メルマガ:仮想力線電磁気学
タイトル:仮想力線電磁気学  2026/06/12


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 N┃→       仮想力線電磁気学
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●反エコ(環境)ファッショ特集 号外

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前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用
記事での代用です。
体調が戻るまで、どうか御了承願います。

なお、今回のレイアウトは、原文のそれのままで掲載します。
どうかご了承願います。

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【サマータイム制導入に反対する】 特別号外2 f0005


◎福島第一原発事故の原因追究特集 第5回

 今回は、前回の話の最後の部分で出てきた『一方のプレートが他
 方のプレートの下に沈み込むケース』について、さらに理解を深
 めていただくための話をします。
 なにしろ、この特集のテーマである福島第一原発事故の原因とな
 った東日本大震災は、このケースなのですから。

 それでは、本編をどうぞ。(なお、今回も図がいくつも登場する
 ので、等幅フォントで御覧下さい。)


●受圧固着の原動力となったものを把握する

 前回の話の続きで、『一方のプレートが他方のプレートの下に沈
 み込むケース』についての話です。
 まずは、確認のため、前回示した図(図14)を再度御覧いただ
 きたいと思います。


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        →    \/    ←
             /
            /
                         (図14)

 さて、前回の話では、メカニズムが異なる四つの受圧固着が起き
 ることを説明しました。
 ですが、それらの原動力となったものは、二つだけです。
 それは、重力とマントル流です。
 四つ示された受圧固着のうち、最初の一つが重力を原動力とする
 もので、残りの三つはマントル流によるものです。
 まずは、そのあたりのことを、復習を兼ねながら、一つづつ説明
 していきたいと思います。


●重力と自重

 まずは、一つ目の受圧固着である、左側のプレートの『自重で起
 きる受圧固着』について見ていきたいと思います。
 『自重で起きる受圧固着』については、図10による説明をしま
 したが、あの図はプレート境界が水平な場合の図でした。
 ですので、プレート境界が斜めになっている図14のケースにつ
 いての図を以下に示したいと思います。


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             \/
            ↓/
            /
                         (図15)

 プレート境界部分のところに、下向きの矢印が描かれていますね。
 これは、左側のプレートに重力が働くことによって生じる作用で、
 この作用が『自重で起きる受圧固着』を起こさせることになるわ
 けです。
 つまり、この作用は、境界面に平行な(左斜め下向きの)分力と、
 境界面に垂直な(右斜め下向きの)分力という、二つの分力に分
 けることができるわけですが、受圧固着を起こす圧力となるのは、
 後者、すなわち、境界面に垂直な分力の方です。

 重力が受圧固着の原動力となるのは、この受圧固着だけです。
 あとの三つの受圧固着は、これから述べるように、マントル流が
 原動力となるのです。


●マントル流とプレートのぶつかり合い

 次に、二つ目の受圧固着、すなわち、『プレートがぶつかり合う』
 ことによって起きる受圧固着について考えてみましょう。
 これも、図12による説明をしましたが、その図もまた、プレー
 ト境界が水平な場合用の図でした。
 そこで、図14のケース用の図を描いてみたいと思います。


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             \/
            →/
           →/
                         (図16)

 プレート境界の部分に、今度は右向きの矢印が描かれていますね。
 これが、『プレートがぶつかり合う』ことによって生じる作用で、
 受圧固着を生じさせることになるわけです。
 つまり、この作用もまた、境界面に平行な(右斜め上向きの)分
 力と、境界面に垂直な(右斜め下向きの)分力という、二つの分
 力に分けることができ、そのうち、受圧固着を起こす圧力となる
 のは、これまた後者、すなわち、境界面に垂直な分力の方です。

 ただし、その原動力となるのは、先ほどの場合とは違って、マン
 トル流です。
 左右二つのプレートがぶつかり合う原因となっているのは、それ
 らの下にあるマントル流であるからです。


●マントル流と盛り上がり阻止作用

 次に、三つ目の受圧固着、すなわち、盛り上がり阻止作用による
 受圧固着です。
 前回の図13で示したように、プレートがぶつかり合うだけでは、
 プレート境界の深いところでは受圧固着が起きますが、浅いとこ
 ろ、すなわち、上の方では、圧力の方向とは垂直な方向にサイズ
 が大きくなろうとするのを抑える働きが弱いため、盛り上がって
 しまいがちで、そのために受圧固着は起きにくくなるのでした。

 もっとも、図13は、プレート境界が垂直な場合の図でしたので、
 ここでは、図14のケース用の図を示したいと思います。
 それは、こんな感じの図になります。(盛り上がり方が、かなり
 誇張されてしまっていますが…。)


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              /
            →/
           →/
                         (図17)

 図16と比較してみて下さい。
 左側のプレートの縁が、右側のプレートの上に迫(せ)り出すよ
 うに盛り上がってしまっていますでしょう。
 これでは、受圧固着はほとんど起きません。

 ところが、右側のプレートが、左側のプレートの下に沈み込もう
 (潜り込もう)とすると、左斜め下方向への引きずりの効果によ
 り、この盛り上がり(迫り出し)が阻止され、浅いところでも受
 圧固着が起きやすくなるのです。


   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
             \/
            →//
           →/└
                         (図18)

 右側のプレートの境界面付近に、左斜め下向きの矢印を描いたつ
 もりなのですが…。(テキスト・アートの表現力の限界です。わ
 かってやって下さい。m(_ _;)m )
 この左斜め下向きの矢印は、右側のプレートの沈み込みを表すも
 のです。
 この『沈み込み』による『引きずり込み』が、左側のプレートの
 盛り上がり(迫り出し)を阻止することになるわけです。
 その結果、浅いところでも受圧固着が起きやすくなるというわけ
 です。

 以上が、三つ目の受圧固着のメカニズムです。
 右側プレートの沈み込みが影響していますでしょう。
 そして、この沈み込みは、マントル流によるものなのです。
 ですから、この三つ目の受圧固着の原動力も、マントル流という
 ことになるのです。


●マントル流と絞り

 最後に、四つ目の受圧固着についてです。
 これは、左側のプレートが、右側のプレートの沈み込みに引きず
 られると、サイズが小さくさせられることになるため、圧縮され
 ることになり、故に、受圧固着が起きる…というものでした。
 これも図を示すと、こんな感じでしょうか。
 

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             \/
            ///
           └/└
                         (図19)

 左側のプレートの境界付近にも、左斜め下向きの矢印が描かれて
 いる…と思ってやって下さい。m(_ _;)m
 すると、左側のプレートが圧縮されることになるということがわ
 かると思います。

 と同時に、この受圧固着についても、原動力となるのはマントル
 流であるということがわかると思います。
 三つ目の場合と同じく、右側のプレートの沈み込みが原因となる
 わけですから。

 このように、一つ目の受圧固着の原動力は重力で、あとの三つは
 マントル流が原動力となるのです。
 ですから、受圧固着は四つでも、原動力は二つしかないことにな
 るのです。


●そして、もう一つの原動力…歪み

 今回は受圧固着の原動力となるものについて考えてきましたが、
 実は、受圧固着の原動力となるものが、さらにもう一つ存在する
 のです。
 それは、プレートにたまった歪みです。

 これは、とかく、見落とされがちなことです。
 歪みがたまった左側のプレート(の端)は、上方向だけでなく、
 右方向にも動こうとするのです。
 なぜか?

 それは、歪みがたまる際の変形のさせられ方が関係しています。
 左側のプレートに歪みがたまるのは、右側のプレートの沈み込み
 による引きずりが原因です。
 ところが、引きずりの方向は、下向きではありません。
 左斜め下向きです。
 このため、左方向にも変形させられているのです。
 故に、左向きの歪みもたまっているのです。
 ですから、その弾性力(反力)として、右向きの力が(も)生じ
 ることになるのです。
 図で示すと、こんな感じです。


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             \/
            →/
           →/
                         (図20)

 もうお気づきのように、これは図16、すなわち、プレートのぶ
 つかり合いによって生じる受圧固着の話の時の図と(ほとんど)
 同じです。
 ならば、その応用で、右向きの力の分力を考えれば、こちらもま
 た受圧固着を生じさせることになるということがわかると思いま
 す。

 このように、プレートにたまった歪みが生み出す力までもが、実
 は、受圧固着を生じさせる働きをしてしまうのです。
 プレートの沈み込みに加えて、プレートの歪みまでもが、プレー
 ト境界付近を壊れにくくする(∴滑りにくくする∴動きにくくす
 る∴地震や津波を起きにくくし、歪みの解放を阻害する∴歪みが
 たまりやすくする∴強大な地震や津波を起こしやすくする)働き
 をしていたのです。

 ところが、国の地震研究では、そのいずれも、プレート境界付近
 を壊す(∴歪みを解放させる∴強大な地震や津波を起こりにくく
 する)働きしかしないと考えていたのです。
 これでは、予想がハズレるのは当然のことでしょう。


●分力のことを十分考えることが不可欠

 さて、こうしてみると、東日本大震災の震源となるエリアでは、
 なんと、五つもの受圧固着が起きていたということがわかります。
 国の地震研究では、そのうちの一つも考えていなかったのですか
 ら、論外レベルのお粗末さだったのです。

 それはともかく、受圧固着について考える時は、分力というもの
 を考えることが、まずは重要になってきます。
 今回の話でも、分力のことが出てきましたでしょう。
 最も単純な、重力が原動力となる受圧固着、すなわち、自重が原
 因となる受圧固着でさえ、境界面を押すことになる向きの力の成
 分(分力)を考えなければ、たとえ受圧固着という現象のことを
 知っていたとしても、受圧固着が起きることには気付かないこと
 になってしまうのです。
 ですから、まずは、分力について考えることが重要になってくる
 のです。


●力の向きのことを十分考えることが不可欠

 さらに、プレートのぶつかり合いのケースなどでは、なおさら、
 そのことが言えます。
 元の作用は横向きで、その分力を考えなければ、境界面を押すこ
 とになる向きの力(=受圧固着を起こすことになる圧力)のこと
 など、全然思いつかないことになることでしょう。

 分力を考えるということは、力の向きを十分に考えるということ
 です。
 ところが、これが意外と忘れられがちなことなのです。
 実際、プレートにたまった歪みまでもが、境界面を押すことにな
 る向きの力を生み出すということに気付いていた者が、どれだけ
 いたでしょうか?
 先ほども述べたように、左側のプレートにかかっていたのは、下
 向きの力ではなく、左斜め下向きの力であり、故に、右向きの弾
 性力(反力)をも生み出すことになるのですが、そのことに気付
 くためには、力の向きを、残らず、正確に把握しておく必要があ
 るのです。
 そこまでやらないと、受圧固着を把握しつくすことは不可能なの
 です。
 故に、地震や津波が起きる可能性の予想も不可能になるのです。


●意外と厄介な力の向きという問題

 力の向きを把握するということは、結構面倒なことなのです。
 なぜなら、物質・物体というものには、力の向き(や大きさ)を
 変えてしまう働きがあるからです。

 たとえば、物体に圧力をかけると、圧力とは垂直な方向に膨張し
 ようとします。
 膨張しようとするということは、膨張しようとする向きの力を生
 じさせるということです。
 つまり、圧力とは垂直な方向の力を生み出すのです。
 これは、圧力となる力を、それとは垂直な方向の力に変えてしま
 うということになるでしょう。

 物体が置かれた斜面もまた、力の向きを変えてしまう働きをしま
 すね。
 物体に働く下向きの力である重力を、斜面に水平な力(物体をす
 べり落とさせようとする力)と垂直な力(斜面を押す力)とに分
 割変換してしまいます。

 というわけで、力の向きや大きさを把握しつくすことは、結構面
 倒なことなのです。
 それだけに、科学のことを知ったかぶりしたがる政治家には、非
 常にウケが悪いのです。
 そのため、国の地震研究は、おかしなものになってしまったので
 す。
 次回は、そのあたりの話をしたいと思います。

                      (次回に続く)


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 発行者: tarkun(たーくん)

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