メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジンVOLUME139】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2005/05/09


===================================
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2005/5/9 第139号
 株式会社トランスワード、 http://www.transwd.com、book@transwd.com
===================================
 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
===================================
■もくじ■
1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. 翻訳者日記
5. リンクしよう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1. お知らせ
___________________________________

□■□ブログ開設のお知らせ□■□

「翻訳会社社長の徒然日記」スタート!

弊社代表の仲谷が翻訳会社の裏側や趣味を紹介する「翻訳会社社長の徒然日記」
がスタートしました。翻訳から趣味の事まで、楽しい話題が満載です。
ぜひ一度アクセスしてみてください。

詳しくはこちらから。
http://transword.livedoor.biz/


□■□新刊発行のお知らせ□■□

プロの技術翻訳者になろう! 稼げる翻訳者になるためのノウハウ
定価:¥2,000(税込み)(送料無料)

「稼げる翻訳者」になるための具体的な方法を体系的にまとめました。 即戦
力として通用する翻訳者になるための勉強方法、翻訳ノウハウ、仕事の獲得方
法などが満載です。

ホームページやメールマガジンでは伝えきれないエッセンスも含まれています。 

詳しくはこちらから↓
http://www.transwd.com/school/k_book.htm


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2. 最近の翻訳業界 (仲谷)
___________________________________

トランスワード流 プロ翻訳者養成方法

今回から3回にわたって、プロ翻訳者育成方法をお送りします。

一流のプロとして翻訳業界で活躍するには翻訳能力のみでなく多くの知識とス
キルを身に付ける必要があります。
トランスワードでは以下の方法とステップでプロとして通用する翻訳者を養成
しています。

1. 高い語学力と専門知識の習得
語学力は基本的に独力で習得すべき項目です。翻訳会社が指導するものではあ
りません。独自の努力と工夫で語学力を高めてください。一番効率的な方法は
大量の読書です。
また翻訳しようとする分野の専門知識が必要です。自分で経験した分野だと有
利ですが、そうでない場合は読書などを通じて知識を身に付ける必要がありま
す。

2. 技術翻訳の基本とテクニカルライティングのテクニックの習得
技術翻訳をするには語学力と専門知識だけでなく技術翻訳に求められる文体、
表現方法、表記法、その他翻訳の一般的ルールを知り、実践しなくてはなりま
せん。これらの知識は市販の書籍では紹介されていないので専門の教育機関で
勉強する必要があります。対象となる業界で普通に使われている表現方法にも
慣れる必要があります。
トランスワードスクールではこれらの点を集中的に教えています。(つづく)


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3. 翻訳しよう(荒井)
___________________________________

子供の頃「これは、隣の家からもらったお菓子だヨ」と祖母に言ったところ、
「最近の子供は妙なことば使いをするネ。そういう時は、『隣の家にもらった』
と言うんだよ」と言われたのを、よく覚えています。今の私にとって、「〜に
もらう」と「〜からもらう」は同等ですが、もう亡くなって久しい祖母にとっ
て「〜からもらう」というのは新しいハスッぱな語法だったのでしょう。そう
いえば「助詞の中でも、『に、へ、も』などの用例は古いが、『から、を(目的
格)、が(主格)』などは新しい」などという説を聞いたことがあります。

外国人に日本語を説明していて「〜にあげる」はよいが、「〜にもらう」でひ
どく苦労します。「にイコールから」というのが実に妙です。それでは、翻訳
の例。a letter written by herを、よく文学部系の学生さんは「彼女に書かれ
た手紙」と訳すようなのですが、こういう日本語はバタ臭いという以前に、不
明瞭です。「彼女に書かれた手紙」と言われたら普通a letter written to her
でしょう。「彼女によって書かれた手紙」とすれば明瞭にはなりますが、こう
いうのは「彼女が書いた手紙」とするのがよいです。英語で「あまり受動態を
使うな」というアドバイスがありますが、同じことは日本語にも当てはまりま
す。

「税務署から来た書式」は、(the forms we received from …とするのは正しいですが、
仮にsentを使うと)、the forms sent by the tax officeです。sent from …の形はあり
得ますが、ここでこれを使うと、書式を送付した当事者は税務署でなく別にいて、税
務署が単なる発送センターのような内容で受け取られます。別の例。「御社は、○
○商工会議所から紹介されました」は、you were introduced to us from the 
Chamber of Commerceではありません。動詞introduceに「から」fromは無理で、こ
ういうのは必ずbyとします。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
4. 翻訳者日記#29(阿久根)
___________________________________

翻訳者日記#29 「行き詰まったとき」

先日、他の翻訳者と会ったとき、「先生は翻訳に行き詰まったときどうしていま
すか?」と尋ねられました(注:専門学校で私の授業を受けたことのある男性
ですから、「先生」と呼ばれました)。急な質問だったので、「え?翻訳に行き詰
まったとき?」と聞き返し、気の利いた答えを見つけようとしましたが、私の
口からは「庭に出て草花の世話をするぐらいかなあ。」といった答えしか出てき
ませんでした。実際、「翻訳に行き詰まった」と思うことがあまりなく、強いて
言えば、あまりに調べ物や参考資料が多いときぐらいかもしれません。ただ、
この場合、調べ物や参考資料に相当の時間がとられるため、嫌気がさしてもど
こにも逃げ場がありません。パソコンの前で必死に翻訳を進めることが、プレ
ッシャーから早く解放される唯一の方法であるような気がします。

確かに、頭を抱えたくなるような内容や分量の英文を目にすることもあります。
そんなときは、やはり気分転換が大切です。以前、このコラムでラジコンや庭
いじりについて書きましたが、どれも私にとっては大切な息抜きです。ただ、
ラジコンや庭いじりは天候にも左右されますし、夜間にできる訳でもありませ
ん。そこで、お子さんのいらっしゃる方には、子どもと遊ぶことをお勧めしま
す。子どもと一緒にゲームをしたり、子どもの好きなキャラクターの絵を描い
たりするだけで、気分が晴れることも多々あります。翻訳中は全く無言で仕事
することも多いですから、子どもへの読み聞かせは、自分の脳を活性化させる
意味もありそうです。パチンコ、煙草、酒など、大人向けのストレス解消法も
あるかもしれませんが、健康への悪影響や金銭的な出費を伴いますよね。子ど
もと遊ぶことは、かなり安上がりなストレス解消法かと思います。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5.リンクしよう  
___________________________________

※このスペースに載せる広告(リンク付き)を募集しています。発行部数は約
 7000部で、1回の掲載料金が7000円です。ご希望の方は、
 book@transwd.comまでお問い合わせください。


 ̄■発行■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

|株式会社 トランスワード
| 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F
| Tel:082-506-3233  Fax:082-506-3234
| URL: http://www.transwd.com
| e-mail: book@transwd.com

 ̄■配信解除■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

|配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。

|代表的な配信サイト
| まぐまぐ  http://www.mag2.com/m/0000017511.htm

 ̄■お問い合わせ・投稿先■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

|  book@transwd.com

 ̄■免責事項■ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

|掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご
|了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手
|続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで
|ご相談ください。


ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。