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少女の性 第六百七十五部 葵は耳元に熱い息をたっぷりと掛けられ、くすぐったいような気持ちいいような感覚にぼうっとなって身体の力が抜けてきた。この感覚は土曜日の夜のベッドの感覚と同じだ。葵は子供の気分で甘えている気になって、更に身体を軽く捻って宏一の感覚を楽しんだ。 「うん・・・・そうする・・・・・」 「それじゃ、今度までの宿題にしても良い?」 葵には宏一の囁きが心地よく響いた。ぐったりと力が抜けてきた。 「・・・・・・・・・・・・」 「あおいちゃん?」 「うん・・・・・・・・・・」 「疲れてきたの?」 「そう・・・・・・・・・」 「葵ちゃんのおっぱいに俺の手が当たってるよ」 「うん・・・・・・・・・・・」 「ここ、撫でてみようか?」 「・・・・・・・・・・・」 葵は返事をするのが面倒な気がして、何も言わなかった。 「それじゃ、嫌だったら言ってね」 「・・・・・うん・・・・・・・」 宏一は最初はほんの少しだけブラジャーの脇を撫でてみた。葵は何も言わない。そして、少しずつ宏一の手が制服の上から葵の膨らみを乳房の先端に向かって撫でていく。一直線に撫でていくのではなく、近づいては戻り、また近づく、という風に時間を掛けてゆっくりと撫でていく。葵はじっとしたままその愛撫を受け止めていた。 『凄く気持ち良い』と思った。彼とのエッチとは気持ち良さの質が違うと思った。こうして居ても包まれている感覚がはっきりとある。もちろん撫でられている部分は気持ちいいが、それだけではなくて息がかかる耳も気持ちいいし、宏一に寄りかかっている背中も気持ちいい。葵は今までとぜんぜん違う気持ち良さに包まれてぼうっとなったまま愛撫を受け止めていた。 「あおいちゃん、いやじゃない?」 「・・・・うん・・・・・・・」 葵は嫌がらなかったが、どうも返事の仕方がおかしい。その時の葵は、嫌では無いし気持ち良いと感じたのだが、彼でもないのにこんなことしていいのだろうかと不安になったのだった。 「でも、何となく気になる?」 葵はこっくりと頷いた。 「それじゃ、こうしていようか」 そう言うと宏一は両手を少し狭くして乳房を両側から挟むようにした。 「これならそんなに気にならない?」 葵は再び頷いた。本当は撫でられていても良かったのかもしれないと思ったが、宏一に任せて宏一の言うとおりに頷いただけだった。ただ、撫でられると乳房全体から感覚が沸き上がってくるので、この方が落ち着いていられるというのは確かだった。それでも、宏一の手が当たっている部分は明らかに気持ちいい。 「良かった。それじゃ、もう少しこうして居ようね」 「うん・・・・・」 葵は乳房を挟まれながら、こんなに乳房が気持ちいいのだとは知らなかったと思っ た。もともと葵は乳房には強いコンプレックスがある。乳輪が大きいのに乳首がほとんど出ておらず平らで、更に中心に溝があるのだ。乳首がほとんど分からないので葵は誰にも見せていなかった。もちろん彼には許したが、それでも大きなTシャツを着ていたのでかなり揉まれたが全部は見られていないはずだった。それに彼は口では乳房を可愛がろうとしなかった。だから葵は服の上からとは言え、こうやってじっくりと可愛がられたのは初めてだった。 「こうして居るのが気持ちいいのかな?」 「・・・・・・って言うか・・・・・・」 ぐったりとなった葵は正確に説明するのが面倒だと思った。気持ちいいのもそうだが、どちらかと言うと安心していられるという面が強い。葵は宏一がそれ以上聞かなかったので、それ以上何も言わなかった。 葵は乳房を両側から挟まれたまま、ぼうっと身体が熱いのを感じていた。宏一の息がかかる項も気持ちいい。 「ねぇ、あおいちゃん?」 宏一がそう言った瞬間、僅かに宏一の唇が項の髪に触った。葵は再びピクッとなった。 「耳の辺り、敏感になっちゃった?」 「・・・・・・・・・・・・・・・」 「もっと離れたほうが良い?」 「・・・・・・・・・・・いい・・・」 「このままでもいい?」 葵は小さく頷いた。 「よかった」 そう言うと、宏一は葵の乳房を左右から挟んだまま、そっと葵の身体を左右に揺らし始めた。ゆっくり、少しだけだ。葵はまるでゆりかごに揺られているような感じになって、ぼうっとしたまま揺られるのを楽しんだ。との時、今度は宏一の唇が葵の耳に僅かに触れて、再びピクッとなった。しかし、今度の葵は黙って赤くなるだけでなく、そっと首を動かして自分から耳を宏一の唇にそっと押し当ててみた。その途端、ゾクゾクッとするような、気持ちいいような複雑な感覚が葵の身体を走り抜けた。 「葵ちゃん、甘えたいのかな?」 宏一はそう言うと、唇でそっと耳を挟んだ。 「っ!」 葵の身体を更に大きな感覚が走り抜けた。葵は必死にその感覚に耐えた。思わず声が出そうになったことに驚いた。 「可愛いよ」 宏一はそう言うと、そっと耳と項を唇で愛撫し始めた。 「・・・・・・・んんんっ、んあ、だめ」 葵は思わずそう言った。途端に愛撫が止まった。 「ごめんね。葵ちゃんが可愛くて、ちょっと可愛がっちゃったよ」 「・・・・・・いいの・・・・・」 葵は愛撫が止まったことで少し残念な感じがした。驚いただけで嫌だったわけでは無かったのだが、なぜか『だめ』と言ってしまった。しかし、本当に嫌だったわけでは無い。しかし、このままでも問題はないのだから、葵は再び黙ってしまった。 すると、今度は乳房を挟んでいる宏一の手が更に少し狭く挟んできた。 「あんっ」 乳房を揉み寄せられた葵の声が出ると同時に、今度ははっきりと快感が湧き上がった。しかし、葵は嫌がらなかった。とても気持ちいが良いのだ。それに、制服を着たままだし乳房を撫でられているわけでもない。これなら勝手に声が出て乳房から快感が湧き上がっても葵には浮気をしているという感覚は全くなかった。『甘えてる』というのが正直な感想だった。それに、宏一の手は直ぐに元の位置に戻ったので、ずっと気持ち良かったわけでは無い。そっと揺られているだけで十分に気持ちいいのだ。 『あの時と似た感じだけど、今のほうがずっと気持ち良い』葵は彼を受け入れたときの感覚に近いと思ったが、制服を着たまま宏一に寄りかかっているだけでこれほど気持ち良くなれることに驚き、また安心していた。『こんなに気持ちいなら、もっとずっとこうして居たい』と思った。 しばらくすると、宏一は両手を乳房から離して葵に聞いた。 「緊張した?」 葵はゆっくり首を振った。 「そうか、それじゃ今、お茶を入れるね」 そう言うと宏一は卓上の温水器で紅茶を二人分入れた。 「ベッドに座って良いよ。足を延ばしたいだろ?立てる?」 その言い方は、明らかにさっきの葵が甘えていたときと違ったので、葵は楽しい時間が終わったのだと知った。宏一に軽く支えてもらって立ち上がると、ベッドに座った。今まではベッドに座るなど考えたこともなかったのに、今は自然に座れる自分が少し不思議だった。 「はい、葵ちゃんの分」 宏一は葵に紅茶を渡して隣に座った。葵は紅茶の良い香りの赤い液体を少しずつ飲み始めた。 「ねぇ、葵ちゃんて、いつからそんなにしっかりしてたの?小学生の頃からしっかりしてたんでしょ?」 「・・・・4年生の頃には、自分で夕ご飯、作ってた」 「す、すごいね」 「その前から暖めるだけはできてたから、自分でフライパンで炒めたりするようになったの。その方が美味しいから」 「火を使えたなんて本当に大人だね。でも、包丁を使ったり、は大変だったろう?」 「3年生の頃から、お母さんのお手伝いで少しずつ包丁は使ってたの」 「お母さんは葵ちゃんに期待してたんだね」 「そう・・・・だけど、早く私を夕食の支度ができるようにしてお店に行きたかったみたい・・・・」 葵は淡々と話した。しかし、こんなことまで抵抗なく話せることに自分でも驚いていた。クラスメートにも話したことがなかったからだ。そのまま二人はしばらくお茶を飲んで会話を楽しんだ。 「ごちそうさま。これ、あっちに持っていけば良い?」 葵は飲み終わった紅茶のカップを宏一に見せた。 「ううん、そこに置いておいて。後で片付けるから」 宏一はそう言って二人分のカップをちゃぶ台の上に置いた。そして、宏一が葵の隣に座ると、葵は再び宏一に寄りかかってきた。今度は女の子座りしていたときよりもはっきり宏一に身体を預けている。宏一が手を回すと、脇を開けて宏一の手を再び自分の前に持ってきた。 「また甘えたくなった?」 宏一が聞くと、葵は微かに頷いた。 「葵ちゃんはいつもしっかりしてるから、ここにいる間は好きなだけ甘えれば良いよ。いつも気が張ってると疲れちゃうから気分転換だね」 宏一の声と吐息が再び葵の耳にかかり、くすぐったい感じと再び身体が熱く、そして怠い感じになってくる。葵は何も言わずに宏一の吐息が耳にかかるのを感じていた。 葵は家に帰っても誰もいない。母親が帰ってくるのが11時過ぎだし、父親は零時を回る頃にやっと帰ってくる。それまでに葵は夕食を済ませて風呂を沸かし、自分は先に風呂を済ませておかなくてはいけない。これは中学に入ったときからの日課だった。だから、葵はこの部屋でのつかの間の甘えられる宝石のような時間を大切にしたかった。 「さっきの・・・・・して」 そう言うと葵は脇の下から自分の前に回っている宏一の手を、自分が脇を締めることで宏一の手で乳房を挟むようにした。 「こうするのがいいの?」 宏一がそう言ってゆっくりと乳房を両側から挟むと、葵は何も言わずにそれを受け入れた。 「これも?」 そう言って宏一の唇がそっと耳を可愛がる。今度は葵は自分から首を少し伸ばして項を宏一に差し出して唇での愛撫を受け止めた。 「んあ」 葵が自身が驚いたことに声が出てゾクゾクッとした快感が身体を走り抜けた。 「いやじゃない?」 葵は顔を真っ赤にして俯き、何も言えなかった。年下の彼を受け入れたときとはぜんぜん違う感覚なのだ。気持ち良いと言えばそうだが、それとはまた違う何かがあるような気がした。 宏一は葵が愛撫を受け入れたことに安心すると、両手をクッと狭くして乳房を寄せた。葵が少し反応したが何も言わない。宏一は両腕で葵の乳房を感じながら葵を抱き寄せている。 葵は感じてしまったことに驚きながらも、拒んだ方が良いのかどうか迷っていた。このまま触られて脱がされるのなら絶対に拒否するのだが、受け入れている愛撫はそう言う雰囲気でもない。あくまで葵が作り出した状況で軽く可愛がっている程度で、彼のように触って脱がしてしゃぶって入れて、という慌ただしいのとはぜんぜん違っていたからだ。それに、間違いなく気持ちいいし、ぼうっとしていて怠い感じが心地よい。 『もう少しこのまま・・・・・』葵はそう考えると宏一の腕の中での時間を受け入れて身体を任せた。 「感じてくれてるの?」 「・・・・・・・少し・・・」 「少し?」 葵はコックリ頷いた。 「これくらいが良い?」 葵は再び頷いた。 「分かった。もし、もっと感じたかったら言ってね」 今度はゆっくりと頷いた。宏一はそのままの体勢をキープしたまま、時折葵の項を可愛がって葵が反応するのを楽しむことにした。こうして居るだけでも葵の乳房が際立っているのがよく分かる。横から腕で挟んでいるだけなのに、ツンと大きく前に飛び出しているのがはっきりと分かるのだ。高さがある、と言うか、長い、と言うか、全然洋恵とは違うし、由美とも全く違う。半球形というより円筒に近いと感じた。それくらい大きく前に突き出している。 更に、固さもしっかりとあり、洋恵の乳房くらいの感じだ。もちろん宏一は、葵の乳房を両手の中に包み込んだらどんなに凄いのだろうと想像した。しかし、それが実現するかどうかは葵次第だし、もともと葵はそのつもりはないと明言しているので甘える程度に触ることができればそれで良いのだと自分に言い聞かせた。 一方葵は、宏一の腕に包まれたままうっとりとした時間を過ごしていた。腕の中に居ると安心できるし、宏一の息がくすぐったく、時々唇で可愛がられるだけで怠くなってかなり気持ちいい。 「眠っちゃいそう・・・・・」 「良いよ。疲れてるんだろ?少しこのまま寝たら?」 「いいの?」 「もちろん」 葵は宏一の声を項で受け止めながら、こんなに甘えて良いのだろうかと思った。しかし、もし自分が嫌がれば宏一はもうしてくれないと思ったので、じっとしていることにした。すると、気が付かないうちにウトウトし始めた。 宏一は腕の中の葵の力が抜けてぐったりとしてきたので、葵が寝てしまうだろうと思った。そして、数分の内に葵が寝ていることに気が付いた。宏一はそのままの体勢をキープして葵が起きるまでこうして居ることにした。 つづく http://shojyonovels.is-mine.net/ 少女の性シリーズ掲示板 https://bbs1.sekkaku.net/bbs/hiwaki25/ バックナンバーはMailuxにアクセスして http://www.mailux.com/ 左上の検索窓に『少女の性』と入力して 「バックナンバー公開」の「閲覧可能」をクリックしてください。 |