檻の中のワルキューレ(第8回大籔晴彦新人賞受賞作)
伽村あきら
徳間書店
檻の中のワルキューレ(第8回大藪春彦新人賞、映像化奨励賞W受賞作)
伽村あきら(著)
新進作家の登竜門、第8回大藪春彦新人賞、映像化奨励賞W受賞作!
●今野敏 選評(抜粋)
格闘シーンに迫力があり、人間関係もうまく書けている。文句なく受賞作に推した。
●馳星周 選評(抜粋)
キャラクター設定も上手で、話者の職業、性格設定もうまくできている。この作品が最上位になるのは必定だ。
●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋)
普段格闘技に親しんでいない私でも、闘う様子がありありと脳内に浮かんできて、手に汗を握りました。
●あらすじ
女子総合格闘技「ワルキューレ」の王者、マーヤ。
ベテラン美女ファイターに、リング上で突然挑戦状が叩き付けられる。
「同時代に敵なしの選手が二人いたら、本物を決めるしかないよな!」
ワルキューレの興行主・原木山徹のサプライズ演出だった。
突然持ちかけられたマッチメイクの相手は、五郎丸真希。
レスリング五輪銀メダリストであり、未来のスターであり、そしてマーヤの妹分だった。
ーー後楽園ホール、1600席完売の大晦日、戦いの火蓋が切られる!
※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録