はここでは(仮に)
「説明」だとすると、His explanation is difficult.でよいです。The contents of 
his explanation … とするまでもないです。「説明」と言ったら「説明の内容」
のことに決まっています。もっとも、「あの人の話は、言葉遣いは分かりやすい
が、内容は難しい」というような対比的な意味なら要注意ですが、上の日本語
はそうではありません。ちなみに、「あいつの言うことは分からない」は、I don't 
understand him.でさえ通じると、学校で習ったことと思います。

「会社は、年間1億円売上げの実現を達成する」はどうでしょうか。「実現を
達成する」というような会社用語を見て、ビビる必要はありません。もう、本
日のテーマは想像できたでしょうか。「実現」を英語にする必要はありません。
だいたい、「達成する」は何かの「実現」を達成するに決まっています。「不実
現を達成する」ということはありえないです。We will achieve annual sales of 
100 million yen. などと考えてください。あるいは、We will reach the 100 
million yen level in sales this year. We will successfully expand our sales to 
over 100 million yen.とも敷衍できます。ともかく、to achieve the realization 
of…などという妙な語法にしなくていいのです。

こういう日本語の和英翻訳をするのに、1字1句日本語に沿って訳そうとする
と、おかしなものができることがあります。最初の例は「内容」、次の例は「実
現」の語を省く方が簡略です(英訳だけでなく、日本語でも省けます)。この他、
英訳は省略しますが「交通事故が発生した影響で、道路が混雑している」の「発
生」、「1億円の売上げを達成した実績に、役員は安堵した」の「実績」、「プロ
ジェクトが停滞している状況で、新しい手は打てない」の「状況」など、英訳
では省いてみると簡潔になります。


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4. 翻訳者日記#40(阿久根)
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「他動詞と自動詞」

ここ数年、メモリを使用する仕事がほとんどなので、メモリに含まれている他
人の訳文を読む機会が飛躍的に増えました。従来は、英文の内容や意味に注意
することが多かったのですが、最近は、ある日本語の表現がやたらと気になっ
て仕方がありません。それは、漢字の二字熟語に「する」を付けて使用するサ
変動詞です。日本語自体がかなり柔軟性に富み、「乱れ」としての捉え方と「変
化」としての捉え方があるのかもしれませんが、どうも私は何回読んでも、「変
じゃないかな」と思ってしまいます。

別に、サ変動詞すべてに対して疑問を感じているのではありません。他動詞、
自動詞が区別なく使用されている和文に対してどうも納得がいかないのです。
自動詞、他動詞は中学生の国語の授業で詳しく学習します。「火をつける」、「火
がつく」とは言いますが、「火がつける」、「火をつく」とは言いませんし、「...
を燃やす」とは言っても、「....を燃える」とは言いませんよね。ところが、漢
字の二字熟語になると、この区別が結構曖昧です。私が頻繁に目にする誤りは、
「回転する」です。工業系ではよく使用する語で、特に問題なさそうなのです
が、この語が訳文の中で「ボルトを回転する」とか「ナットを回転する」とい
うように使われているのです。国語辞典で調べると、「回転」は「サ変自」つま
り「サ変動詞で自動詞」と定義されています。ですから、「ボルトが回転する」
という言い方はできても、「ボルトを回転する」という言い方は不自然です。何
かを回すのなら、「...を回転させる」という言い方が正しい表現です。同様に、
「作動」という語を辞典で調べると、「サ変自」と書かれています。「何かが作
動する」のであって、「何かを作動する」のではないということになります。

ここに挙げた例はごく一部なのですが、実は、このように国語辞典の定義に従
って翻訳をしていても、困ってしまう場合があります。それは、翻訳入力指示
などで、「...を作動する」と訳すように指示される場合です。誤った使用例が
定着してしまうことは、日本語ではよくあることなのかもしれませんが、少な
くとも、話言葉ではありませんし、自動詞、他動詞といった基本的な区別ぐら
いはできた方が良いような気がします。英語を学習するときには、自動詞と他
動詞で文型が異なりますから、かなり注意しますよね。母国語での思わぬ落し
穴といったところでしょうか。


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5.リンクしよう  
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 7000部で、1回の掲載料金が7000円です。ご希望の方は、
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