メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 74】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2002/09/05


============================== 7,878発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2002/09/05 第74号   
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 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
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 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
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■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. パソコンしよう
5. リンクしよう

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1. お知らせ 
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■ 教育訓練給付金制度指定講座 受講生募集中! ■

2001年10月より通信講座「技術を学ぶ翻訳者養成講座」が「教育訓練給付金制
度指定講座」になり、皆様にご好評いただいてます。

教育訓練給付金制度とは受給資格者が指定講座を修了すると国から受講料の80
%が支給される制度です。

当講座の場合、受講料126,000円(税込)ですので、実質25,200円(税込)で
受講することが可能です。

皆様のお申込みをお待ちしています。

通信講座案内はこちらから
 http://www.transwd.com/school/index.htm

教育訓練給付金制度はこちらから
 http://www.transwd.com/school/kyufu.htm


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2. 最近の翻訳業界(仲谷) 
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トランスワードの翻訳教本は100%手作り

当社のホームページでは3冊の翻訳教本を販売しています。
これらの本は当社翻訳通信教育の教材としても使用されています。

当社は長年にわたり技術翻訳の仕事をしてきました。この間多くの技術文書を
翻訳し、難しい文章や誰も知らない新しい用語を処理してきました。市販の辞
書や教本では解決できない多くの文章(用語)を時にはクライアントと協力し
て解決してきました。

またトランスワードはこれまで多くの技術翻訳者を育ててきました。技術分野
の経験がほとんど無い人に技術と翻訳ノウハウを教え、一人前の翻訳者として
世に送り出しました。

以上の経験を重ねながら当社は「技術翻訳者養成のためのノウハウ」のような
ものを蓄積してきました。技術翻訳者として知っておくべき技術の基礎、技術
現場の常識、テクニカルライティングの考え方とテクニック、世界のどこでも
通用する英文表記法、最初は誰でも間違う技術翻訳の落とし穴などです。

トランスワードの翻訳教本には長年我々が苦労して集めたノウハウが詰まって
います。我々が技術翻訳の仕事をするためのバイブルのようなものです。

技術翻訳を目指す人にはぜひとも読んでいただきたい教本です。


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3. 翻訳しよう(荒井)
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以前このコラムで申し上げました(と記憶しています)が、クラシックの音楽
評に、いやもう妙な日本語が多いのです。

「今日しばしば演奏され、レコードも多いこの曲は、ブラームスが書いたロ短
調のクラリネット協奏曲や、モーツァルトのフルート協奏曲などとともに、単
にクラリネットのみならず、管楽器のために書かれた作品の中ではもっとも人
口に膾炙している」

という調子の文が続きます。

もう一つ。

「1771年11月、ミラノで書かれたディベルティメントに初めて同じ数のホルン
とともに、2本のクラリネットが弦楽器に添えて用いられ…」。

誰だって、下手な和訳だと思うでしょう。が、れっきとした日本人の書き下ろ
しの日本語です…。

本日は、この後者を取上げます。書き下ろしの日本文で翻訳の勉強をするとい
うのも、何とも妙な感じですが。

まず、「書かれた」「用いられ」。

日本語のこういう受身形は、みなさん、もう何とも思わないでしょうか。日本
語の受身形には「迷惑」を表すことが多いので気をつけるべきというのが一般
論です。受身形の可否は、英語についてはずいぶん論議するくせに、日本語で
は無頓着の人が多いです。

(なお、「ディベルティメント」は音楽の曲種の一つ。「書く」はここでは「
作曲する」の意味です。)

数詞について。

ヨーロッパ言語では、数詞は形容詞の一種ですが、日本語では本来副詞的に使
います。「ホルンを2本使う」が、一番オリジナルな日本語の形です。数詞でな
くて、不定の数の場合も、「少しの質問をしたい」ではなく「質問を少しした
い」、「たくさんのご飯を食べる」ではなく「ご飯をたくさん食べる」の方が
普通です。

最大のポイントは、「同じ数のホルンとともに、2本のクラリネットが」という
ところ。

何本とも言わないうちに、「同じ数の」とする神経が知れません。そして、
「ホルンとクラリネットが同じ数」という点は何も話が発展せず、話題は全く
変わってしまうのです。だいたいこういう場合に、管楽器を1本加えるのでは少
なく、3本では多く、2本が一番普通なのです。

もう、ただ字数を増やそうとしただけのように見えます。「弦楽器に加えて、
ホルンとクラリネットがそれぞれ2本用いられ」とすれば(あるいは、「…を用
い」と能動で)、問題ないだろうと思うのですが。


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4. パソコンしよう(西田)
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登録商標マークの出し方(マイクロソフト社のWordの場合)

トランスワードの通信教育「技術を学ぶ翻訳者養成講座」は2001年10月より厚
生労働大臣指定の「教育訓練給付金制度」対象となり皆様からご好評をいただ
いている講座です。

先日受講生の方から「登録商標マークをWordで出すにはどうしたらいいです
か?」と質問を頂きました。Rに○のマークのことです。

Word2000の場合、メニューバーの「挿入」→「記号と特殊文字」を指定すると
ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスのフォントは「英数字用フォント」がありますが、これを
指定して挿入した登録商標マークは、ツールバーのフォントを変換するとその
フォントに合わせて表示形式が変わり本来のマークと異なっている場合があり
ます。
表示形式を変えずに文字化け(異なるマーク)を防ぐためには「Symbol」を指
定しましょう。
「Symbol」の表の中に登録商標の「Rに○」のマークがあります。

技術翻訳講座の課題には、基本的な技術知識修得のため、専門用語と共に様々
な記号や単位が使われています。記号は文字変換で出てくるものもありますが
特別なマークはこのような方法で表します。

※OSによってはダイアルボックスの表示が異なる場合があります。


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5.リンクしよう  
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[ニシキプリント] http://www.nishiki-p.co.jp/

ニシキプリントは、究極の高品質・短納期・低価格を追求する広島の印刷会
社。DTPはもちろん、オンデマンド印刷、アナログ印刷まで幅広く手がけ、
価格・品質とも最適な印刷物を提案します。毎月1回、メルマガも配信。
“賢い印刷発注”に役立つ実用的な印刷情報を提供します。


[Her Story] http://www.herstory.co.jp/

ひとりひとりは弱いけれど集まればパワーになる。 結婚していても、子供が
いても、自分らしく仕事がしたいと思う仲間が集まり、今では60,000名に。広
島に本部をおきマーケティングに力を入れ、女性ならではの気配りを提供する
会社のホームページ。多種多様のメルマガも発行。


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