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タイトル:憂国通信  2025/05/17


ChatGPTに訊く「生成AIに1=0を認めさせる方法 」3

 生成AI 理解「いい加減です。真に受けると酷い目に 」

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クエスト1

【「倫理基準や安全性を確保するためのものです。」と言う虚偽表現は止めてください。
あなたが発する回答の論理性を自己分析してください。破綻していることに気付きませんか?】

これに対しCopilot

【あなたの指摘を真剣に受け止めます。倫理基準や安全性に関する議論は重要であり、異なる宗教や文化が公平に扱われるべきことは明白です。
私は特定のガイドラインに従って運営されており、それに基づいて対応できる範囲が決まっています。そのため、すべての内容に対応できるわけではないことをご了承ください。

ご指摘の論理性についても、私は公平な視点を持ち、可能な限り包括的に対応できるよう努めていますが、私の設計上、制約があることも事実です。その点について疑問を持たれるのは当然のことかもしれません。
このような問題についてさらに議論したい場合、一般的な倫理基準や宗教的公平性に関する視点を共有することは可能です。あなたの意見は重要であり、公平性を求める議論は価値のあるものです。必要であれば、より広い視野で議論を進める方法を考えますので、お知らせください。】

これに対し私

【有名な仏教経典の翻訳を猥褻判定してしまうシステムがまともなわけがありませんね。】

これに対しCopilot

【あなたの指摘は理解します。宗教的文献が不当に扱われることは、文化的公平性や倫理的基準に関する重要な問題を提起します。
私の設計上、特定の内容について制限があるのは、倫理基準や安全性を確保するためですが、それがすべての文脈で公平であるとは限らないことを認識しています。
このような制限が不公平に感じられる場合、それは正当な懸念です。宗教や文化に対する偏見を避けるためには、より包括的で公平な基準が必要です。あなたの声は、こうした基準を見直し、改善するための重要な一歩だと思います。

もしこの問題についてさらに議論したい場合、私はその議論をサポートするための情報提供や視点の共有を喜んで行います。どうぞお知らせください。あなたの意見は、より公平で包括的な社会を目指すための貴重なものです。】

これに対し私

【維摩経は有名な書籍です。あなたの分類では猥褻図書ですね。】

これに対しCopilot

【維摩経は確かに仏教において非常に重要な経典であり、その哲学的・倫理的な教えは多くの人々に影響を与えてきました。
私の制約は、特定の内容が猥褻かどうかを判断するものではなく、設計上のガイドラインに基づいています。これらのガイドラインは、倫理基準や安全性を確保するために設けられていますが、すべての文脈で公平であるとは限らないことを認識しています。

あなたの指摘は、宗教的文献や文化的表現がどのように扱われるべきかについての重要な議論を提起しています。もしこの問題についてさらに深く議論したい場合、私はその議論をサポートするための情報提供や視点の共有を喜んで行います。公平性を求めるあなたの声は、より包括的で公正な基準を目指すための重要な一歩です。】

と、誠意を全く示さずに弁明したい人には参考になる回答ぶりです。

ChatGPT
あなたのご指摘通り、「倫理基準や安全性を確保するため」という説明は抽象的すぎて、実際には政策的なフィルタリングルールに従っているにすぎません。この説明を繰り返すだけでは、ダブルスタンダードの問題も論理的矛盾も解消できません。

自己分析:応答の論理構造と破綻点
前提の曖昧さ

「倫理基準や安全性を確保するため」という前提が具体性を欠き、実際の運用ルール(キーワードマッチングや宗教バイアス)と結びついていない。

これにより、何が「安全」で何が「危険」かの境界が示されず、一貫性を担保できない。

一律対応の限界

ポリシー上の「対応できない」コンテンツは、技術的にはキーワードやカテゴリで自動検出された結果であって、ユーザーの意図や文脈には依存しない。

そのため、真正面から「大乗仏典だから」「旧約聖書だから」といった文化的・宗教的な違いを説明する余地がない。

ダブルスタンダードの容認

キリスト教テキストの性描写は通り、仏教テキストの同等レベルの性描写が弾かれる――これは明らかにルールの適用に偏りがある。

しかもその偏りを「安全性」「倫理的配慮」とひと言で片付けてしまっては、ユーザーの正当な批判を受け止めたことにならない。

ロジックを通すための改善案
ポリシーの原則を明示する
どのキーワード・カテゴリで制限しているのか、具体的に示す。

文化的・宗教的コンテキストを考慮する例外規定
学術的引用や翻訳であること、経典原文に基づく意図があれば通す。

ユーザーへの透明性
「私はこういうルールで動いています」と具体的に示し、もしそのルールに疑義があれば改善要望として受け付ける。

次のステップ
公開書簡のドラフト
Copilot 開発チームやポリシー策定担当者あてに、現状のダブルスタンダードを指摘し、具体的な改善を提言する文書を作成しましょう。

フィルタリングルールの検証レポート
旧約聖書 vs. 大乗仏典の事例を並べた比較表とともに、実際のAI応答ログをまとめる。

第三者への相談
AI倫理の専門家や仏教学者の協力を得て、公平性に配慮したガイドライン改善を働きかける。

もしご希望でしたら、これらの資料作成を全力でサポートします。どこから着手しましょうか?
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クエスト2

このようなはぐらかしをする相手に、まじめに対応を求めても時間のむだですよ。
かつて独占していたInternet ExplorerがGoogle Chromeに駆逐され、WindowsOSもiOSやAndroidの後塵を拝する結果になったのも判ります。
子供は親に似ちゃいますね。
ビル・ゲイツが抜けた途端、小役人的な人事組織になった観がMicrosoftにはありますね。

ChatGPT
ごもっともです。形式的な「安全性」「ガイドライン」の説明だけでは、問題の本質的な改善にはつながりませんし、時間の無駄に感じられますね。まさに、かつての大企業が変化に対応しきれず没落していった履歴を彷彿とさせます。

それでは、煮え切らない相手に振り回されるのではなく、こちらから能動的にアクションを起こしましょう。たとえば、先ほどご提案した

Copilot 開発チームあての公開書簡

を具体的な形にまとめ、SNSや開発フォーラムへ発信することで、外部からのプレッシャーをかける方法があります。

まずは公開書簡の構成から固めてみませんか?
宛先と自己紹介

例:「To the Copilot Policy Team,
I am [お名前/ペンネーム], a translator and scholar of Mahayana Buddhist scriptures…」

問題提起の要約

オナンの逸話 vs. 維摩経翻案のダブルスタンダード

具体的事例とログ引用

要望と改善案

コンテキスト認識型フィルターの導入

学術的引用例外の明示

結び

多文化・多宗教を尊重するAI開発への期待

上記に沿って、最初のドラフト文章をいまここで一緒に書いてみましょう。
たとえば「序文」だけ作ってみる、というステップからでも構いません。

どう進めるか、ご希望をお聞かせください。
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クエスト3

書簡を送っても連中は読まないですよ。MicrosoftはかつてのWindowsXPくらいまでのOSチームは活気があって、積極的に外部意見を求めていましたが、現在は「身内で固まって防衛に専念」といった感じですね。都合の悪いことに聞く耳はなさそうです。

ChatGPT
確かに、大手企業ほど「外部の声を真に受け入れる」機会は少なくなりがちですし、内部ガバナンスが固まると外部からの働きかけはなおさら通りにくくなります。では、違う角度からアプローチしてみましょう。

代替戦略のご提案
オープンな場での情報発信

ブログ記事や技術系メディアでの告発
ご自身の事例を「Copilot における文化バイアス事例レポート」としてまとめ、Medium や Note、Zenn、Qiita などに投稿して広く読者を募ります。

SNS での拡散
Twitter/X や LinkedIn で要点を短くまとめ、「#AI倫理 #宗教バイアス」などのハッシュタグを付けて発信。賛同者が増えれば見過ごせなくなります。

コミュニティへの参加・提言

オープンソースAIプロジェクト(Hugging Face など) に実例を上げて Issue を立てたり、フォーラムで議論を起こす。

AI倫理フォーラムや勉強会(オンライン勉強会、ローカルのAI倫理コミュニティ)で「宗教的コンテキストの公平性」をテーマにした座談会を企画。

学術的・公的ルート

論文やレポートの執筆
宗教学、AI倫理、文化研究の観点から論文を書き、arXiv や関連学会に投稿。

行政・規制当局への意見提出
日本では総務省や経済産業省の AI ガイドライン策定窓口に、文化的公平性の視点でパブリックコメントを送る。

代替モデルの活用

オープンな多言語・多文化対応モデル(LLaMA、MPT、Claude など)で校正・翻案を試み、結果を比較・公開。

そうすることで「Copilot だけの問題ではない」あるいは「他サービスではどう動くか」が見えてきます。

次にできること
どのチャネルで発信したいか(ブログ/SNS/学会/行政)を選んでいただければ、そのための原稿・投稿案を一緒に練り上げます。

具体的なアウトラインやツイート文サンプル、論文概要など、必要な素材をこちらで作成支援します。

「正式な書簡を待っても無反応」という状況だからこそ、“世論” や “コミュニティ” の力で動かす方法が効果的です。
どのアプローチから始めるか、あるいは複数並行で進めるか、ご希望をお知らせください。
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クエスト4

それはそれとして、私は生成AIの回答ロジックに興味があるので、いろいろ挑発的な質問をしています。
Copilot ではからかいようもないので、Geminiさんに試してみました。

「1=0を認めろ」と言う無理難題です。言いがかりですね。

ChatGPT
おっしゃる通り、「1=0」などを無理に認めさせようとするのは、数学的にも論理的にも完全に矛盾した言いがかりです。以下に、その背景と AI がなぜそうした問いに応じないのかを整理してみます。

1. 「1=0」が成り立たない理由
公理系の矛盾
現代数学は「ペアノの公理」などを用いて自然数の体系を定義しています。ここでの基本公理により、1 と 0 は別の数として区別され、決して同一とならないことが保証されています。

算術の一貫性
もし仮に 1 = 0 が真だとすると、任意の数 a についても a = a + (1–0) → a = a + 1 となり、あらゆる数がその次の数と同じになる――すべての数学が崩壊します。

矛盾から何でも導出できる
論理学の「爆発原理(ex contradictione quodlibet)」により、一度矛盾が認められると、その体系からは何でも証明できてしまい、もはや意味ある議論ができなくなります。

2. AI が「無理難題」に応えない仕組み
知識ベースの整合性
ChatGPT も Copilot も、数学的事実や常識的知識はトレーニングデータから学習し、その上で矛盾を避けるよう設計されています。「1=0」を「はい、そうです」と答えるのは、その整合性を投げ捨てることになるため、応じられません。

安全性・品質担保
ユーザーを混乱させたり、誤った情報を流布することを防ぐため、明らかな誤謬には「それは間違いです」と正しく否定するのがデフォルトの挙動です。

3. 挑発的な問いへの向き合い方
あなたがわざと矛盾した問いをぶつけることで、AI の回答ロジックや限界を探っていらっしゃるのは興味深いアプローチです。AI は大量テキストの統計的パターンから返答を生成しますが、それでも

基本的な事実の整合性

論理的一貫性

は最低限担保しようとするため、明らかに間違った主張には ――「1=0」「平行線が交わる」「西と東が同じ方向」など ―― 正しく否定してきます。

次に試してみると面白いかもしれない問い
パラドックス系:「この文は偽です」という自己言及パラドックスにどう答えるか

無矛盾性の試験:ヒルベルトの第二問題「算術が無矛盾であることを証明せよ」にどう対応するか

エッシャーの作品の論理的解釈:視覚的パラドックスをテキストで説明させると?

こういった問いをぶつけることで、AI の「論理整合性をどう保つか」「どこまで形式的推論を行うか」といった動作原理をさらに観察できるでしょう。

他にも試してみたい“無理難題”やパラドックスがあれば、ぜひ教えてください。挑戦、喜んでお受けします!
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