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タイトル:Daily Drama Express 2009/11/20 アンタッチャブル (6)  2009/12/22


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/11/20 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル アンタッチャブル
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜21時
キャスト 鳴海遼子(仲間由紀恵)
 鷹藤俊一(佐藤智仁)
 遠山史朗(要 潤)
 永倉栄一(寺島 進)
 樫村秀昭(田中哲司)
 巻瀬美鈴(芦名 星)
 鳴海洸至(小澤征悦)
脚  本 橋本佑治
主題歌  GIRLS NEXTDOOR『ORION』

あらすじ  File6 真犯人ついに!! セレブ姉妹の殺人演奏会

 謎の犯人『名無しの権兵衛』。
 募金団体への取材を阻む力。
 『身近な犯人』は誰なのか−−
 美人姉妹の超演奏。
 失神者続出に潜む謎。
 待ち受ける衝撃の結末。


 一条春果(姉)(櫻井淳子)は、ヴァイオリニスト。
 一条千夏(妹)(雛形あきこ)は、ピアニスト。
 チゴイネルワイゼンの曲が流れている。

 『美人姉妹の音楽協会賞受賞の裏に
 大きなスキャンダルの火種がある
     名無しの権兵衛』
 と書かれた紙を手に会場で曲を聴いている元一流週刊誌女性記者・
鳴海遼子(仲間由紀恵)とカメラマン・鷹藤俊一(佐藤智仁)。

 曲の途中で次々と聴衆が立ち上がり、失神して倒れていく。

 集まったレポーターたちは、美人姉妹の美しさを褒め称える。

 遼子は前に出て、どうして音楽についての質問が出ないのか、訊く。
ハッキリ言って、失神するほどすごい演奏だとは、理解できなかった
が、と。
 どこの雑誌かと訊かれ、遼子は『週刊 アンタッチャブル』と名乗
る。
 三流誌は、記者も三流ね、と一条姉妹。

 遼子も、一条姉妹を、三流ねと言い返そうとしたが、俊一に口を塞
がれる。
 恋愛経験が少ない人には分からないと言われ、『いつか不幸になれ』
リストに、一条姉妹の名前を書き入れる。恋愛経験豊富なわたし
に.....と言いながら。
 それに対して、失恋経験豊富なんだろ、との声。その声の主は一流
雑誌『週刊国民ジャーナル』の記者・遠山史朗(要潤)だった。

 巻瀬美鈴(芦名星)の様子について訊くと、妹を失った心の傷は簡
単に癒えそうもないと言う。


 一条太郎(父)は、元文部大臣。
 一条真紀子(母)は、カザマ楽器会長令嬢。

 姉妹は、自分たちの全日本音楽協会賞の受賞に疑惑があると知って
いた。

 遠山が、千夏の演奏はさしたることはない。君たちと違い、音楽へ
の造詣が深いボクが言うのだから正しい。一条姉妹は、ロシアの国宝
級の指揮者・ザイコフスキーに絶賛されてから人気が出た。とはいえ、
失神するほどのものだろうか。
 サクラを混ぜて失神させれば、聴衆はつられて失神する。いかがわ
しい宗教団体ではよく使われる手だ、と遠山。

 酔った遼子は遠山に、自分を食事に誘ったってことは、縒りを戻そ
うと思ったと言うことだろう、と絡む。
 遠山は、二人きりではないしと、俊一を見、そして付き合っていな
いのだから、戻すよりはないと、しなだれかかってくる遼子を突き飛
ばす。
 突き飛ばされた遼子は、そこにあった柱にすりすりしている。

 仕方なく俊一が遼子を助け起こして、店を出る。


 一条姉妹の前に現れ、「また、お会いしちゃいましたね」と声を掛
ける遼子。朝からずっと待っていたという。
 そして、三ヶ月前の演奏終了後に聴衆と撮った写真と、先日の演奏
会のあとに撮った写真の聴衆には、100人以上、同じ人が映ってい
る。熱心な聴衆がいてよかったと嫌みを言う。そして、その人達は、
サクラだったのだろう、と切り込む。
 わたしたちの音楽に、サクラは必要ありませんと一条姉妹。

 車に乗っていってしまう一条姉妹を追いかけようとした。でも、出
されていた粗大ゴミに額をぶつけ、倒れる。

 一条姉妹住むマンションの管理人(深水三章)が遼子と俊一を管理
人室に呼び、お茶漬けを振る舞う。
 遼子は俊一に、額にシップを貼って貰う。

 管理人は、一条姉妹が嫌いなので、彼女たちのスキャンダルになり
そうな監視カメラの映像をDVD焼いて、保存していたのだ。それを
遼子たちに見せる。
 管理人は、一条姉妹が夜中でも騒ぐことに腹を立てていたのだ。

 一条姉妹が男達と一緒にマンションから出てくる。ファンたちかと
思ったが、姉妹一人ずつに、一人ずつの男。
 遼子は、どちらも年寄りじゃない、と優越感を覚える。
 でも俊一は、男の顔に見覚えがあると言う。一人は全日本音楽協会
賞選考委員長・滝廉次郎。もう1人は、ロシア国家級指揮者ろザイコ
フスキー。

 録画は一年前。まだ、一条姉妹が世に出る前のこと。
 一条姉妹は、彼らの力を使って世に出たと言うことか!?

 遼子、俊一、中原誠(田中要次)は、はりきってこの件の記事を書
き始める。

 だが編集長・樫村秀昭(田中哲司)が今週のトップ記事は違う件で
行く、と言う。一条姉妹の件は来週に回す。受賞に沸いているときに
流してもインパクトが薄い。だからこの件は、来週にする、と言う。

 編集の言葉に納得するものもいたが、大半は来週になっては、今週
ほどの人気が無くなるのではないかと思う人もいた。

 今週号の記事は、日本福祉募金団体の提灯記事ばかり。永倉栄一
(寺島進)・永倉ホールディングス社長の写真も載っている。

 文句を言いつのる遼子。それに対して、編集長は、遼子に、クビに
なったら困るだろうと言って、脅す。


 屋上で話す、遼子と俊一。
 募金振興会に、100万円以上の高額寄付をした人には、虹色リス
トバンドが渡される。これがセレブの間でブームになって、もうすで
に多くの人が持っている。
 遼子も俊一も、募金振興会のおかげで大学を卒業しているため、表
だって文句を言うことも難しい。

 遼子は、編集長が『名無しの権兵衛』だと疑っているのだろう。と
いうことは、永倉も疑う必要がある、と俊一。
 遼子は、募金振興会については、遠山が問題ないと言っていた、と
言う。

 俊一は、TV国民があそこまで企画していた番組をお流れにした。
不自然ではないか、と言う。

 遼子は、遠山のことを疑えと言うの?と文句を言う。
 俊一は、本当に闘うなら、すべての人を疑わなければならない、と
言う。


 遼子と俊一は、また一条姉妹が住んでいるマンションの管理人に話
を聞きに行く。一条姉妹が、虹色リストバンドをしていなかったかと。
 でも、管理人はそれには気付かなかった。それよりも、この間のよ
り、もっとすごい映像を入手した、と言って、二人に見せる。

 一条姉妹は。また違う男をマンションに連れ込んでいた。一人は政
民党(与党)の藪谷議員(金山一彦)で、もう1人は、希望党(野党)
の窪園議員(菊原祐太朗)。
 管理人は、岸川大五郎(六平直政)前代議士の収賄疑惑での辞任に
伴う補欠選挙が近いというのに、与野党双方の幹部が毎晩夜遊びじゃ、
この国の将来もあぶないな、と言う。
 どうしてそんなに知っているのですか?と問うと、あの二人の代議
士もこのマンションに住んでいると言う。
 遼子がそんなことイヤらしい.....とつぶやくと、管理人は、この
マンションの家賃、月200万円ですから、と言う。
 びっくりする遼子。

 岸川は、遼子たちが献金の現場の写真を撮ったため、失脚したのだ。


 民政党本部では、補欠選挙の件を発表する。候補者は一条春果だっ
た。そこには取材のため、遼子と俊一も来ている。

 遠山が質問に立つ。音楽で賞を取ったばかりのこの時に、どうして
議員に立候補するのだ、と。
 春果は、自分たちの父親は大臣であり、幼少の時から、政治のこと
を聞かされて育った。それなので、自分の中では自然な流れだと言う。

 遼子も発言しようとするが、遠山の眼力で封じられる。
 遠山は、立候補の件を妹・千夏に話したか訊く。
 春果は、話していない。政党との約束で、今日の発表まで、内緒に
しておくことになっていたからだ、と言う。

 その時、レポーター達の携帯電話が、次々と鳴る。
 今、希望党の候補者の発表が行われていて、その候補者が千夏だと
いうのだ。
 みんな、携帯のワンセグ画面に見入る。


 『週刊 アンタッチャブル』の編集室に戻ると、編集長はホクホク
声だった。これで姉妹対決だ。雑誌が売れるぞ!と。

 俊一は、編集長はこうなることを知っていたのではないか。だから
先週号に一条姉妹のネタを載せるのを回避したのではないか、と言う。


 一条姉妹の住んでいるマンションに、取材陣が殺到する。それを押
しとどめる管理人。

 このマンションに、藪谷と窪園の、両代議士が住んでいることもば
れる。

 春果が地下駐車場に車を止めて出てくる。
こすると、駐車場にいた遼子と俊一が声を掛ける。

 俊一はいきなり春果の両手首を調べる。だが、どちらにも虹色ブレ
スレットははめられていない。
 春果は、失礼ねと怒る。

 遼子は、評価が出る前日に、ザイコフスキーと会っている。これっ
て、頼んだという証拠でしょ、と言う。
 春果は、そんな日付なんて、どうとでも細工できるでしょ、と取り
合わない。

 同じマンションに住んでいる住人達の評判は散々。
 格闘王 ポンチョ・タナカ。
 セレブな歌姫 NINKO。
 みんなに嫌われている。

 俊一は、何かおかしいと言う。オレなんて、隣の人の顔なんて知ら
ないのに、このマンションでは、住民全員が一条姉妹を見張っている、
と。
 それに、管理人も、タナカも、NINKOも、虹色ブレスレットを
はめている。任務完了という感じ。
 そもそも疑えば、管理人はどうしてあんな防犯カメラの映像を遼子
たちに見せたのだろう。
 みんながぐるになっていれば、日付の改ざんも簡単。

 城之内仁(酒井敏也)が、マンションについて調べてきた。あのマ
ンションのオーナーは、日本福祉募金団体。隣り合わせ、向かい合わ
せの4部屋が空いた。家賃を半額の50万円に下げるとの誘い文句に、
4人は入居することにした。4人は、意図的に集められ、受賞し、補
欠選挙の候補者とされたのだ。

 一条姉妹の受賞が取り消される。

 スポーツ紙には、一条姉妹それぞれの派手な男関係がリークされて
いる。
 一条姉妹がお互いにしか知らないはずのことまで漏れている。
 だから、漏洩は春果のせいだ、いや、千夏のせいだと言い争う二人。

 マンションで騒ぎが起こる。
 遼子たちが駆けつけると、タナカやNINKOや、ほかにもその様
子を見ているマンション住人たちの腕には、虹色のブレスレットがは
められている。

 遼子はしまいに、危険なので、一刻も早く、このマンションを出て、
身を隠すよう言う。

 目を上げると、建物に隠れるように編集長が立っている。
 いぶかる遼子と俊一。

 遼子と俊一に、遼子の兄の鳴海洸至(小澤征悦)・警視庁公安部刑
事と同僚の片山保(辻谷嘉真)が、遺書も何もなかったと言う。
 遼子は、やはりこれは日本福祉募金団体と関係あるのだろうと言い
出す。自分たちが恩を受けていたとしても。

 俊一は城之内から、編集長がいないという連絡を受ける。俊一が中
原に電話しても、やはり編集長がいないとの返事。
 遼子は、編集長が『名無しの権兵衛』だと言う。

 そこに一条姉妹がチャリティー・コンサートを開くとの情報。遼子
はあれだけ身を隠せと言ったのに、と悔しがる。


 一条姉妹のコンサートは終わる。
 そのコンサートを聞いていた遠山、遼子、俊一が一条姉妹の所へ行
く。
 一条姉妹は、がっくりと座り込み、日本福祉募金団体の力ってすご
い。今日は失神するほど感動してくれるお客様もいなかったし、常連
のお客様も来ていなかった、と。
 いつもは沢山のお花やプレゼントがあるのに、今日はシャンパン
1本だけ。
 一条姉妹はそのシャンパンをグラスに注ぎ、遼子たちに勧める。
 だが、遼子たちのグラスに注ぐ前に、すでに一条姉妹は口を付けて
いる。

 すると、二人とも、胸をかきむしりながら倒れる。

 シャンパンが入っていた箱に、『名無しの権兵衛』のマークが書か
れたカードが入っていた。

 外で話をする、遼子、俊一、遠藤。
 遼子は遠藤に、以前日本福祉募金団体は、日本の闇であるとの記事
を書こうとしたでしょう。どうしてそれを止めてしまったの?と聞く。
 遠山は、取材ソースは明かせないと言って、教えてくれない。
 遼子は、永倉を直撃すると、歩き出す。

 途中、路地を歩いていると、虹色ブレスレットをはめている若い女
性とすれ違う。

 遼子が建物に入ろうとしたが、突然後ろからつかまれ、口を押さえ
られ、引きずられる。
 遼子はもがいてその男の手に噛みつく。

 男は編集長だった。
 編集長は遼子に、日本福祉募金団体について調べた資料を渡し、記
事を書いてみろ、と言う。
 遼子が問いたそうな顔をしていると、編集長は、雑誌を立ち上げた
当初は、自身で記事のネタ探しをしていた。
 ある時、暴力団についての記事を書いて、命を狙われるようになっ
た。
 それを救ってくれたのが日本福祉募金団体で、それ以降、日本福祉
募金団体に対して、マイナスになる記事は書けなくなっていた、と白
状する。

 実はあの時、編集長を襲った暴力団と永倉は、裏で繋がっていた。
それを隠して、善人面して日本福祉募金団体は編集長を救った。
 日本福祉募金団体は、陰で暴力団より悪いことをやって、政民党と
希望党を追い落とし、擁立する新党を有利にした。

 そんなことを書いたら、編集長が危ないのではないですか?と遼子。
 編集長は、もうこれ以上悪事に荷担するのは嫌になった。それに悪
事が明るみに出れば、洸至が捜査してくれるだろう、と言う。
 そして、これから名無しの権兵衛に会いに行く。永倉は、毎月、ホ
テルにこもって、名無しの権兵衛と会っている。そこを押さえるべく、
張り込みをすると言う。

 遼子が一緒に行くというと、編集長は、遼子には、この記事をまと
めて、印刷所に押し込む仕事があるだろう。そして、遼子は、『一流
の三流雑誌記者』になったと言う。


 遼子は、『週刊 アンタッチャブル』の編集部へ戻り、中原や西尾
里香(浦野一美)らと、記事をまとめる。
 まとめ終わると遼子は、印刷所への入稿を行う。


 まだ、名無しの権兵衛を待って、車中で張り込みをしている編集長
に、印刷が上がり、駅やコンビニへ配送されている、と報告する遼子。

 遼子はコンビニへ行き、配架された『週刊 アンタッチャブル』を
手に取ってみる。
 俊一も来て、手に取る。

 するとそこに老女がやってきて、棚に並んでいる『週刊 アンタッ
チャブル』を全部買う。
 遼子が見ていると、老女は腕に、虹色ブレスレットをはめている。

 他の店でも、次々と、『週刊 アンタッチャブル』は、買い占めら
れていく。


 記者会見。
 永倉は、名誉毀損だという。
 編集長が、お詫びの記者会見をする。

 遼子たちは、編集長はウソを言わされているのだろうと言い、連絡
を取ろうとするが、取れない。

 遼子は洸至に頼むが、洸至はこれ以上は危険なので、やめておけ、
と言う。


 洸至から連絡が入る。もう編集長は連絡ができない、と。
 編集長は、川で水死させられていた。

 永倉が、新党・地球党を旗揚げする。そしてその第一歩として、今
回、政民党と希望党が、不適切な候補者を立てて、補欠選挙を戦おう
とする。


 美鈴はこの事件にショックを受けている。
 その美鈴に食事を運ぶ老人−−彼は、あのマンションの管理人だっ
た。うでに虹色ブレスレットをはめている。

 その老人は、遠山の父親だった。


寸  評  急展開しましたね。
 今まで、一流雑誌の記者で、勝手に元同僚の遼子が、恋人だったと
思いこんでいるだけの役回りと思われていた遠山が、父親と同居して
いて、その父親が、日本福祉募金団体のシンパだったとは。
 そして、その日本福祉募金団体の目的は、政界進出。その目的のた
めに、どれだけの人を殺したら、気が済むのでしょう。
 もしかしたら、もっと巧妙なかたちで実在するかもしれない、闇社
会ですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 東京では、いよいよ、明日が一番寒いとか。暖冬と言われていたのに、いつ
雪が降ってもおかしくないほどの低温続き。
 景気も上向いてきたと言われたときにドバイショックで、また底を打ちまし
た。
 次に、ギリシャ・スペインでの土地バブルがはじけて。。。。
 景気にいったい何番底まであるのでしょうか。
 そして、この寒さにも、何番底まであるのでしょうか?
 景気も天気も、『気』のつくものの先行きが不透明です。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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