メルマガ:【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-
タイトル:【トランスマガジン VOLUME 64】-翻訳会社が教えるプロの英語-  2002/04/06


============================== 7,983発行
【トランスマガジン】-翻訳会社が教えるプロの英語-   2002/04/05 第64号   
===================================
 株式会社トランスワード
 http://www.transwd.com
 book@transwd.com
===================================
 当マガジンは当社翻訳教室の生徒さんおよび登録翻訳者の方を主な対象にし
 翻訳実務に役立つ情報を定期的にお送りするものです。
===================================

■もくじ■

1. お知らせ
2. 最近の翻訳業界 
3. 翻訳しよう
4. パソコンしよう
5. リンクしよう

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1. お知らせ 
___________________________________

■ 教育訓練給付金制度指定講座 受講生募集中! ■

2001年10月より通信講座「技術を学ぶ翻訳者養成講座」が「教育訓練給付金制
度指定講座」になり、皆様にご好評いただいてます。

教育訓練給付金制度とは受給資格者が指定講座を修了すると国から受講料の80
%が支給される制度です。

当講座の場合、受講料126,000円(税込)ですので、実質25,200円(税込)で
受講することが可能です。

皆様のお申込みをお待ちしています。

通信講座案内はこちらから
 http://www.transwd.com/school/index

教育訓練給付金制度はこちらから
 http://www.transwd.com/school/kyufu.htm


■ 携帯電話向け無料メールマガジン読者数400名突破! ■

当社ホームページで毎週金曜日に更新している「ワンポイント翻訳レッスン」
を、携帯電話向けメールマガジンとして無料配信しています。

週1回200文字程度のレッスンで、無理なく翻訳の勉強を継続していただけます。
ぜひ登録してください。

配信周期:毎週金曜日

配信登録はこちらから
 http://mini.mag2.com/pc/


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2. 最近の翻訳業界(仲谷) 
___________________________________

翻訳者の育成

翻訳会社にとって優秀な翻訳者はビジネスの糧です。
レベルの高い人をなるべく多く集めたいものです。

翻訳業は今でも職人の世界であり、「翻訳技術は自分で会得するもの、または
先輩から盗むもの」みたいな考え方が主流です。確かに私もこのような考え方
で勉強してきました。

しかしビジネスとして翻訳をするにはこれでは間にあいません。最短の時間で
高い翻訳レベルに達してもらわなくては商売になりません。このため当社では
社員も対象にした翻訳教室を運営してきましたが、これでも不十分です。教室
で教えることが出来るのは基本ルールとわずかな実践技術だけだからです。

「後は自分で努力しなさい」というのは簡単ですが技術分野の翻訳は必要とな
る知識の幅が広く、この方法では一人前になるために5〜10年くらいの時間が
かかってしまいます。

短期間(1〜2年)で翻訳者を育てるには緻密なOJTしかありません。1つの翻訳
をさせ、それが完璧に仕上がるまで細かな指導をして「完璧な翻訳をするため
のテクニックと技術知識」を丁寧に教えるのです。1回では覚えられないので
何度も何度も繰り返し指導します。

翻訳は勉強ではなく練習が大切です。頭で理解しているだけでは実践の翻訳は
出来ません。スポーツ選手のように毎日の練習が大切です。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3. 翻訳しよう(荒井)
___________________________________

次の日本文をお読みください。

(1) 製品には数パーセントのアスベストが使われているといいながら、健康上
の被害が発生したことはただの一度もなかった。

(2) こういう条件下であれば、部長と課長が10ずついたとしても、どのように
して事業を思い通りに遂行することができるというのか。

(3) ○○製品の進出によって大きな損害を受けた経営者たちは、辛苦をなめな
がら苦労して市場基盤を創出したのに、また再び激甚な競争を呼び入れようと
しないだろうことは疑う余地もない。

全部正しい日本語です。が、どことなく不自然ではないでしょうか。

実は、どれも韓国語テキストの和訳なのです(だから原文は省略。私も分から
ないし)。

翻訳が原語(韓国語)の言い回しに引きずられているのではないかと思える例
です。(翻訳者が日本人か韓国人かは不明。)

(1) Althoughの意味で「といいながら」という表現はありますが、それは「今
日会いたいといいながら、まだ連絡がない」などと、本当に「言う」の意味の
場合が多いと思います。

(2) 文の構造は「…であれば、…としても、どのようにして…だろうか」とい
うもので、日本語でこれはかなり紋切り型です。
例えば普通の週刊誌の記事では、「このように厳しい条件なので、かりに部長
と課長が10ずついたとしても、事業を思い通りに遂行することは無理だろう」
などと書くでしょう。
おそらく韓国語では、"反語表現"が日本語より普通なのだろうと思います。

(3) はどうですか。
私の通常の理屈では、「苦労して市場基盤を創出したのに」は「苦労して市場
基盤を創出したのだから」であるべきだと思います。

以上は韓日翻訳の例でした。

振り返って、英日翻訳の場合に置き換えてみて、“いかにも英語をそのまま日
本語にしたような翻訳だ”などと言われないようにしたいものです。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
4. パソコンしよう(西田)
___________________________________

パソコン周辺機器購入のポイント

周辺機器といってもいろいろありますが、みなさんの頭にすぐ浮かぶのがプリ
ンタやスキャナ、デジカメなどではないでしょうか?最近は多機能、高速、値
段も安い、と消費者の立場からすればうれしいことです。ついつい「どうせ買
うなら一番新しいものを」と思いがちです。
 
購入にあたって、自分のパソコンとの対応(OSのバージョン、外付けの接続
方法)をチェックすることは言うまでもありません。

ここで見落としがちなのは、接続するパソコンのスペックをチェックすること
です。

OSが対応可能でも古いパソコン、ドライブの空き容量が少ない状態、などの
場合だと最新の機能をフルに使えないばかりではなく、他のソフトの稼働率ま
で下げてしまうことになります。

このように外付型周辺機器を選ぶ時は目的をよく吟味して使用するパソコンと
のバランスを考えて購入しましょう。

余談ですが、先日WindowsXPがUSB2.0(従来のUSBより40倍以上高速な規格)に
正式対応したので早速USB2.0対応機器を購入してみました。
ところが正式対応したはずの機器がメーカーによっては動作が不安定になる場
合もあるようで(実際私のパソコンはフリーズ)、購入前にメーカーサイト等
で確認しておけばよかったと反省してます。

口コミサイトで購入前に情報収集しておくのも、後で失敗しないためのコツか
もしれませんね。「価格.com」内の製品別掲示板はオススメです。

(価格.com)http://www.kakaku.com/



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5.リンクしよう  
___________________________________

[翻訳姫] http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Ivory/1732/

翻訳者志望のまどかさんのホームページ。勉強の楽しさや悩みが率直に綴られ
ており、特に翻訳者志望の方、ついつい頷いてしまう内容です。実はまどかさ
ん、トランスワードスクールの受講生だったりします。


[Her Story] http://www.herstory.co.jp/

ひとりひとりは弱いけれど集まればパワーになる。 結婚していても、子供が
いても、自分らしく仕事がしたいと思う仲間が集まり、今では60,000名に。広
島に本部をおきマーケティングに力を入れ、女性ならではの気配りを提供する
会社のホームページ。多種多様のメルマガも発行。


−■発行■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

|株式会社 トランスワード
| 〒732-0823 広島市南区猿猴橋町1-8スミヒロビル5F
| Tel:082-506-3233  Fax:082-506-3234
| URL: http://www.transwd.com
| e-mail: book@transwd.com

−■配信解除■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

|配信解除等は、登録した配信サイトでお願いします。

|代表的な配信サイト
| まぐまぐ  http://www.mag2.com/

−■お問い合わせ・投稿先■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

|  book@transwd.com

−■免責事項■−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

|掲載情報により生じたいかなる事象も当方では責任を負いかねますので、ご
|了承ください。配信解除は読者様において手続きください。当方では解除手
|続きの代行は請け負っておりません。どうしてもわからない時は、メールで
|ご相談ください。


ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。