メルマガ:少女の性シリーズ
タイトル:少女の性 712(増量版)  2026/03/01


少女の性 第七百十二部

「アメリカのお肉はスーパーの安いのしか知らないんです。ちゃんとしたのはほとんど経験が無くて」
「それじゃ、グレインフェッドのアンガスビーフとかは食べたことはないですか?」
「スーパーでアンガスってシールを貼ったのは見ますけど・・・・でもないんです」
「そうですか。それならきっと楽しめますよ。日本ではアンガスビーフは売っていても、グレインフェッドのなんてあまり売ってないですからね。お友達とでも大きなのを頼んでシェアするのがオススメです。意外に大きくても食べられちゃいますから」
「そうなんですか・・・・・・」

あまり美咲は信じていない感じだ。

「信用されてないですね」
「いえ、そう言うわけでは。ただ、経験が無いので」
「私の両親がアメリカに遊びに来たとき、母親でも一ポンド食べていきましたからね。きっと食べられると思いますよ」
「1ポンドって・・・・」
「450グラム」
「さすがにそれは・・・・日本にもポンドステーキってありますけど、無理だと思います」
「そうですか。確かに美咲さんみたいな細身の方には無理かもしれません」
「いえ・・」

美咲は先程から容姿についての評価を混ぜてくる宏一の言い方がちょっと気に入らなかった。好きなものの話と自分の容姿は別だと思うのだ。だからちょっと挑戦的になってしまった。

「三谷さん、好きなものならたくさん食べたいと思うし、食べることだってできると思うんです。違いますか?容姿とは関係ないと思いますけど」
「ごめんなさい。言い方が拙かったですね」
「いいえ、そうじゃ無くて私の場合、美味しいと思ったらペロッと食べちゃいますよって言う話。あくまで美味しければ、ですけど」
「ということは、美咲さんとしてはアメリカンビーフでも美味しくない場合もある、と?」
「そうです。私は生産農家では無いので詳しくは無いですけど、美味しい牛肉って結構作るのが難しいと思うんです。和牛みたいに皮下脂肪を肉の中に刷り込んで霜降りにするならまだしも、餌の影響が強い脂じゃなくて肉自体の味って結構繊細ですから」
「さすが料理人ですね。それじゃ、もし良かったらお店に行ったあとで写真を見せて貰えませんか?ちゃんと食べられたら『美味しい』ってことですよね?それだったら次に私がお友達も一緒に奢りますよ。美味しい肉が見つかったお祝いに」

美咲は面白い誘い方だと思った。いきなり誘うのではなく、一度オススメに乗ってもらってから二度目に誘うというのだ。それも友達と一緒にと言う。珍しい誘い方だ。ただ、こうすると美咲自身に興味があるわけではなく、牛肉の話を深めたいというアピールであることを強調できる。それはそれで好感が持てた。だから美咲はもう少し話を進めても良いと思った。

「分かりました。なるべく早く行って確かめたいと思います」
「楽しみにしてますよ」
「それで、もう一杯いただいても良いですか?」
「もちろん」
「それじゃ、次のオススメをお願いします」
「はい、分かりました。美咲さん、ウィスキーはいかがですか?スコットランドの」
「はい、お任せします」
「わかりました」

そう言うと宏一はハイランドクーラーとゴッドファーザーを頼んだ。

「シングルモルトウィスキーはそのまま飲むのが定番ですけど、今日は美咲さんの名前を呼ぶことができたので、お祝いにカクテルで楽しみたいです。和食の繊細な香りを吟味している美咲さんがピートで燻した香りを気に入るかどうかは冒険ですけど、たぶんスコッチをカクテルで飲むなんて事はしたことが無いだろうからチャレンジということで」
「確かに、シングルモルトウィスキーは偶に飲むことありますけど、ロックしか飲んだこと、無いです」
「そうですよ。普通そうです。だから、ですよ」
「だから?」
「そう、美咲さんに俺を印象づけたいので」

美咲は『おやおや』と思った。今頃になって売り込みを図っても、もう印象は決まってるのに、と思った。

そしてハイランドクーラーとゴッドファーザーが届くと、宏一が言った。

「先ず美咲さんが両方を味見して、飲みたい方を選んでください。私はどちらも好きなので、もう一方をいただきますから」
「私を試験しようって言うんですね。分かりました。いただきます」
「そんな意地悪じゃないですよ」
「いえ、いただいてみます」

美咲はあくまでも宏一が出した試験という感じで両方を飲んでみた。

「だいぶ違いますね。こっちの方は若い人向けといった感じで香りも穏やかでスッキリしてるのに、こっちの方は大人のカクテルで落ち着いて楽しむって感じ。どっちも燻製の香りが生きてて美味しいですけど」
「それじゃ、美咲さんはどちらが気に入りました?」
「どっちだと思います?」
「意地悪だなぁ。えっと、こっちのゴッドファーザーです」
「どうして?」
「お酒は落ち着いて楽しむタイプだと思うからですよ。美咲さんはこんなバーで一人でお酒を飲むくらいだから、静かに飲む方が好きだと思ったので」
「そうですか・・・・・・・・はい、正解です。こっちの方が好きですね」
「良かった。それじゃ私はハイランドクーラーを飲みますね」
「お願いします」
「それで、どうですか?印象に残りそうですか?」
「三谷さんが?印象に?もちろんですよ」
「良かった。やっぱり、意表を突こうとスコッチのシングルモルトのカクテルを出したのが良かったんですね」
「いいえ、それは違います。三谷さんの印象が決まったのはもっと前です」

「そうなんですか?それじゃ、最初にこのお店で会った時かその前にコンビニであったときですかね?」
「もっと前です」
「もっと前?それじゃ、いつ印象付けられたのかなぁ?」
「もしかして、分からないんですか?」
「分からないです」
「それじゃ、今日は奢っていただくのでお礼代わりに教えますね。最初からですよ」
「最初???最初って・・・・・・・この前コンビニで偶然会って、この店に来たときじゃなくてですか?」
「だからもっと前です」
「もっと前ってことは、その前にお店で?」
「もっとです」
「もっと?もっとって言うと・・・・・・・・」
「のれそれの時ですよ」
「のれそれって、本当に最初じゃないですか」
「そう言ってるのに」
「ごめんなさい。全然そんな雰囲気じゃ無かったから分からなくて。のれそれの時かぁ。そんなに話はしなかったような気がするけどなぁ。でものれそれは美味しかったなぁ」
「そうなんです。あの時はのれそれを一枚だけ仕入れたんですが、誰ものれそれ自体を知らなくて、このまま廃棄になるのかと心配していたんです。そこに三谷さんが来て注文したくれたので、この辺りでものれそれを注文する人が居るんだぁって安心したんです」
「確かに、ビジネス街の近くとは言え、気軽に入れるお店でのれそれなんて場違いみたいなものだから、注文する人は少ないだろうなぁ」
「三谷さんの前にも常連さんに聞いてみたんですが、誰ものれそれを知らなくてがっかりしていた時に三谷さんでしょ?印象に残りますよ」

「会話や会った時の印象じゃなくて、食材ののれそれのおかげっていうのはちょっと引っかかりますが、覚えて貰えたこと自体は嬉しいことだから、まぁいいか。こうやって美咲さんとお酒も飲めてるし。それじゃ、今日、ここに来るかって聞いたのはどうしてです?」
「それは・・・・あんまり言いたくないんですが、正直に言っちゃいますね。ストレスが溜まってたので、ちょっと気分転換したかったんです」
「気分転換?俺とお酒を飲むと?」
「お酒を飲むっていうか・・・・・・怒らないでくださいね。ここでちょっと気を引くことを言えば誘ってくるかなって思って、それをバシッと断ってがっかりした三谷さんの顔を見てスッキリしようと思ったんです」
「俺が美咲さんを誘って?それを断ってスッキリする?なんか意地の悪い話だなぁ」
「そうなんですよ。私って意地悪で性格がねじ曲がってるんです」
「まぁ、美人だとそうなりやすいですよね」

「さっきから美人とか何とかいってますけど、それってどう言うことですか?美人じゃいけないってこと?」
「いやいや、さっきも話したように、美人の飲み友達の愚痴を聞いていたら良く分かったんです。とにかく注目されるので周囲の期待にある程度は応えなきゃいけないし、注目度が高いと噂も広がりやすいから滅多なこと言えないし、いつもみんなに見られてますからね。同じ職場にいても他の人よりストレスが溜まりやすいんですよ。だから美人は大変なんです。職場の人から見ると飲み会に誘われたりして華やかに見えますけどね。注目される方、飲み会に良く誘われる方からすると苦労が多いんです。お金だって飛んで行くし。それに普通よりももっといろんな人と知り合うから目移りしちゃって付き合う人だって一人に決められないから、結局モヤモヤしたまま過ごさなきゃいけないし」

その言葉は美咲の心に染み込んだ。美咲の表情が固まったように見えたが、直ぐに柔らかくなった。

「確かに、その通りです・・・・・・・・・三谷さん・・・・・なんか、泣きそうですよ」

そう言って美咲はしばらく黙り込んだ。やがて大きく深呼吸すると、ゆっくり話し始めた。

「やっぱり三谷さんとお酒を飲んで良かったです。安心しますね。分かってくれる人と飲むと」
「やっぱりそうなんだ。美咲さんも美人だからなぁ」
「酔った勢いがあるから言いますけど、若い頃はこう言う人目を引く容姿じゃなくて、もっと普通の容姿だった方が良かったって思ってたんです。いくら真剣に努力して修行しても、腕を見るより容姿を見る人が多くて。そして、その容姿に気を遣ってる自分が嫌で」
「それであんなに腕が良いんですね。努力の結果なんですね」
「もう、またそんなことを。本当に泣きそうですよ」
「でも店長じゃないですか。それって容姿と関係ないでしょ?」
「そう言うわけでも・・・・・・でも、少し数字に強いからと言うのもあるので、実力も半分くらいは入ってるんでしょうね」
「半分てことは無いと思うけどなぁ。客を引くためなら、店の入り口近くに見かけの良い子を立たせておけば良いんだから、奥を管理してる店長にするってことは実力だと思うけどな。店を任せるって大変なことですよ」
「もう、三谷さん、もうそのくらいに。そんな泣かせることばっかり言わないで下さい」
「惚れてまうやろー!って所ですかね?」

宏一が笑うと美咲も一緒に笑ったが、美咲の目が少し潤んでいる気がした。それでも美咲ははっきり言った。

「いいえ、惚れることはありません」
「それは残念。でも、一人で静かに飲みたい時に、こう言うバーは良いですね」
「確かに良いんですけど・・・・・・・でもちょっと・・・・」

美咲は言葉を濁した。それに宏一は思い当たることがあった。

「それって先程からずっとあちらからチラチラこっちを見てるバーテンさんに関係ありますか?」
「分かりましたか。そうなんです。一人の時はあのバーテンさんと話をすることもあるんですけど、なんか露骨に気を遣ってくれるんで・・・・・嬉しいこともありますけど・・・・・・・でも、ここでそう言うのは・・・・良い店だし近いんで出入りを止めるのはもったいなくて。でもサービスで勝手にいろいろ出してくれたりするんです」
「そうですか。それじゃ、バーテンさんに美咲さんに声を掛けても無駄だって思って貰えば良いんですね」
「そんなことが・・・・・・まさか・・・」

美咲もピンときたようだ。

「そうですよ。俺が恋人だって思って貰えば良いんです」
「でも、今更直ぐ横に座るとか、わざとらしくないですか?」
「そうだなぁ、何か策を考えないといけないですね。でも、それならさっきのカクテルのシェアはポイントになったかもしれないですよ」
「確かに」
「それじゃ、もう一杯飲みます?いや、飲めます?」
「飲めますけど、いいんですか?」
「もちろん」
「それじゃ」                                                    。

そう言うと宏一はバーテンにセックスオンザビーチとビトウィーンザシーツ、それとチーズの盛り合わせを注文した。美咲はそのカクテルの名前に驚いた。

「三谷さん、凄い名前のカクテルですけど、飲んでも大丈夫なんですか?」
「強すぎないかってこと?それなら心配ないです。どちらも甘いカクテルですし、スクリュードライバーみたいにごくごく飲むようなカクテルじゃないですから」
「それで、私はどっちなんですか?」
「はい、セックスオンザビーチです。こっちはロングカクテルなんで飲みやすいですよ」
「あとで、もう一つの方を味見してみても良いですか?」
「はい、もちろん、そうしましょう。恋人っぽく味見してください」
「まぁ。恋人っぽくって言っても・・・・・」

美咲は笑いながら、『これってもしかして、巧妙に口説かれてるのかも?』と思った。ただ、そうだとしても楽しい時間なのでもっと楽しみたくなる。そして、宏一とこれほど気楽に話せるようにならなければ、こんなわざとバーテンダーに見せつけるようなまねはしなかっただろうと思った。

注文したカクテルが来ると、美咲はセックスオンザビーチを味見してからビトウィーンザシーツを味見した。ただ、その様子は宏一がキャプションを付けたような恋人同士という感じではなかったが。それでも一応仲の良いカップルという雰囲気は出していた。

「確かに、こっちの方は普通の女の子向けの甘いカクテルですね。ジュースみたい。名前の凄さとは反対の感じで完全に女の子向きです。そんなに強くないし」
「たぶん、名前で女の子の気を引くために作られたんでしょうね」

宏一はビドウィーンザシーツを飲みながらにこやかに答えた。

「それで、チーズを頼んだのは何か意味があるんですか?」
「うん、匂いのあるものを頼むって、親密な関係を表すかなぁって思って」
「確かに」
「このブルーチーズなんかは匂いが強いから、普通はあんまりデートの時なんかだと食べないのかなって思って。だから逆に匂いの強いチーズを頼むってことは気にしなくて良いほどの仲ってことになるかなって」
「そうかも・・・・・私はあんまり気にしたこと無いけど」

そう言いながらも美咲はブルーチーズを一切れ食べた。

「因みに、ですけど、俺は匂いの強い発酵食品は大好きです」
「正に『因みに』ですね」

美咲はさらっと流してもう一口飲んだ。どうやら美咲には必要ない情報だったようだ。それでも宏一はビトウィーンザシーツを飲みながら美咲との次の展開を考えた。それは美咲も同じだったようだ。

「それで、これからどうします?」
「そうだなぁ。恋人同士っていう展開を考えるのなら、これを飲み終わったら仲良く店を出るって事なんだろうけど・・・・・・」

美咲は腕時計を見て時間を確認した。

「確かに、そろそろ良い時間ですね。今日はここまでにしましょうか」
「そうですね。それじゃ、これを飲み終わったらお開きにしますか」
「はい、それまではもう少し」
「もちろん」
「三谷さんはこの近くにお勤めなんですよね」
「はい、近くの食品商社に派遣で入ってます」
「食品商社、それで・・・・・・いろいろ詳しいんですね」
「食品商社ですけど、仕事はコンピューターネットワークの仕事ですけどね」
「それじゃ、食べ物に詳しいのは仕事とは関係ないんですか?」
「そうですよ。単なる食いしん坊です」
「それにしてもよく知ってますね。ウチの店でも若いのなんて全然知らないですから」

「若い人は居酒屋でも肉が多いでしょうからね」
「ウチは鮮魚系を前面に出してる関係上、肉ものは多くないんですが、若い者はウィンナーとかサイコロステーキとかばっかり食べてるんですよ」
「美咲さん、若いのって言いますけど、美咲さんだって若いじゃないですか」
「そうですか?三谷さんよりは上だと思いますけど」
「そうかなぁ。因みに俺は25です」
「私はもちろんノーコメントです」
「そりゃそうだ。年齢の話はここまでにして、でも美咲さんの腕はかなりのものです。見た目以上に腕が立ちますね」
「ありがとうございます。素直に嬉しいです」

「美味しくなけりゃ、あんなに頼まないですよ」
「是非また今度来て下さい」
「そうですね。今のところ、今日は火曜だけど火曜か木曜が一番来れるんです。火曜は美咲さんのごちそうを食べられる日にしようかな。ちょっと贅沢な」

それを聞いた美咲は一瞬、ドキッとした。最後まで聞いてなんでも無いことが分かったが、一瞬、料理を個人的に作って欲しいと言われたのかと誤解したのだ。そして、自分が宏一と個人的な関係を想定したことに驚いた。美咲はそういう関係を考えることはしないと決めていたからだ。

「はい、是非お越し下さいね」
「はい、それじゃ、出ますか」

宏一がさらっと言ったので、美咲はちょっと意地悪をしてみることにした。

「分かりました。それで三谷さん、誘ってくれないんですか?」

そう言って美咲はじっと宏一を見つめた。ただその眼差しは好意を持っていると言うよりは興味津々といった感じだ。

「え?だって、断る気満々の人に玉砕するの分かってて誘うなんてできないですよ」
「いいや、もしかしたら個人的に誘って欲しいのかもしれないですよ?誘ってみたらどうですか?それともそんな勇気は出ないですか?」

美咲の思わせぶりな言い方に、宏一は思いきってピエロになってみる気になった。

「それじゃ、言わせてもらいます。美咲さん、今度、二人で食事に行きませんか?」
「だめです」

美咲は即答した。

「あちゃー」
「なんですけど、誘ってくれて嬉しいです。今はだめなんですけど、また今度誘ってください。その時は時間、作れると思うんです」

美咲は正直に答えた。そして二人は立ち上がり、宏一がお会計を済ませると、美咲は宏一にぴったりくっついて腕を取ってきた。

「玉砕する勇気を持って誘ってくれた三谷さん、嬉しかったですよ」

そう言って子供のように無邪気に笑った。ただ、その時の宏一には悪魔の笑いに見えた。

「あーあ、やっぱりじゃないですか。やれやれ、結局美咲さんのストレス解消の出汁に使われたって事か」
「断られたからって、そんなに拗ねないの。そのうち、きっと良いことがありますよ」

美咲はそう言って宏一の腕を抱きしめて励ました。

「はいはい、あると良いけど。ま、今日はここまでですね。美咲さん、方向はどっちですか?」
「東武東上線です」
「それじゃ、タクシーを拾うので池袋まで乗っていきますか?」
「いいんですか?」
「良いこと、があるようにって願いを込めて」
「まぁっ、それじゃ乗せてくださいな。そうすれば隣同士で座れますよ」
「それはそうだけど、タクシーで隣に座ったところで・・・・」
「はいはい、さぁ、行きましょう?」

二人はタクシースポットでタクシーを拾うと池袋まで美咲を乗せたが、別に美咲はくっついて座るわけでもなく、単に同乗したという感じだった。池袋で美咲を降ろし、宏一は渋谷で降りて電車に乗り換えて帰宅した。



つづく

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