メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME141】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/06/06


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【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/6/6 第141号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう
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1. お知らせ
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2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
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トランスワード流 プロ翻訳者養成方法 

今回も前回に引き続きトランスワード流プロ翻訳者養成方法をお送りします。

一流のプロとして翻訳業界で活躍するには翻訳能力のみでなく多くの知識とス
キルを身に付ける必要があります。
トランスワードでは以下の方法とステップでプロとして通用する翻訳者を養成
しています。

5. 大きい翻訳プロジェクトのリーダーを務め、スケジュール管理、翻訳者間の
用語と文体の統一、品質管理などの能力を付ける。
大きな翻訳案件になると複数の翻訳者が共同作業を行い、効率的にかつ統一の
取れた品質管理をする必要があります。他の翻訳者とのコミュニケーション能
力を身に付け、リーダーとして大きな仕事をまとめ上げる力を習得します。

6. クライアントとの折衝、見積もり、納期の設定、翻訳者の選定の仕事を通じ、
翻訳のプロとして必要なビジネス能力を高める。
フリーランスであってもプロとして翻訳業界で活躍しようと思えば営業力、金
銭感覚(見積もりの能力)、スケジュール計画と管理の能力が必要です。ここま
で出来るようになれば翻訳会社内でもフリーとしても一流の仕事ができるよう
になるでしょう。

今回でプロ翻訳者養成方法は終わりです。

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3. 翻訳しよう(荒井)
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日本語にはカタカナという便利な表記法があるのですが、意外にやっかいです。
私の母親は「ベット、ドック、ハムエックス」(bed、dog、ham and eggs)
などと言うので、父親に笑われます(父親は、大正生まれの海外子女なもので)。
本来の日本語では、撥音(ッ)の後に濁音が来ることがないからです。またカ
タカナ語は、時代とともに変化するようにも見えます。子供のころ、世の中で
「スムース、ルーズ」などと普通に言っておりました。最近、若い人は普通に
「スムーズ、ルース」と言うように思います(smooth、loose)。

翻訳の仕事で、Please refer to our excellent Education Program specially 
developed for business personnel. というのがあり(和訳は省略)、「エデュ
ケーション・プログラム」と書いた翻訳者がいたので感心しました。今はやり
の金融や株式証券の分野で「エデュケーション」とすることが多いのです(エ
ジュケーションでない)。

英和翻訳でsimulationとあったら「シミュレーション」とするのが正しいで
すが、一部の会社人間の間で「シュミレーション」と言う一派があります。レ
ストランのメニューにBaked Cheese Cakeとあるのを、わざと「ベイクド・
チーズケーキ」としたことがありました(ベークトでなく)。

I am pleased to share the joy of Mr. and Mrs. …, who were blessed with a 
baby boy (girl) on Tuesday, April 5. これも和訳は省略しますが、このbaby
のところを「待望のお子様」としてもよいし、「ベビー」とするのも気が利い
ています。ただし、「○○課長にベイビーができました」と書かないでくださ
い。ベイビーとすると、最近はやりの○○交際の相手(かわい子ちゃん)の印
象になります。


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4. 翻訳者日記#31(阿久根)
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「便利な機器」

前回、資料収集について書きましたが、その中で文書の電子化に触れましたよ
ね。翻訳会社からいただく参考資料や原稿はPDF形式のものが増えてきました
が、自分が持っている資料は相変わらず紙のままです。そこで、私は手持ち資
料のPDF化をお勧めします。

以前から紙原稿を何とか電子化できないものかと思い、OCRソフトやスキャナ
を色々と試してきました。1997年頃はOCRソフトの精度がそれほど高くなく(個
人的な印象ですが)、誤認識された文字のチェックに時間がかかったので、早々
に断念してしまいました。それほど時間を持て余している訳でもありませんで
したから。雑誌の広告や記事で、優れたOCRソフトが開発されたことを知ると
試してみたくてウズウズしたものです。しかし、OCRソフトの精度の他にスキ
ャナの転送速度や原稿の交換もネックでした。スキャナの薄型化と低価格化は
進んでいたのですが、予算の範囲で要求を満たすものがありませんでした。

2年ほど前に、ADF(Auto Document Feeder)の付いたプリンタ複合機(スキャ
ナ、ファクス、プリンタ、コピーの機能が一体になった装置)を安売りで見つ
けたので購入したところ、スキャナの使用時に複数ページが自動的に読み込ま
れるようになったので、かなり手間が省けるようになりました。そのときにOCR
ソフトも最新バージョンに買い替えたら、非常に高い精度で文字も認識される
ようになりました。ただし、スキャナとPCの接続にはUSB1.0の規格が使用さ
れていた関係で、転送速度の問題は解消されませんでした

昨年、某PC雑誌で、読み取りと同時にPDF化が可能というスキャナの広告を見
つけました。しかも、文字認識まで同時にされるというのですから、非常に興
味を持ちました。それから数ヶ月後に、家電量販店でお手頃な価格で販売され
ていたので、買ってみました。試しに、PC雑誌の記事をスキャンしてみたとこ
ろ、本当に文字が選択できる状態でPDFファイルに変換され、しかも、USB2.0
のおかげで転送速度も及第点でしたから、やっと「使える」スキャナに出会え
た気分でした。

最近は、PC雑誌がたまると、必要な記事だけを切り取って、このスキャナで電
子化しています。ITが恐ろしいほどのスピードで進歩していることを痛感せず
にはいられません。


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5.リンクしよう  
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┃笑│わ│せ│る│日│本│語┃
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 │「がんばれニッポン!
 │ 奇跡は必ず起きる!」
 │
 │  ↑必ず起きるんなら、
 │   それは奇跡じゃないのでは…?
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