609studio　No.789 ◇現代時評　《したたかなロシア相手に・・・》：片山通夫 2016/12/06

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タイトル：609studio　No.789 ◇現代時評　《したたかなロシア相手に・・・》：片山通夫 2016/12/06

────────────────────────────────────── 【609 Studio】メール・マガジン　２０１６年１２月６日　No.７８９ ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身氏の現代時評、ロシアやサハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載！　 ────────────────────────────────────── 　　Lapiz　情報　　　　　　　　　　　Lapiz 2016冬号は１２月１日発売中です！　　　　　　　　　　お求めは　http://lapiz-international.com/ 　　　　　　　　　──────────────────── 　　　　　　　　　　　　　2017カレンダーが出来ました！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コンセプトは来年１月発行予定の　　　　　　　　　写真集「サハリン逍遥」にテーマを求めました！　　　　　　　　　　　　　　　　詳しくはこちら　　　　　　　　　　　　　　　　http://609studio.com/ ────────────────────────────────────── 　　　【著書案内】　　　　「追跡！あるサハリン残留朝鮮人の生涯」片山通夫　著　日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太　への逆密航」を語る貴重な証言！！　　凱風社　刊　http：//www.gaifu.co.jp/index.html 　　　　　　　　　　　定価　１９００円＋税 ────────────────────────────────────── ◇現代時評　《したたかなロシア相手に・・・》：片山通夫　　　　　　　　　　　 ────────────────────────────────────── 　一体どんな情報収集能力を持っているのか実に不可解だ。ロシアが、国後と択捉にミサイルを整備した」というニュースがあったばかりなのに、今度は「色丹と国後にヘリコプター（定員２２名）の定期航路を開設」するのだという。どちらも先月末のニュースである。そして来週にはプーチン大統領が訪日する予定だ。　安倍首相は実に舐められたものだ。先にトランプ氏の当選の報にはせ参じてたった1時間余りの会談で「信頼できる」とほめそやし、世界の失笑を買っていた。その安倍首相が両手を広げて大歓迎するプーチン大統領は「40年来の信頼の元に領土問題を解決した」と中国との間の関係を述べたというのにだ。　むろん領土を含む国際問題が簡単に解決できるとは誰も考えてはいないだろう。しかしあまりにもメディアも首相も「浮かれ過ぎ」ているのではなかったか。はっきり言って、首相はあの鈴木宗男氏をあたかも「アドバイザーのごとく」に祭り上げてことがなるとは思えないのだ。この件で言えば「まるで韓国の崔順実ゲート並み」だと言えば言い過ぎか。鈴木宗男氏の傀儡ともいえる鈴木貴子衆議院議員は民主党から自民党に鞍替えした。この件でも、何やら怪しいうわさが出ていたとか…。　メディアなどで２島返還、４島一括など勇ましい掛け声が聞こえていたのは、この夏ごろまでか。この稿を書いている１２月3日には次のような報道があった。　《岸田外相、プーチン大統領と会談　交渉の難しさ露呈》　　　　　　　　　　　　　　　　　フジテレビ系（FNN） 12/3(土) 1:14配信　岸田外相は、ロシアのプーチン大統領との初めての会談に臨んだが、２時間という、大遅刻の洗礼を受けた。さらに、ロシア側との交渉の難しさが露呈する出来事が、次々に起こった。１時間５０分遅れで始まった会談では、待たされていた岸田外相の前に、笑顔のプーチン大統領が現れ、会談は30分で終わった。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20161203-00000486-fnn-pol 　完全になめられているとまではいわないが、まさにロシア相手の交渉が如何に難しいかである２時間近く待って３０分で終わる…。通訳が入っての会談だろうから、実際は１０分余りか…。　一体何を話し合ったのか、いや何を話しあえたのか？　冒頭に述べたように「国後と択捉にミサイル」そして「色丹と国後を結ぶヘリ定期航路開設」。それでも菅官房長官は「首脳会談に影響はない」と。なんと甘い感覚だ。「北朝鮮のような小国家に対しては居丈高になり、ロシアやアメリカのような大国にはひれ伏さんばかり」の安倍首相とその政権にほとほと情けないと思うのは筆者だけか？　来週、プーチン大統領は訪日する予定だ。もう「浮かれ過ぎる首相とマスコミ」という醜態だけは曝してほしくないものだ。世界が注目しているのだ。 ────────────────────────────────────── ◆「スプートニク」　>>>　引用元　http：//jp.sputniknews.com/ ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」（HOME) 　http：//jp.sputniknews.com/ ◆日本関連　http：//jp.sputniknews.com/japan/ ◆国際─────────────── 　http：//jp.sputniknews.com/world/ ◆ロシア国内─────────────── 　http：//jp.sputniknews.com/russia/ ────────────────────────────────────── 新刊ガイド《なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか》　　　　　　　　　　　　　　　西洋と日本の歴史を問いなおす関曠野　著聞き手　三室勇発売日：2016.05.30 定価：2,592円サイズ：四六判 ISBNコード：978-4-7571-4346-3 http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002384 ────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男　評伝・関一（第７代目大阪市長）》大山勝男　著定価（本体2,600円＋税） 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆《News Digest》：609studio編集部 ────────────────────────────────────── ◇◇ニュースな一口メモ　【ロシアという国】　正式名称はРоссийская Федерация（ラテン文字転写: Rossijskaja Federacija、ラスィーイスカヤ・フィヂラーツィヤ、これはそれぞれ日本語表記のロシア連邦、ロシアに相当するが、憲法で双方とも正式名称であるとされている[13]。略称はРФ (RF)。公式の英語表記は、 Russian Federation。キリル文字のラテン文字転写、ロシア語のカタカナ表記にはいずれも多数の方式、表記があり、ここに挙げたものは一例である（本記事の以下の転写も同じ）。日本語表記は以前はよりロシア語名に近いロシヤと書かれることが少なくなかったが、1980年代頃からギリシャ語風の（つまり他のヨーロッパ諸国の名称に合わせた）ロシアという表記が完全に主流となった。詳細はウイキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2#.E5.9B.BD.E5.90.8D 　 ◆◇News Digest◇◆ ◆世界の話題・日本のニュース◆ 【続・原発事故と〝いじめ〟】横浜の両親が会見。〝自主避難〟に対する誤解への悔しさにじませる。加害児童には「将来ある子ども。叩かないで」と配慮も - 民の声新聞 http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-82.html サハリンで生きて…８４歳の日本人女性 http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2923488.htm 社説　あすへのとびら　廃炉への遠い道　国民が現実共有せねば | 信濃毎日新聞 http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161127/KT161126ETI090002000.php 「こんなバカな政権はない。憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はない」現代の偉人=中村医師のことば。 - 思索の日記 http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/7c72000fc99ca4e5fc465a69809f2ce5 ロシア北方領土の国後・色丹島にヘリ定期路線開設へ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161130/k10010790261000.html 韓国地裁　政府に慰安婦合意の「法的意味」説明求める http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2016120202115 カジノ法案の課題山積　審議６時間 http://mainichi.jp/articles/20161203/k00/00m/010/107000c?fm=mnm ◆ロシアからのニュース◆ 日本はイスラム恐怖症にかかっている？ https://jp.sputniknews.com/opinion/201607052423847/ なぜロシアは択捉・国後にミサイルシステムを配備した？ https://jp.sputniknews.com/opinion/201611243045889/ 露日外相会談を前に露外務次官がコメント露日の領土問題の妥協は両国民の納得のいくものでなければならない https://jp.sputniknews.com/politics/201612023078835/ ──────────────────────────────────── ◆編集長から：片山通夫 ──────────────────────────────────── 　師走という季節になりました。大荒れの天気が続く北海島や東北、暖かすぎる地域など様々な寄稿を織り交ぜた師走・１２月です。　世間の慌ただしさの陰で国会は「年金減額」や「カジノ解禁」などを決めたようです。それにしてもひどい政権だと思うのですが、支持率は上がりっぱなし。　一体どうなっているのか不思議です。 ─────────────────────────────── 発行　２０１６年１２月６日　No.７８９発行　　　毎週火曜日　　購読料無料 FB　　https：//www.facebook.com/michio.katayama.5 　配信まぐまぐ配信システム ID：0000052236 MailuX配信システム ID：MM3E1B97842E020 contact us http：//www.609studio.com/html/mailform.html website http：//www.609studio.com/ 投稿　　 http：//www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読解除　http：//archive.mag2.com/0000052236/index.html 　　　　　　　　　　　◇禁・無断転載◇ ────────────────────────────────────

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