【トランスマガジン VOLUME 90】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2003/04/18

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タイトル：【トランスマガジン VOLUME 90】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2003/04/18

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 7,464発行【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語- 2003/04/18　第90号　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝株式会社トランスワード http://www.transwd.com book@transwd.com ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■もくじ■ 1.　お知らせ 2.　最近の翻訳業界 3.　翻訳しよう 4.　SOHOしよう 5.　リンクしよう￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 1. お知らせ　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ■8割支給最後のチャンス！「教育訓練給付金」を上手に活用しましょう！■ 今月末日までに「技術を学ぶ翻訳者養成講座」の受講を開始された方は、教育訓練給付金の80％支給が適用されます。　　　　　￣￣￣￣ 5月1日以降は、改正法案により教育訓練給付額は現行の半額、つまり40％支給となるため受講料も大幅に変更となります。　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　現　行：受講料　126,000円（税込）の20％　⇒　実質　25,200円（税込）　　▼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣　変更後：受講料　126,000円（税込）の60％　⇒　実質　75,600円（税込）給付金支給額が変更になる前に「技術を学ぶ翻訳者養成講座」の受講をご希望の方は、4月25日（金）までに受講手続き（申込・振込）を完了されることをおすすめします。なぜなら・・・トランスワードスクールでは、受講料のお振込を確認次第、教材一式を発送。「発送日が受講開始日」となるため、お申込・お振込いただいて受講をスタートするまでには2～3日（入金確認までの期間）を要します。給付金の80％支給適用期間は4月末日ですが、お申込・お振込は4月25日（金）までに完了されると確実に適用が受けられます。　　　　　　￣￣￣￣￣￣せっかくの給付金。上手に活用してあなたの実力アップにお役立てください。技術を学ぶ翻訳者養成養成講座の詳細はこちら　http://www.transwd.com/school/k_yosei.htm ※改正法案は正式には国会審議の結果により定まるものであることを、あらか　じめご了承ください。 ■　翻訳進路相談へのご参加、ありがとうございました　■ 3月29～4月4日の7日間限定で、当メルマガ読者の皆さんを対象に「翻訳進路相談」を開催しました。最終的に32名の応募をいただき、応募者には個別に弊社代表の仲谷が添削指導とアドバイスを行い、好評のうちに終了いたしました。進路相談への参加をきっかけに、自身の翻訳レベルの再確認や翻訳の勉強に役立てていただいた様子。参加者の感想を一部ご紹介します。　・真っ赤になるほど丁寧な添削や対応がうれしかったです。ご指摘いただ　　いた点や参考書籍はとても参考になり、今後の励みなりました。　・いただいたコメントを励みに、将来は御社で活躍できる翻訳者になれる　　よう勉強していきたいと思います。　・仕事で英文マニュアルを書いたり、技術的な質問に答えることが多く、　　自己流で四苦八苦して仕上げています。このたび、御社の企画を知り、　　プロの目で評価していただきたいと応募しました。多くのご指摘をいた　　だき、本当に勉強になりました。今後も皆さまの翻訳力の向上に役立つ企画を考えていきたいと思いますので、「こんな企画やイベントをしてほしい」というご要望がありましたら、お気軽にメールでお知らせください。　　　e-mail： book@transwd.com ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 2. 最近の翻訳業界（仲谷）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿学生時代の英語の勉強日本工業英語協会を中心にして「大学工学部の学生にはシェイクスピアではなく、工業英語を教えよう。」という動きが盛んになってきています。工学部を卒業する学生の多くはエンジニアとして世界を相手に仕事をすることになります。学生のうちから技術現場で必要になる工業英語（技術英語）を身に付けておくのは当然のことでしょう。そのうち実務で役に立つ英語を身に付けないと大学を卒業できないようになるかもしれません。かなり以前から工業英語に力を入れている大学もあります。工業英語（技術英語）は技術系の人がこれからの世の中を生き抜くための必須能力になります。甘く見ないで習得のための努力をしましょう。￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 3. 翻訳しよう（荒井）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿英語で書く文書の中に、日本的な記号やパンクチュエーションを使わないでください。私が一番多く見ますのが、「昼休みは12時～午後1時です」というときのニョロニョロ（波線）です。これを英語にして、The lunch break is 12:00～1:00 p.m. とするのはおかしいです。英語の表記に～というのはありません。判断の一つの目安として、英字新聞で使われる記号に限るという方針が実際的です－英字新聞にニョロニョロは出ません。The lunch break is between 12.00 and 1:00 p.m. ただし、The lunch break is 12:00 - 1:00 p.m. とハイフンで書くのは可能です（ハイフンは、toと読みます）。もう一つの目安は、2バイト記号を使わないことです。英語文書に2バイトの文字や記号を入れると、システムによっては最悪バケます（この項は知ったかぶりなので、やや自信ありませんが、おそらくそうだと思います）。さて、企業文書には、次のようなのをよく見ます。「以上の考え方を踏まえ、品質改良＋販売価格改訂 ⇒ 2002年事業目標必達を図る」。あるいは「2001 年度の事業成果として、食料事業部◎、繊維○、輸送△、印刷×だった」。ビジネス文書をご存知ない方は、吹きだしたくなるのではないかと思いますが、こういう原稿があるのです。本当のことです。そして、次のように翻訳する方がいます。"Based on the above understanding, improve quality ＋ revise sales prices ⇒ accomplish the 2002 business targets." "Our business results for FY 2001 were food business ◎, textile ○, transportation △ and printing ×." こういう英文はありえないです。第一、これでは朗読できませんし、なにより意味が通じません（元の日本文の原稿も声に出して読むことができません。判じ物です）。解決策ですが、前者は省略します。みなさんお考えください。後者（○×星取表）は、まず、かなりまっとうに取り組むと、 The food division of this company finished FY2001 with excellent results, while the textile business was also successful. The transport area, however, recorded slightly unfavorable results and the printing business showed a loss. のようになります。ですが、この「○×星取表」がもっと長く続くような場合には、これでは少し煩わしいでしょう。やや「天気予報的」な英語にして、 Summarizing the FY2001 results of each division of the company, the food business was excellent, textiles also good, transport rather poor and printing very bad, compared with the results for FY2000 in which the food business was excellent, textiles rather bad, …などとできます。英語の文書に、ローマ数字を入れることがあります。第二次世界大戦、ルイ14 世というのに、World War II、Louis XIV と、X、V、Iなどの文字を組み合わせてください。パソコンの和文モードで「いち」を変換して「Ⅰ」、「に」を変換して「Ⅱ」などとしないでください。上と逆に、日本語の文書では外国語の記号類を使いません。このテーマでも申上げることがたくさんありますが、別途にいたします。￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 4. SOHOしよう（神垣）＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿「SOHOのメール作法」 SOHOが仕事にフル活用しているメール。今回から数回にわたってビジネスメールのポイントをご紹介したいと思います。メールのやり取りの基本は、相手への「思いやり」とその場に応じた「使い分け」に尽きると思います。思いやりとは、メールを受け取る側が読みやすい配慮。使い分けとは、状況に応じて臨機応変に対処すること。この二つのポイントを常に気に留めておけば、相手に不快な思いをさせることはまずありません。メールに限らずビジネスの基本でもありますね。たとえば、件名。SOHO自身がそうだと思いますが、一日に受信するメール数はおびただしい数になります。まず、件名を見て対応の優先順位をつけていくことになるので、件名はひと目見て用件がすぐにわかるように配慮したいもの。相手に的確に内容が伝わるよう、「広告掲載のお願い」「次回打ち合わせの件」など、具体的な件名の表記を心がけましょう。メールによるトライアルの応募なども、この件名の表記ひとつで評価が分かれる場合も。トライアルなどは「トライアル応募」といった同じ件名のメールが複数送信されることが想定されます。件名にも差出人名を入れておくと、受信する側は誰からのメールかひと目でわかり、あとで整理・処理する際に作業しやすくなります。受信した相手に自分の名前や所属部署がきちんとわかるように、メールのアカウントの設定も今一度確認しておきましょう。ニックネームや家族の名前で初期設定し、そのまま使っていたということが結構あります。メールを送信する前に、受けとる側の次の行動を考え、件名ひとつにもちょっとした心遣いができれば、あなたの評価も上がり、仕事もスムーズに進められて一石二鳥ですよ。￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 5.リンクしよう　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ [ニシキプリント]　http://www.nishiki-p.co.jp/ ニシキプリントは、究極の高品質・短納期・低価格を追求する広島の印刷会社。ＤＴＰはもちろん、オンデマンド印刷、アナログ印刷まで幅広く手がけ、価格・品質とも最適な印刷物を提案します。毎月１回、メルマガも配信。 “賢い印刷発注”に役立つ実用的な印刷情報を提供します。－■発行■－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－｜｜株式会社トランスワード｜〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F ｜ Tel：082-506-3233 Fax：082-506-3234 ｜ URL： http://www.transwd.com ｜ e-mail： book@transwd.com ｜－■配信解除■－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－｜｜配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。｜｜代表的な配信サイト｜まぐまぐ　http://www.mag2.com/ ｜－■お問い合わせ・投稿先■－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－｜｜ book@transwd.com ｜－■免責事項■－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－｜｜掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご｜了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手｜続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで｜ご相談ください。｜

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