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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┓→ N┃→ 仮想力線電磁気学 ━┛→ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────── ●反エコ(環境)ファッショ特集 号外 ────────────────────────────── 前回同様、他のメルマガ(サマータイム制導入に反対する)の流用 記事での代用です。 体調が戻るまで、どうか御了承願います。 なお、今回のレイアウトは、原文のそれのままで掲載します。 どうかご了承願います。 ------------- 【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0009 ◆「真珠湾攻撃は誤爆だった」説 第9回◆ 今回は、電波通信・通信戦の話の3回目です。 まずは、前回の『電波通信の落とし穴』の話の補足をします。 その後、『モールス信号の落とし穴』の話をします。 前回と今回の話を読めば、ハワイに派遣された航空部隊が『なり すまし』に対し、ほとんど無防備であったことが理解できると思 います。 その結果、簡単に操られてしまう(→誤爆に誘導される)危険性 が十分にあったことが理解できるようになると思います。 なお、今回の話には映画や古いTVマンガ(昔はアニメのことを そう呼んだ)の話が多く出てきますが、これはあくまでイメージ しやすくするためのものであって、決して現実離れした空想の世 界にこもるためのものではありませんので、どうか勘違いなさら ぬようにお願いします。 それでは、本編をどうぞ。 ◆受信者が送信者を限定できないという大問題 前回、『送信者が受信者を限定できない。つまり、特定の相手だ けに信号を送ることができない。』という趣旨の話をしました。 で、同様のことが、受信する側にも言えるのです。 つまり、受信者が送信者を限定することはできず、特定の相手だ けから信号を受けることはできないのです。 こんな危ういものに日本軍は依存しきっていたのです。 でも、これは、今の日本人にも言えることです。 なぜなら、日本人は真の歴史反省をしていないからです。 電波通信の危うさ、そして、それが招く恐ろしさというものを全 く認識していません。 だから、誤爆説を門前払いにし、故意説を盲信・狂信していられ るのでしょう。 ◆割り込み、電波ジャック、ハッキング 繰り返しますが、電波通信では、受信者が送信者を限定すること はできず、特定の相手だけから信号を受けることはできません。 もっとも、こんなことを言うと、「TVやラジオの放送は選局で きるじゃないか。」なんてことを言い出す人がいるかもしれませ んね。 ですが、放送局を選ぶことが出来るのは、局ごとに使用している 周波数が異なるからであり、なおかつ、放送局が使用する周波数 を守っているからなのです。 つまり、他局が使っている周波数で電波を送信することをしない からなのです。 そうした放送局のモラルが、選局を可能にしているのです。 『なりすまし』をする連中が、そんなモラルを有しているわけが ありません。 というわけで、電波通信では、『割り込み』は、やりたい放題で きてしまうものなのです。 そういえば、私が青少年だった頃は、『電波ジャック』というの がありましたね。 電波通信では、『乗っ取り』がやりやすいのですよ。 もっとも、今の若い人たちには、『ハッキング』の方がわかりや すいのかもしれませんね。 『ハッキング』とか『ハッカー』といった言葉は、インターネッ トが普及してから使われるようになりました。 ですから、こちらの方がピンとくるのかも。 ◆妨害電波、なりすまし、カタリ ついでに言うと、私が青少年だった頃は、『妨害電波』という言 葉がSF等の世界でよく用いられていました。 これも、『割り込み』の一種と言えます。 ただし、意味が少し狭くて、『強いノイズ電波を送信することに より、通信することを不可能にする(邪魔する)電波』という意 味で使われることがほとんどでした。 本来の『妨害電波』の意味には、もちろん、そうした意味もある のですが、それだけではなく、『なりすまし』や『カタリ』等の ような『相手を誤解・誤認させ、混乱させる電波』も含まれるの です。 これは是非とも知っておいて欲しいことです。 ついでに言っておくと、現代の戦争では、妨害電波は使って当た り前の戦術になっています。 先進国は言うまでもなく、発展途上国でさえ使っている有様です。 使わない方が非常識とさえ言えるほどです。 知ってましたか? そう、決してSFの世界だけの話ではないのです。 ちなみに、私が初めてそうした現実を悟らさせられたのは、湾岸 戦争の時でした。 ◆「ダイ・ハード2」を思い出そう 電波通信の盲点を突いた犯罪は、映画「ダイ・ハード2」に出て きますね。 空港の機能を完全占拠・掌握したテロリストたちが、ニセの電波 通信を用いて、旅客機を誤導し、墜落させるのです。 「何で気が付かないんだ?!」とわめく主人公ジョン・マクレー ンに対し、空港関係者の人物は「周波数が合っていれば、わから んさ」という趣旨の説明をします。 そういうものなのですよ、電波通信ってヤツは。 作り物の世界の話とはいえ、それでも、電波通信が如何に危うい ものかということの理解には役立つでしょう。 さらには、「墜落させることができるのなら、誤爆に暴走させる (操る)こともできる」ということの理解にも。 日本の司令部を占拠(電波送信停止)しなくても、送信の合間を 利用すれば、操ることができるのですからね。 余談ですが、この作品では、空港の管理人らしき老人が、「また 真珠湾がやられたか!」と言うシーンがあります。 テロリストが日本人ではないのに、このセリフは何? 「もしかしたら、この映画の制作者が真珠湾攻撃の真相を知って いたから入れられたセリフなのでは?」と期待するのは邪推でし ょうか? さらに、ついでに言うと、このシリーズの第一作目では、主人公 の別居中の奥さんで、米国に進出している日本企業に勤めている ホリーが、犯人の要求に真面目に応えようとして潔(いさいよ) く名乗り出ようとする日本人社長の腕を引いて止めようとするシ ーンが出てきます。 されに、この日本人社長が「殺したければ殺せ」と言って撃ち殺 されてしまうシーンも。 日本や日本人の特長のことを結構よく知っている人が作った作品 シリーズではないかと私は思うのですが、いかがでしょう? ◆モールス信号の落とし穴 真珠湾に派遣された日本の航空部隊は、ニセの電波通信により操 られやすい状態にありました。 そして、その状態をさらに酷くしたのが、『モールス信号』の使 用です。 モールス信号とは、長い音と短い音の組み合わせで情報を表現す る手段です。 1960年代ぐらいまでの生まれの方なら、「ツー・トン」と言えば 思い出せるではないでしょうか。 「今のデジタル通信の走り」と言って言えなくもないものです。 実際、デジタル通信とよく似た特徴を有しています。 たとえば、ノイズや電送系の歪みに強いといったことですね。 このため、長距離通信に向いており、また、通信機の性能(たと えば、周波数特性)が高くなくても使えるという利点があります。 というわけで、航空部隊との通信にはピッタリのものだったので す。 でも、便利なものには、必ず、落とし穴がある! それは、『なりすまし』に無防備になることです。 音声通信なら、「声が、いつもの人と違う」とか、「発音や話し 方がおかしい」ということに気付くことが(ある程度)可能でし ょう。 でも、モールス信号では、それができません。 誰が(どこの国や組織が)送信しても、「ツー・トン」にしかな らないので、見分け・聞き分け・区別がつかない。 故に、受信者は『なりすまし』を見破るのが極めて困難になるの です。 まぁ、暗号などのような特別な表現を用いれば良いのでしょうが、 それも知られてしまったら、『なりすまし』の被害を防ぐことは まず不可能になります。 というわけで、モールス信号を使うと『なりすまし』の被害に遭 いやすくなり、操られてしまう危険性が非常に高くなってしまう のです。 日本軍は、このことを十分には考えていなかったように私には思 えてならないのです。 ◆味噌もクソも同じになる世界 モールス信号を使うと、送信者や受信した内容が「味噌」(味方) なのか、それとも「クソ」(敵)なのか、判別できなくなります。 そういう怖さがモールス信号にはあるのです。 当時の通信技術の水準を考えれば、それを使わざるを得なかった のは確かですが、だからと言って、『なりすまし』等の対策をと らなかったのは、やはり、日本軍の『甘さ』だったと言わざるを 得ないのです。 戦争の厳しさを考えると。 逆に、そこを突いた者たちは、非常に賢いと言えます。 戦争においては。 日本軍が中国大陸で誤爆をやらかしていたのを見て、「日本は通 信のセキュリティ対策が甘い。だから、そこを突けばよい」と考 えた人がいたとしても、全然不思議ではありません。 ◆レコーディングも容易ゆえ、過去分も… ついでに、モールス信号の落とし穴をもう一つ指摘しておきまし ょう。 それは、音声通信と比べると、通信内容のレコーディング(記録) が容易だということです。 先程、通信装置の性能が高くなくても良いという趣旨の話をしま したが、レコーディング装置の性能についても、性能が高くなく ても良いのです。 故に、レコーディングが容易になるのです。 これが、どういうことなのか、知っておく必要があります。 音声通信の場合、外国人がそれを正確に聞き取るのは難しいもの です。 まして、暗号が使われていると、ちんぷんかんぷんです。 なので、レコーディングすることが求められるようになる。 でも、音声信号のレコーディングには、高性能の録音装置が必要 になる。 故に、緑(と)っておくことが困難になる。 そこへいくと、「ツー・トン」だけのモールス信号では、信号が 単純なため、レコーディングが容易なので、緑(と)っておくこ とが容易になる。 故に、後でしっかり聞き取ることができるようになる。 暗号で送られてきた情報も、その時点ではわからなくても、暗号 が解読されれば、レコーディングされていた分についても聞き取 ることができるようになる。 つまり、過去の分の情報も得られることになる。 というわけで、盗聴がものすごくやりやすくなるのです。 そして、そうなれば、『なりすまし』もやりやすくなる! ついでに言っておくと、暗号の解読にも、レコーディングは役立 つものです。 記録されたものは、暗号のサンプル、すなわち、実例となるから です。 実例が多いほど、暗号の解読はしやすくなります。 なので、ますます、『なりすまし』がやりやすくなるのです。 というわけで、こういう点からも、モールス信号は通信セキュリ ティ上、重大な問題がある通信手段であるということになるので す。 でも、日本軍はそのことに気付かず、ハワイ牽制作戦に出てしま ったのです。 それで、あんなことになってしまったのです。 ◆誰でも自由に使える回線は危険! モールス信号は、米国では開拓史時代から使われていました。 何しろ、あの国土の広さですから、通信に依存せざるを得ず、故 に、通信システムの性能がまだ高くない時代の実用化手段として、 モールス信号が使われたのです。 で、その頃は、『なりすまし』さらには盗聴のことを心配する必 要はありませんでした。 なぜなら、当時の通信は有線だったからです。 しかも、誰でも自由に接続して利用できる回線ではありませんで した。 だから、盗聴も『なりすまし』もハッキングも無かったのです。 ところが、電波通信は、そうではない。 つまり、日本軍は、厳しい利用制限のある有線と、利用制限が全 く無い無線=電波通信との違いが、よくわかっていなかったと言 わざるを得ないのです。 それが命取りになったのです。 ◆「鉄人28号」状態だった日本の航空部隊 牽制目的でハワイに派遣された日本の航空部隊のことを考えると、 私は、ある古いTVマンガ(アニメ)のことを思い出してしまい ます。 それは「鉄人28号」というTVマンガです。 なぜなら、その主題歌に、こんな部分があったからです。 ♪あ〜る時は、正義の味方♪ ♪あ〜る時は、悪魔の手先♪ ♪敵〜に渡すな、大事なリモコン♪ そう、鉄人28号はリモコン・ロボットなのです。 だから、リモコンが敵に奪われてしまうと、悪魔の手先になって しまうのです。 で、この鉄人28号に、ハワイに派遣された航空部隊が重なって見 えてしまうのです。 日本の味方であるはずの航空部隊が、日本を地獄のどん底に突き 落とすことになる(∴絶対にしてはならなかったはずの)誤爆を してしまったのですから。 ま、リモコンではありませんが、それでも、電波通信に操られる という点では同じでしょう。 だから、航空部隊は「鉄人28号」状態だったと言いたいのです。 ◆ついでに「ダイ・ハード4.0」も思い出そう さて、先程、「ダイ・ハード2」をネタにした話をしましたが、 ついでに「ダイ・ハード4.0」をネタにした話もしておくことに しましょう。 この作品は、もろ、ハッキングによる攻撃を扱っていましたよね。 通信は便利ですが、致命的な弱点ともなります。 そういう意味で、この作品も、見方によっては、結構為(ため) になると思うのですよ。 特に、真珠湾攻撃の真相を解明するためには。 そういえば、この作品には、ニセ無線による誤攻撃のシーンが出 てきますよね。 軍のハリアー戦闘機に、主人公が乗ったトレーラーを攻撃させる のです。 これなんか、そのまんまではありませんか? これを見ても、なお、「真珠湾誤爆など、絶対にあり得ない」と 言い張る人がいたとしたら、余程の頑固者だと思います。 見苦しいとさえ言えるでしょう。 空想作品も、見方次第では、理解に役立つものなのです。 * * * いかがでしたか? 日本軍は、電波通信の危うさを知らず、モールス信号の危うさも 知らなかったために、映画やTVマンガのような作り話の世界で しか起きそうもないことを起こしてしまったのです。 ですから、「映画やTVマンガをネタにした話など、バカバカし い」とは思わないで欲しいのです。 「ダイ・ハード2」や「ダイ・ハード4.0」の時代よりも、真珠 湾誤爆があった時代の方が、はるかに『なりすまし』がやりやす かった時代なのですから。 ただ、日本がそのことに気付いていなかっただけのことです。 通信戦をバカにすると、優秀な軍隊も、通信により操られ、国を 滅ぼす自爆装置となってしまうのです。 そのことを痛感すべきです。 次回からは、航空部隊を狂わせた電波通信のことを追求してみた いと思います。 おたのしみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者: tarkun(たーくん) 連絡先: tarkun0507@yahoo.co.jp 件名には必ず「仮想力線電磁気学」または「vlofem」 (カギ括弧は不要)を御記入願います。 配信 : MailuX http://www.mailux.com/ バックナンバーの閲覧、購読の解除、配信先 http://tarkun.onmitsu.jp/mailux.htm 購読の解除や、配信先の変更は、御自分でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |