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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┓→ N┃→ 仮想力線電磁気学 ━┛→ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────── ●反エコ(環境)ファッショ特集 号外 ────────────────────────────── 続いて、第二部です。 ------------- 【サマータイム制導入に反対する】 特別号外 p0003(第二部) ◆ルーズベルトの証言 では、ハルが受け取った文書には、どんなことが記されていたの でしょうか? ルーズベルトがパールハーバー直後の演説で述べたところによる と、そこには、日米交渉の打ち切りのことしか書かれておらず、 宣戦布告のことは書かれていなかったとのことです。 となると、最後通牒であった可能性も怪しくなってくるでしょう。 つまり、『時間ギリギリ作戦』を証明する証拠は無いのです。 たとえ提出が間に合ったとしても、結果は同じだった可能性が高 いのです。 真珠湾攻撃がありさえすれば、ルーズベルトが討日感情を煽り立 てることができる文書でしかなかったわけですから。 ならば、遅刻した野村・栗栖両大使が何のお咎めも受けなかった のは当然のことでしょう。 ◆提出文書の真の狙いは『不安誘発』 となると、やはり、ハルが受け取った文書にどんなことが記され ていたのか?が問題になってくるでしょう。 定説(故意説)を絶対の前提とする限り、それは宣戦布告か最後 通牒の文書でしかあり得ない。 でも、前者はルーズベルトの証言で否定されされているわけです し、後者は『時間ギリギリ作戦』説の破綻により、やはり否定さ れます。 つまり、八方塞がりになるのです。 ということは、定説(故意説)は誤りということでしょう。 では、私が提唱している牽制説(誤爆説)では、どうでしょうか? まず、日本は米国と戦争する気が無かったのですから、『避米排 英戦略』のためにも真珠湾攻撃をするはずが無く、故に、その文 書が宣戦布告や最後通牒の文書ではあり得ないことになります。 下手に宣戦布告や最後通牒の文書にしてしまうと、戦争したくて たまらないルーズベルトに、これ幸いにとばかり、戦争を正当化 する根拠として利用されてしまうおそれがあったはずです。 ならば、そんな文書にするはずがないでしょう。 実際、この文書がそんな文書ではなかったことは明らかです。 つまり、事実とよく一致しているわけです。 ただし、牽制作戦を成功させるためには、米国を「日本は絶対に 攻めてはこない」と安心させる内容でもいけないのです。 「日本は攻めてくる気なのかもしれない」と『不安』を抱かせる 内容でなければならなかったのです。 それで、『交渉打ち切り』のことが記されていたのです。 これだと、宣戦布告や最後通牒にはならず、故に米国は開戦でき ず、それでいて、日本が襲撃してくる可能性は否定できないので、 ハワイの防衛に力を入れざるを得なくなり、東南アジア方面は手 薄にならざるを得なくなることでしょう。 そんな心理効果を狙った文書だった可能性が考えられるのです。 そして、もしそれ事実ならば、日本は非常に巧妙な心理作戦をと っていたことになるのです。 これは、戦前日本(特に軍部)のイメージが大きく変わる話にな るのではありませんか? ◆慣れない文書作成だったので時間がかかった この文書を受け取った頃あたりから、ハワイ上空に完全武装した 日本軍機が出現するようになった…となれば、米軍もさぞ緊張す ることになったことでしょう。 東南アジア防衛どころではなくなったはずです。 それでいて、手は出せない。 そんな情況を想像してみて下さい。 これは、実に賢い心理作戦になっていたはずです。 そんな作戦を成功するための文書作成を、二人の大使たちは任さ れていたのです。 これは、確かに、大変な任務だったろうと思います。 意味ありげな、思わせぶり的な、玉虫色的な、そんな曖昧な文書 を(それも外国語である英語で)作成しなければならなかったの ですから。 それは、彼らにとって、慣れない文書作成だったはず。 そんな文書を作成することなど、まず無かったでしょうからね。 しかも、短時間で、また、本心が悟られないようにするために一 般職員抜きでやらなければならなかった。 なるほど、時間がかかって遅刻するのも、無理はありません。 東條=陸軍も、そのことがわかっていたからこそ、許せたのでし ょう。 おまけに、航空部隊が誤爆してしまった。 これでは、大使たちを責めることはできませんし、責める理由も 無くなっていたはずです。 このように、誤爆説=牽制説では、歴史を破廉恥トリック無しで 説明することができるのです。 ◆ハルの証言? そういえば、映画「トラ、トラ、トラ!」では、ハルがこの文書 のことをボロクソに貶(けな)しているのですが、その内容が明 かされることは無く、伏せられたままで映画は終わってしまいま す。 何か都合の悪いことでも書かれていたのか? それとも、この映画の作者は、文書の内容を知らずに映画を作っ たのか? ◆イメージ宣伝で攻めまくる反日歴史作家たち 言い忘れましたが、もし故意説が正しく、この文書が宣戦布告や 最後通牒の文書だったのなら、一般職員を排除するのは無意味で す。 というのは、一般職員に米国のスパイがいたのなら、それを排除 した時点で、「日本は何かやらかす気だ」と米国側に嗅(か)ぎ つかれてしまう可能性が高いからです。 これでは、逆効果でしょう。 それに、情報漏洩を防ぐためなら、一般職員を文書受理の時まで 大使館に拘束しておけばよいのです。 もし拘束が人道上問題があるというのなら、何か仕事をさせてお けばいい。 たとえば、実は提出する必要がない文書の大量作成とか…ですね。 間に合わせなければならない英文書を作成させた後に、そういう ことをさせればいいのです。 方法は、いくらでもあるのです。 とんかく、反日歴史作家(←作家だけでなく、学者、研究者、マ スコミ記者等をも含む総称)たちが繰り出す話には、お粗末なも のが多いのです。 要するに、彼らは、イメージ宣伝で攻めまくろうとする連中なの です。 『時間ギリギリ作戦』にしても、『遅刻』というイメージの悪い ことをネタに、洋画に出てくる悪党のイメージを掛け合わせて、 現実にはあり得ない作戦をでっち上げているものなのですからね。 そんな破廉恥トリックを彼らはやっているのです。 それでも信じ続けますか? とにかく。そのような破廉恥トリック無しでは成り立たないのが、 多くの人が信じ込まされている故意説なのです。 それがわかれば、『悪魔』信仰の呪縛からは解放されるはずです。 * * * 今回までの話で、定説たる故意説は完全に信用を失ったと思いま す。 やはり、真珠湾攻撃は誤爆だったとしか考えられないのです。 となると、「では、なぜ誤爆が起きたのか?」ということに関心 がいきますよね。 その答えとなる話は、第6回以降にする予定です。 それまでの第4回と第5回は、それにつながる(とても重要なヒ ントとなる)話をしようと思いますので、どうか辛抱して読み続 けてみて下さい。 なお、第4回となる次回は、暗号「トラ、トラ、トラ」に関する 考察をしてみたいと思っています。 おたのしみに。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者: tarkun(たーくん) 連絡先: tarkun0507@yahoo.co.jp 件名には必ず「仮想力線電磁気学」または「vlofem」 (カギ括弧は不要)を御記入願います。 配信 : MailuX http://www.mailux.com/ バックナンバーの閲覧、購読の解除、配信先 http://tarkun.onmitsu.jp/mailux.htm 購読の解除や、配信先の変更は、御自分でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ |