メルマガ:少女の性シリーズ
タイトル:少女の性 694  2025/11/02


少女の性 第六百九十四部

そのまま二人は抱き合って眠った。さとみは心地よい疲れに包まれており、宏一に抱かれて眠る幸福感と相まって最高の眠りになった。

やがてさとみは宏一が動き回る様子で目を覚した。ぐっすり寝た実感があり、身体が直ぐには動かなかった。視線だけで宏一を追うと、宏一はシャワーを浴びて汗を流したようだった。やがてさとみがゆっくりと起き上がり、ベッドから降りると戻ってきた宏一が声を掛けた。

「おはよう。目を覚したんだね。ぐっすり眠れた?」
「すっごく寝たみたい。まだ少しふらふらするもの」
「疲れが溜まっていたんだよ」
「私もシャワー浴びてくる。待っててね。それから一緒にお風呂に入りたいの」
「シャワーを浴びてからお風呂?俺は先に浴びたけど、さとみさんは直ぐにお風呂にしないの?」
「女の子はそういうものなのよ」

そう言うとさとみはちゃんとシャワーを浴びて髪を乾かしてから浴衣姿で戻って来た。宏一も浴衣でソファに座ってさとみを待っていた。さとみが宏一の膝の上に横座りすると、宏一はさとみが浴衣の下に何も付けていないことに気が付き、さとみは宏一がシャツもきていないしパンツも穿いていないことに気が付いた。そして、お互いにねっとりとしたキスを楽しんだ。

そして、宏一の手がさとみの襟を割って中の小さな乳房を包むと、さとみは大きく息を吐いて身体の力を抜いた。

ぐったりと身体を預けたさとみが聞いた。
「ねぇ、今何時?」
「そうだね。何時かな・・・・・」

宏一がスマホに手を伸ばして確認すると、既に5時半だ。

「わ、5時半だ」
「え?私達、2時間近くも寝ていたの?」
「そうみたい。どうしよう・・・・・・」

宏一は手の中で弾力を持って弾んでいる乳房をどうしようかと思った。

「ね?もう一回だけ。外を見たいの。だめ?」
「ううん、全然良いよ。それなら6時に間に合うね」
「でも、一回だけよ。時間厳守で」
「電話で遅らせてもらったって・・・・」
「ううん、時間を守りましょ?食事もその後もゆっくりと楽しみたいから。ね?いいでしょ?」
「うん、わかった」

そう言うと宏一は、さとみをお姫様抱っこにすると風呂場へと進んだ。

「窓からの景色って、本当に綺麗ね」

さとみがそう言って下ろしてもらうと、先ず窓からの風に吹かれながら優しいキスをした。そして、さとみが窓に手を突いて外を向くと、宏一がさとみの浴衣を捲って肉棒を小さなお尻に入れていく。まだ中には入れず、割れ目に挟む形だ。さとみはもちろん、静かに受け入れた。

「ああん、外を見ながらこんなことする日が来るなんて、信じられない。小説かマンガの世界だけだって思ってたのに」
「旅行好きのさとみさんには似合ってるのかもしれないよ」
「ああぁ、そうね。もしかしたら私らしいのかも。・・・・・ああん、でもやっぱりなんか、いやっていうより恥ずかしい」
「感じてきた?」

宏一が後ろから耳元で囁くと、コクンと頷いた。そして、お尻をもじもじして秘唇で挟んだ肉棒を楽しみ始めた。

「直ぐに欲しいの?」

さとみはまたコクンと頷いた。宏一が肉棒を少し抜くと、さとみが位置を合わせてくる。そして、宏一は何も言わないのにさとみは自分からお尻を後ろに下げて肉棒を収め始めた。

「くぅっ、う、うぅぅぅ・・・・・入って・・・・来た」
「さぁ、外の景色を楽しむんだよ」
「ああぁぁ、こんなことしてるなんて。恥ずかしいのに気持ちいい。こんな綺麗な景色の中に居るのよ。二人きりなのよ。ああぁぁぁ、ダメ、夢中になりたくなっちゃう」

さとみの腰はゆっくりと前後に動き始めた。さとみから動くのは余り無いので宏一はもう少しこの状況を楽しみたくなった。

「俺は動かないからね」
「いや、ちゃんとして、私が動くのはいや」
「ダメ、さとみさんは自分からお尻を動かしておちんちんを楽しむんだよ」
「そんなのいや」
「だめ、自分で楽しみなさい。いやなら動いちゃダメだよ」
「あぁぁ、そうやって、私に次々に教え込むなんて」
「そうだよ。さとみさんは俺に抱かれる度に覚えていくんだ。さっきだって、『連れてって』じゃなくて『いく』って言ってたろ?」
「だって、私が言いたいことを言っただけだから。私の本心だもの」
「元カレに聞かせてやりたいね」
「バカ、そんなこと・・・・・あああぁぁ、我慢できなくなってきた」

さとみは自分からゆっくりとお尻を動かして肉棒を楽しみ始めた。

「いやぁぁ、こんなことしてるのに気持ちいい。外の景色も綺麗。ああぁぁ、気持ちいいのに綺麗だなんて。外の景色を見てるのに」
「それじゃ、きちんと楽しめたごほうびだね」

宏一はそう言うと、さとみの浴衣の脇のスリットから手を入れて可愛らしい乳房を包み込んだ。

「ああん、それをされたら・・・・・」
「されたら?なあに?」
「宏一さんは、もう分かってるから言わない」
「言わないのなら、最後までしてあげない」
「いやぁ、ちゃんとして」
「それじゃ、言ってごらん?」
「・・・・・・・・一緒にされたら直ぐにいっちゃう」
「良い子だ。ご褒美だよ」

宏一は大きなストロークでゆっくりと出没を始めた。さとみはこっちの方が好きなのだ。

「はあぁぁぁぁぁっ、くぅぅーーーーっ、最高っ」

さとみは自然に宏一の動きに合せて腰を後ろに下げ、二人の動きが合わさって肉棒の出没スピードが上がった。

「ああんっ、こんな素敵なことされたら、ああっ、ああっ、堪らないっ。宏一さんっ、大好きっ」

さとみは軽く仰け反って乳房を揉まれながら喘ぐように言った。

「俺もさとみさんが大好きだよ。さとみさんだって分かってるだろ?」
「あああぁぁ、でも宏一さんの大好きは優しいから。私が元カレから離れたいから手伝ってくれてるだけ。そんなのイヤ、ちゃんと全部好きになって。がんばるからぁっ」
「安心していいよ。大好きだからね」
「そうやって優しくしてくれるの、大好き」
「うん、俺も大好きだよ」
「あああぁぁ、だめぇ、もう持たない。まだいくのはいやぁ。もっとこのまま、ずっとずっとこのままがいいっ」

さとみは夢中になって来そうな身体を抑えようとしたが、一方で腰をクンクンと突き出して次々に宏一を求めていた。

「いきそう、いってもいい?」
「それじゃ、こうしてあげる」

そう言うと宏一は肉棒をググッと押し付けたまま動きを止めた。

「んああぁぁぁっ・・・・・・・・」

さとみは一瞬いくかと思ったが、動きが止まったことでギリギリで耐えている。

「さぁ、おっぱいでいくんだよ」

そう言うと宏一はさとみの乳首をコロコロ可愛がりながら項をねっとりと舐めあげた。

「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ・・・・くぅぅぅーーーーっ」

さとみは意識を解放し、宏一に抱きしめられたままガクンガクンと身体を震わせた。ただ、いったとは言え、しっかりと抱きしめられているし身体は密着しているので不安はなかった。

「んはあっ、はあぁっ、はあぁっ、はあぁっ」

さとみは激しく空気を貪った。渓谷を流れる冷たい空気が心地よい。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、こんなことされたら、夢中にならない子なんて居るはず無いわ。宏一さん、やり過ぎよ。女殺しね」
「いやだった?」
「バカ、そんなはずないでしょう?ただ・・・・」
「なんだい?」
「他の子にもこんなことしてるのかなぁって、思っただけ」
「さとみさん、安心して。さとみさんだけだよ。さとみさんは大切な人だから」
「そんなこと言うと、本気にしちゃうわよ?」
「うん、本気にしていいよ」

宏一はそう言ったが、さとみは宏一の本心を見抜いていた。確かに今はそうなのかもしれないし、たぶん本人もそう思っているだろうが、状況が変われば二人の関係は変わっていく。そして、宏一の気持ちは変わるだろうし、ある意味それをさとみも心のどこかで待っているのだ。
『もっと強くなりたい』さとみははっきりと思った。男に頼るのではなく、男に面倒を見て貰うのではなく、男に管理される自分に安心するのではなく、自分自身でしっかりと人生を生きていきたい。さとみは渓流を流れる清流を見ながら自分の気持ちをはっきりと自覚した。

「さぁ、夕食に行こうか?」

宏一は肉棒を抜くとさとみに囁いた。さとみもコックリと頷き、身支度を調えて部屋で着替える。その時、ふとさとみは同じ部屋で宏一と着替えているのに恥ずかしいと感じないことに気が付いた。そして、少し心が温かくなった。

食事の場所は落ち着いた雰囲気の半個室で、他の客は気にする必要が無かったのでさとみは安心した。そして前菜が運ばれてくると、さとみの顔がパッと明るくなった。

「うわぁ、綺麗ね。食べるのがもったいないくらい」
「うん、前菜は特に手間暇を掛けて作るものだけど、さすがにここは高級旅館だね。普通は八寸て言って、少量の料理の盛り合わせが出るものだけど、これは鯛の蕪蒸しだね。本当に綺麗だし、美味しそうだ。食べてみよう」
「うわ、おいしい」
「ゆっくり食べるのが難しいよね。お酒に最高だ」

二人は最初はビールを飲んでいたが、直ぐに地酒に切替えた。

「さすが料理自慢の宿だけあるわ」
「そうなの?」
「さっき調べたの。宿代を払っても、ここの料理が食べたくて通う人が居るんですって」
「へぇ、それは凄い。この高級旅館に通うなんて」
「そう言う人は私達とは違うのよ」
「でも、そう言う人も認める旅館てことか、凄いんだね」
「そう、宏一さんの選択に間違いは無いんだから」
「俺の選択っていっても・・・・・実際には知り合いに勧められた宿ってだけだけどね」
「それも含めてよ。魚って、こんなに美味しいものだったのね」
「鯛のこと?」
「鯛もそうだけど、今出てきたこれ、なんて言う魚かしらね。これも美味しいわ」
「お椀の鱧?」
「ハモって言うの?白身で淡泊だけど美味しいわ」
「さとみさんは東京の人だから知らないんだね。鱧は関西の魚だから」
「東京っていっても埼玉だけど。こんなの食べたこと無いもの。もしかしたら食べてるのかもしれないけど、気にしたことないし」
「地のものを新鮮な内に素晴らしい料理人が調理すると、こんなに凄いのになるんだね。東京では食べられないなぁ」
「私ね。総務に居た頃に、接待で神田の高級店に行ったことあるの。そこは築地から取り寄せた新鮮な魚を出すことで有名らしいんだけど、あそこより断然美味しいわ」
「あぁ、東京の人は築地や豊洲が一番だと思ってるけど、港で揚がった魚を競りに掛けて築地に何時間も掛けてトラックで運んだ時点で既に鮮度が下がってるからね。それに比べると、ここは港が直ぐ近くだし、港から直送だから」
「鮮度だけなのかしら」
「分かんない。聞いてみよう」

宏一はお造りを運んできた中居さんに聞いてみた。

「本当に美味しいですね。ここは日本海が近いから新鮮な魚が手に入るので美味しいのは分かるんですが、魚が美味しいのは新鮮だからですか?」
「お褒めいただき、ありがとうございます。もちろん新鮮なこともありますが、ここでは新鮮なのは当たり前で、その中から料理長が港に揚がった魚の中で一番美味しい魚を選んでお造りにしておりますし、他の料理の魚もそうです。その日最高に美味しい魚を選りすぐって腕の良い料理人がご用意させていただいたものを召し上がっていただいているから美味しいのだと思います。ここは特に見るもののない山ですから、お風呂とお食事を楽しみにお越し下さるお客様が頼りですから」

中居は笑顔で答えた。

「すごいね。新鮮なのは当たり前で、その中で美味しいものを選ぶんだって」
「宏一さん、私、こんなところ来るんじゃなかった」
「ええっ?突然どうしたの?さっきまで・・・」
「こんなところに来ちゃったら、これから先、どこに泊まったって魚が美味しいって思えなくなるじゃないの。どうしてくれるの?」
「そう来たか」
「責任取って」
「責任て・・・・・分かったよ。これからもちゃんと素晴らしいところに連れて行くから」
「ほんとう?本当にほんとう?」
「うん」
「約束できる?」
「うん。できるよ」
「宏一さん、だあい好き」

さとみは笑って言いながら『少しはしゃぎすぎかな?』と思った。そして、『どうして今日はこんなにハイテンションなのかな?』と少し不思議に思った。しかし、心から楽しいのは事実なのだ。さとみは心に引っかかっていたことを整理しようと思った。

「ねぇ、宏一さん、後でちょっと手伝って欲しいことがあるの。いい?」
「もちろん良いよ。何?」
「ううん、後で言うから。お願いね」


つづく

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