メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 106】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2003/12/22


============================== 7,030発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2003/12/22 第106号   
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. SOHOしよう
5. リンクしよう

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1. お知らせ 
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■【大阪会場決定】英語と翻訳の学習者サロンへのお誘い■

トランスワードでは英語と翻訳を真剣に勉強している人向けに、互いの情報交
換とアドバイスの場として翻訳サロンを開催しています。サロンには私(仲谷)
とそのつどゲストが参加して、皆さんと情報交換ならびに交流をしたいと考え
ています。英語の学習に興味がある人、翻訳家を目指している人、実際に翻訳
の仕事を獲得したい方の参加をお待ちしています。

第3回翻訳サロン(関西地区)定員まであと僅か!

日時:2004年1月10日 (土) 14:00〜17:00
会場:新大阪丸ビル本館4F会議室(401号室)
   〒533-0033大阪府大阪市東淀川区東中島1-18-5
   http://www.japan-life.co.jp/jp/conference/map.html
ゲスト:荒井邦彦氏(フリー翻訳者、トランスマガジン「翻訳しよう」連載中)
    吉持みお(チェッカー、トランスワードスクール講師)

申し込みはbook@transwd.comまで、お早めに。

翻訳サロン詳細はこちら
http://www.transwd.com/salon.htm


■【更新情報】おすすめ書籍が充実しました!■

トランスワードが翻訳者向けにおすすめする書籍を更新しました。
今回は自動車関連の書籍を追加しています。

詳細はこちら
http://www.transwd.com/syoseki/syoseki.htm


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2. 最近の翻訳業界(仲谷)
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技術翻訳基礎コース

10回シリーズの上記コース(通学)が今週で終了します。トランスワードとして
は久々の基礎コースでしたので講師も気合が入りました。

生徒さんは全員かなりの語学力はあるが、技術翻訳は全く始めての人ばかりで
した。最初のうちは戸惑っていたようでしたが回が進むに連れて慣れてきて、
技術翻訳の基本をほぼ修得するまでになりました。

仕事として技術翻訳をするうえで大切なのはドキュメントごとに異なる文体の
選び方です。そして技術内容を正確かつ効率的に伝えるために必要なテクニカ
ルライティングの考え方とテクニックです。

当コースは効率的に技術翻訳の基礎が学べる内容になっています。通信教育は
いつでも申し込みを受け付けていますので興味のある人はお問い合わせくださ
い。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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翻訳サロン東京

またまた原稿の順番を入れ替えてもらい、本日はこの前のトランスワード「翻
訳サロン」(12月13日、東京新宿)について。予想以上の盛況で、いろいろな
環境にいらっしゃる方々が集まり、大変楽しかったです。

1)まず、サロンの終了後にかなりの方々(私が名刺を差し上げた方々)から、
ご挨拶のメールを頂戴しました。こんなことで感心しているようでは逆におか
しいのですけれど、今度のサロンにお出でになった方々は、社会的にもしっか
りしていらっしゃる方が多かったようで、心強い感じを持ちました。

2)また、英語、英会話を教えていらっしゃる方がかなりいました。翻訳の専門
家の中には、こういう副業を低く、見くびる人もいるようなのです。が私は、
サロン当日にもお話しましたように、言語コミュニケーションの開発や刺激の
ために、良いことだと思っています。いくらレベルの低い人が相手でも、ナマ
の人間を相手にすると必ずこちらも教えられます。

それから、「レベル」というのは高いか低いか一通りなのではなくて、必ずデ
コボコしています(この話題も、サロンで出ました)。英会話に置き換える
と、例えば、Aさんは社会問題の説明がうまいが身近なことを話さない、Bさん
は語法は正しいが話の要領が悪いなど。こういう多様性は人間社会では当たり
前のことなのですが、私たちは会社に入社して以来、どうも「総合査定」一本
やりのクセがついてしまいました。

3)ゲストの坂本さん(書籍の編集者として専門家)の筆記速度が速いことが驚
異のまとになりました。同じ人の話を聞いてメモを取ったのですが、彼女は私
の倍の速度で、しかもメモの内容がはるかに適確でした。人間の能力の一部に
「速さ」というポイントがあるのは事実と思います。いつか坂本さんに、メモ
の取り方のコツをお話してもらいたいですが、想像しますに「自分で感じた点
をもらさず分かりやすく筆記する」などと、ごく一般的な心構えしかないので
すよ、きっと。

4)私が自費で、ネーティブのアドバイザーを抱えているということについて、
反響が弱かったのは意外でした。若い女性が多かったから無理もないでしょう
か。私は、「生身の英語ネーティブ、できればこちらの仕事を理解してくれる
人が、物理的に身近にいるのが理想」と思っております(ですから国際結婚を
するのが最高という結論になりますが、それは極論)。そして実際には、英語
のコトバ使いに敏感で、またそれを外国人にきちんと説明のできるネーティブ
さん、しかも学者など高嶺の花ではなくフツーの人を探すのは至難ですから、
これは大変なことなのです。私は今のネーティブさんを宝物だと思って大切に
しています。興味のある方にはご紹介いたしますが。


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4. SOHOしよう(神垣)
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SOHOの仕事術:「素直さ」

会社員時代から、私には未だに直らない悪いクセがあります。名づけて「でも、
だって」病。最初の就職先でも、転職後の職場でも上司からは「どうして君は
素直にハイと言えないの?」と同じことを指摘されました。

以来、意識して直してきたつもりですが、フリーになった今も気が立っている
とつい「でも」「だって」と相手に言い返してしまい、激しく後悔。謙虚さを
忘れ「私のほうが正しい!」と気持ちが奢っている時、この病が顔を出します。

上司や先輩の言う通りにするのは、自分の意見や考えがない証拠! 今思えば
思い上がりもはなはだしいですが、20代の私はそう決めつけていました。実際
に自分が後輩を指導する立場になって初めて、相手から「でも」「だって」と
言い返されるといい気持ちがしないことに気づいたのです。相手が知らないか
ら教え、間違いを正そうとしているのに、反論されれば「じゃあ勝手にすれば」
と敬遠されても仕方ないですよね。

SOHOの場合、会社の上司や先輩に代わって仕事を発注してくださるお取引先が
同様の立場になります。しかも、発注者は仕事の成果に対して報酬を払うので、
評価もシビアになるのは当然。請けた仕事に対してプロとして意見することは
大切ですが、自分の立場を忘れた過度な自己主張は考えもの。発注者は意見を
聞いているのであって、文句や言い訳を求めているわけではないからです。

会社員時代、「でも、だって」病の直らない私を見かねた上司から「すぐに反
論するのではなく、まずは相手の言うことを最後まで聞きなさい。相手の言い
たいことを理解し受け入れたうえで、『そうですね。おっしゃるとおりですが
…』と冷静に自分の意見を伝えるようにしなさい」と忠告されました。

この病、対外的には改善を心掛けてきたつもりですが、わが家では悪化の一途
で、夫からは「素直にハイと言えないうえに開き直る妻」と呆れられる始末。
せめて、わが子は私の二の舞を踏まず素直に育ってほしいと願っていますが、
前途は多難なようです。


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5.リンクしよう  
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