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タイトル:609studio No.813 ◇現代時評《小異は捨てて・・・》:片山通夫  2017/06/06


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【609 Studio】メール・マガジン 2017年6月6日 No.813
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   フォト・ジャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身
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◇現代時評《小異は捨てて・・・》:片山通夫
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 稀代の「嘘つき」なのか。我国の安倍首相とその一派、そして太平洋のかなた
大国を自任する米国のトランプ大統領とその政権。

 アメリカの雑誌「ニューズウイーク日本版」のウエブに次のような記事が掲載
されたので、ご存知の方も多いだろう。詳しい内容は記事を読んでいただくとし
て、すこし紹介する。
(http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7724.php)

 「トランプのツイッター、フォロワーの半分は偽物(フェイク)?」
<謎の単語「covfefe」をツイートして世間を騒がせたトランプだが、その3000
万フォロワーの約半数が偽アカウント(ボット)ではないかとの指摘が挙がっ
ている>

 簡単に言うと、ツイッターを駆使して本心(?)を発信している大統領。既存
のマスコミは「フェイクニュース」だと言わんばかりで、自分のツイートこそが
正しいと豪語しているわけである。しかしここにきてニューズウイークの記事に
書かれているように、3000万のフォロワーの半数が偽物ではないかと言う疑いが
指摘されだした。ただトランプは世界で一番ツイッターをうまく利用している指
導者であることは間違いはない。これは彼の反対派も認めざるをえまい。

 しかし、そのフォロワーの半数近くが架空のものだったとしたらどうなのだろ
う。もちろんこの偽アカウントも含めて「印象」はトランプの戦略なのかもしれ
ないが。

 一方わが国の首相だが、ネットウヨクと呼ばれる勢力に保護(?)されている
ように見える。面白い記事を見つけた。詳しくは下記を見てほしい。
(https://matome.naver.jp/odai/2144299876931181001)

 ネトウヨが自民党工作員だった事実が判明!バイトの大量動員でネット対策
 今日のNHKニュース9の特集はネット選挙だったが、自民党が恐ろしい事をして
いる、つまり「自民党が既にネット工作業者に依頼し自民党候補者に悪口などが
BBSにあれば削除や反論する。

 ふんだんにある資金を使って、高度な監視システムを構築し、アルバイトを大
量に使ってインターネット上の書き込みや情報を監視しているというものだ。そ
して自民党、もしくは安倍首相に対する誹謗中傷は無論、事実であっても、その
サイトなりを炎上させてしまうというある意味「暴力的」な方法だ。

 考えてみれば内閣や安倍首相の支持率なども簡単に操作できるはずだ。いち早
くネットの威力を理解して利用を始めた自民党には頭が下がる。野党もインター
ネットの威力に負けていないで利用すべきだ。
 それがアメリカの大統領のツイッターであれ、自民党のネトウヨであれ…。

 最後に提案がある。
共産党を含めた野党すべて(維新を除いて)が共同で「アンチアベ」のようなサ
イトやフェイスブック、ツイッターなどを駆使するシステムを、次の選挙に向け
て今から構築すべきだ。

 小異は捨てて大同につけ!
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◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
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◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
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http://koujinnotomo.com/
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◆《News Digest》:609studio編集部
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◇◇ニュースな言葉、一口メモ 【パリ協定】
⇒第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて、2015年1
2月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意)。

 アメリカのトランプ大統領が離脱を発表した。その前日に中国の李克強首相は
1日、訪問先のベルリンでメルケル独首相と会談。李氏は記者会見でパリ協定に
ついて「中国には国際的責任がある。国際社会とともにこの課題を乗り越えてい
く」と述べ、米国の方針に関わらず、世界最大の温室効果ガス排出国として協定
を履行する考えを表明し、際立った違いを見せた。

 
◇◇News Digest◇◇

◇きな臭い話、こぼれ話

「圧力ない」「巨大な忖度」 元内閣参与の加計学園理事
http://digital.asahi.com/articles/ASK505WBFK50UTIL03K.html?iref=comtop_favorite_03

前FBI長官、8日証言 トランプ氏の司法妨害焦点
https://mainichi.jp/articles/20170602/k00/00e/030/302000c

◇ロシアからのニュース

北朝鮮のミサイルは日本を標的にする!
https://jp.sputniknews.com/opinion/201706013697318/

米空母、朝鮮半島付近で活動せず ペルシャ湾へ
https://jp.sputniknews.com/us/201706023703201/

サハラ砂漠で移民44人渇死
西アフリカ・ニジェール北部のサハラ砂漠で、リビアに向かう移民を乗せた車が
故障し、少なくとも44人が死亡したと地元当局が1日、明らかにした。死者には
複数の女性と乳児がいるという。AFPが報じた。
https://jp.sputniknews.com/incidents/201706023703488/

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◆編集長から:片山通夫
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 《長谷川栄一首相補佐官を団長とする日本政府調査団が、南クリル(北方領土)
での露日共同経済活動について協議するため、ユジノサハリンスクに到着した。
記者団との懇談で日本代表団は、作業の最初の総括を行った。》というニュース
が先月末に流れた。そして6月1日、プーチン大統領は「クリルにロシアがいなけ
れば、米軍が現れるだろう」と述べて「それはロシアにとっては耐え難い」と発
言、「我々は、いかにして安全保障を確保するかを考えている。我々は、いかに
して遠く離れた国境地域で脅威を除去するかを考えている。この意味において、
島はとても便利な場所だ」と述べた。(スプートニク)

 つまり、経済協力は大賛成だが、領土の返還は考えられないということだ。
甘いな、安倍首相!
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  発行    2017年6月6日 No.813
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