メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 100】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2003/09/19


============================== 7,144発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2003/09/19 第100号   
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. SOHOしよう
5. リンクしよう

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1. お知らせ 
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術を始めとする様々な基本知識を習得します。また翻訳業界の常識・ルール、
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受講料:¥100,000.-(税別)※既に教本をお持ちの場合は実費を差し引きます。
開講日:2003年10月8日(水)
日時:通学コース):週1回、毎週水 曜日、19:00〜21:00(2時間)
   ※通信コースは通学コースを撮影したビデオで学習するため通学コース
    の約1週遅れで進めます。
対象:これからプロの翻訳家を目指す人
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2. 最近の翻訳業界(仲谷)
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不況の中でも翻訳の需要は多くあります。

技術翻訳は技術の国際交流がある所に需要が発生します。
全体としての日本の景気はよくありませんが、工業製品の輸出入は盛んに行わ
れており、翻訳の需要も多くあります。

しかし最近は翻訳者志望の人が増えてきているので少なからず過当競争の傾向
があります。
品質、納期、値段の全ての点で厳しくなっています。特に品質と納期に対する
クライアントの要求が高くなり、生半可な力では仕事が出来なくなっていま
す。

翻訳は時間と場所を選ばない自由な仕事だ、と軽く考えていたのでは仕事には
なりません。自由に仕事が出来るのは何処に出しても通用するプロの翻訳技術
を持った人のみです。

何でも同じですが一流になるにはそれなりの努力が必要です。最近トランス
ワードのHPに「翻訳者にお勧めの本」のコーナーを作りました。まずここで
紹介してある本をしっかり読んで見ることをお勧めします。

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3. 翻訳しよう(荒井)
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wait

「すぐにやらなければならないのに、翌日まで伸ばしてはいけない」<ア>。
この表現をどう思われますか。これは、日本語を勉強している外国人に提示し
たのですが、予想どおりかなりモメました。

モメたポイントは、大きくいって2つ。1)順接か逆接か。「すぐにやらなけれ
ばならないのに(にもかかわらず)」ではなく、「すぐにやらなければならな
いのだから」が正しいのではないか、とする意見。これは最後の「…してはい
けない」の支配範囲を問題にしています。<ア>では、『すぐにやらなければ
いけないのに、翌日まで伸ばすこと』はいけない。代案では、すぐにやらなけ
ればならないのだから『翌日まで伸ばすこと』がいけない。

もう一つは、2)目的語は何か。「Aをすぐにやらなければならず、Aを翌日ま
で遅らせてはいけない」の含意を前提にしていますが、「Aをすぐにやらなけ
ればならず、Bを翌日まで遅らせてはいけない」の意味に誤解されるのではな
いか、という意見。これを解決するには、目的格を明確にして「すぐにやらな
ければならないことを…」とするか、「すぐにやらなければならないのなら」
がよいのでは…と、話が進んでいきました。

結論はともかく、議論の筋はお分りでしょう。それと同時に、最初に示した
<ア>も特に悪いわけではなく、話し言葉の場合には普通に問題なく使われて
いるということに同感されると思います。こういうことは英語でもよくあるこ
とで、waitで面白い例があったので紹介します。

Why wait till tomorrow, what you can do today?<イ>と、よく言うので
す。学校英語に照らすと変でしょう。私が自分なりに英語の知識を振り絞っ
て、You shouldn’t wait till tomorrow to do what you can do today.
<ウ>などと組立てると、「それは正しいけれど、正し過ぎてあまり言わな
い」というようなコメントが返ってきます。If you can do something 
today, why wait till tomorrow? の方がまだ自然で、<イ>もよくあり、
問題ないのだそうです(ただし、この件は米国。英国は存じません)。

本日のポイントはこれだけです。上級翻訳者の集まりで出るようなテーマでは
なくて恐縮です。結局私は何を申し上げているのでしょうか。1)私たちは、
翻訳の仕事には、基本的に上の<ウ>のような「正統な」ものを第一とするこ
とは当然です。この点は疑いありません。ただ、2)世間でよく聞く、安直か
つ実際的な語法も忘れてはいけないと思います。例えば、日本語で「義務」を
表す表現は「…しなければならない」に限らず、あと10ぐらい、できれば30ぐ
らい収集して、シチュエーションに応じて使い分けるような態度が必要です。
「…すればいいのに。」というのを使ったことがありますか(もちろん、この
ニュアンスが適する場合に限りますが)。

3)英語など外国語では、「実際的な日常の表現に接しよう」と思っても、日
本語(母国語)の場合より難しいには違いありません。でも、心構えとして
は、上の2)を忘れてはならないと思います。工夫すれば、日本にいながら生
きた英語に接することは可能です。そうすると、得られるメリットの一つに、
「与えられた英語で、筆がすべっている場合、あるいは、表現を誤っている場
合などの判断が楽になる」ことがあります。学校英語のようなきちんとした英
語を常に期待している方や、文学小説の翻訳を専門にする方は、「原稿がおか
しいのではないか」との疑問を呈するのに、相当な抵抗感があるらしいので
す。これは、私たちのやる翻訳の場では無用のことです。

生きた場で実際に使われている言語というのは、(しゃべりはもちろん、書い
たものであっても安直なものは)、そもそも、きちんとしていないものなので
す。和文原稿でも英文原稿でも同様です。


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4. SOHOしよう(神垣)
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「失敗体験」のススメ

9月17日から始まった「自分を売り込むライティング講座」でもお話しました
が、私の駆け出し時代(当時はデザイン事務所所属のコピーライター)は失敗
の連続。書いても書いてもボツだったりダメ出しをくらってばかり。認められ
ない悔しさやはがゆさで鬱々悶々とした日々を送っていました。

デザイン事務所でコピーライターを、編集プロダクションで編集者として経験
を積み、30歳を過ぎてフリーランスのライターとして独り立ちしたわけですが、
フリーになるまでに経験した山ほどの失敗や挫折は今、私の財産になっていま
す。20代の苦しい日々があったからこそ、少々のことではへこたれずしぶとく
元気に仕事している私がいます。

でも、それは当時所属していた会社の上司がフォローや間違いを正してくれた
お陰であり、励ましてくれた同僚がいたからこそ。一人では持ち堪えられなか
ったであろう失敗や挫折も、会社という人の集まりがそれを救ってくれました。
私自身、フリーになった当初は誰にも頼れない、誰も助けてくれない孤独感を
味わい、改めて会社員時代が恵まれていたことを実感したものです。SOHOやフ
リーランスとして独立する前に一度は会社経験を、とおすすめするのはそこに
あります。

若い時ほど「成功体験」より「失敗体験」を多くしたほうがいいと私は思って
います。実力と才能、そして運のある人は放っておいても成功をつかむもので
すが、あまりに早いうちから成功体験が続くと、突然トラブルに見舞われたり、
危機的状況に陥った時、なかなかそこから立ち直れません。

だからこそ、回復力が早い若いうち、そして、叱ってもらったり注意してもら
える会社という環境に身を置いているうちにしっかり「失敗体験」をして、し
ぶとさ、たくましさを身につけてほしいと思うのです。

自分がたたき上げタイプのせいか、めいっぱい「失敗体験」してきた人が私は
好きです。そいう“前科”のある人はなんとなく気配でわかるもので、つい一
緒に仕事がしたくなります。そういう人と組むと大概良い成果が出るようです。

★「自分を売り込むライティング講座」通学コースはスタートしましたが、随
 時通信コースの申し込みも受付いています。興味のある方はぜひご参加くだ
 さい。お待ちしています!

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5.リンクしよう(今回はメールマガジンを紹介します)  
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[ハリーポッターで学ぶ英会話] http://www.mag2.com/m/0000115099.htm

実務翻訳者で三児の母が、ハリーポッターで「勉強せずに」楽しんで英会話を
身につける週刊メールマガジンを発行。英語にまつわるお話も聞けそうで楽し
み。

ホームページはこちら↓
http://www.ccc-osaka.com/magazine.htm


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