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━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━ ★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を 御覧ください。 ==========================================ROADSHOW REVIEW===== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2006/12/02 No. 298 (週刊) 前回発行部数:3,865 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映 期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分 かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。 お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記 憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう 場合があります。その際は御了承ください。 ==================================================================== バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。 ★2005年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2004年分につ いては、サイトを御覧下さい。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 痩身男女 01/07 長恨歌 01/14 THE 有頂天ホテル 01/21 レジェンド・オブ・ゾロ 01/28 フライトプラン 02/04 ミュンヘン 02/11 ジャーヘッド 02/18 ナイト・オブ・ザ・スカイ 02/25 ダイヤモンド・イン・パラダイス 03/04 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 03/11 イーオン・フラックス 3/18 SPIRIT 3/25 サウンド・オブ・サンダー 04/01 ALWAYS 三丁目の夕日 04/08 プロデューサーズ 04/15 連理の枝 04/22 ニュー・ワールド 04/29 レント 05/06 Vフォー・ヴェンデッタ 05/13 明日の記憶 5/20 ダ・ヴィンチ・コード 5/27 夢駆ける馬ドリーマー 6/03 ポセイドン 6/10 インサイド・マン 6/17 バルトの楽園 6/24 ウルトラヴァイオレット 07/01 トリック劇場版2 7/08 M:i:III 7/15 日本沈没 7/22 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 7/29 ゲド戦記 8/05 釣りバカ日誌17 8/12 東京フレンズ The Movie 8/19 スーパーマン リターンズ 8/26 UDON 9/02 マイアミ・バイス 9/09 X-MEN:ファイナル ディシジョン 9/16 出口のない海 9/23 イルマーレ 9/30 レディ・イン・ザ・ウォーター 10/07 ワールド・トレード・センター 10/14 ブラック・ダリア 10/21 ユナイテッド93 10/28 父親たちの星条旗 11/04 地下鉄(メトロ)に乗って 11/11 太陽 11/18 椿山課長の七日間 11/25 プラダを着た悪魔 12/02 ==================================================================== プラダを着た悪魔 (The Devil Wears Prada) U.S. Release Date: 6/30/06 ■監督:デヴィッド・フランケル ■原作:ローレン・ワイズバーガー 『プラダを着た悪魔』(早川書房刊) ■キャスト:メリル・ストリープ/アン・ハサウェイ/スタンリー・トゥッチ/ エミリー・ブラント ■音楽:セオドア・シャピロ ■字幕:松浦美奈 ■お勧め度:★★★ 「ローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラー小説をアン・ハサウェイとメ リル・ストリープの共演で映画化したおしゃれなコメディ・ドラマ。ひょんなこ とから一流ファッション誌で働くことになったヒロインが、鬼のような上司に振 り回されながらも恋に仕事に奮闘する姿をユーモラスかつ等身大で描き出す。 大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンデ ィが就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリ ーストリーのアシスタント。オシャレにとことん疎い彼女は、それが次へのステ ップになればという程度に考えていた。だから、ミランダが何者かもまるで分か っていなかった。彼女こそは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッシ ョン界のカリスマだった。朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの理不尽 な命令に、いつしかアンディの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイトともすれ違 いが続いてしまう。こうして、早くもくじけそうになるアンディだったが…。」 (allcinema.net/より。) 上の解説も日本の就職状況に影響されているようで、物語り自体、ちょっと違う。 大学(アメリカで大学といえば、どれでも「一流」)を出て就職活動に励む4人 の同窓生、その中のアンディも、他の同窓生と同じように、取り敢えずは「家賃 が払える仕事」ならなんでもいい、そうした経験を積むうちに、自分のやりたい ジャーナリストの仕事が見つかればいい、そんな気持ちで、たまたま合格したの が、ミランダ編集長の第二アシスタントという、大変な、しかしファッション界 を目指す者なら誰でもが羨望するトップクラスのポジションだった、という所か ら「コメディ・ドラマ」が始る。 この「上司」は「鬼」だろうか。ちょっと違う。ファッション界という、ある意 味で最先端の業界の最有力ファッション誌の編集長ミランダ・プリーストリー、 彼女は言ってみれば最強のCEOでもある。生きるか死ぬか、全ては個人の能力 で決まり、自分の利益を守るためなら同僚を切り捨てることも時には必要。そう した業界トップの仕事のやり方を、新卒のアンディは理解できない。ミランダに いじめられたと愚痴をこぼすが、これを「甘ったれるな」の一言で片づけられる のが、学生と社会人の違い。アンディがこの事に気付き、ミランダ編集長の実力 を知り、社会人になって仕事をするという事はどういう事なのか知る、この過程 が描かれる。(アンディの)「私生活がメチャクチャになったら、そろそろ昇進 の時期」と言われるが、これもある意味で言えてる。作品は、「あなたは、こう いう仕事のやり方をしてまで出世したいですか?」といった問いを投げかけるよ うな部分もある。それでいて、ミランダ編集長の人間っぽい部分も描かれ、上の ような弱肉強食の世界を少し暖かいものにしているが、これは映画としての着色 だろう。現実のビジネス界だったら、本作品に登場する人物のうち、二人は自殺 しているだろう。上の解説の「朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの命 令」を「理不尽」と考えるのは、考えた方の勝手な解釈で、作品ではむしろ何も 知らない新卒のアンディを第一アシスタントの地位まで鍛え上げるミランダ編集 長の手腕が描かれ、彼女にはアンディの潜在的な能力を見抜く力もあった。そし て最後、彼女のやり方に付いて行けなくなったアンディは会社を去るが、アンデ ィがゲットしたかった新聞社の仕事につけたのも、ミランダ編集長が直々に送っ てくれた一本のファックスだったという、強者がお互いを認め合うというような、 現実には果たしてどうか分らないが、人間味のある部分も描かれる。 しかし映画作品として見ると、上のような事を描いて何をやりたかったのかとい う事が分らない。コメディと言っても、弱肉強食のビジネス界のパロディーには なっていないし、そうした世界に対して批判的にもなっていない。ミランダ編集 長にしても、好意的に描いてしまっている。良く言えば「中立」だが。むしろミ ランダ編集長を「鬼」にして、その実態を暴くような作品にしたら、と思ったが、 これだとひどく月並みな作品になってしまう。むしろ人間味のある部分を描くこ とで、あるいはコメディにすることで、現実のビジネス界の弱肉強食ぶりをボカ してしまったようで、描いたテーマ自体もボカしてしまったようなきらいがある。 無理やり解釈すると、新卒のアンディが一人前になる過程を描くには、コメディ っぽい部分を入れて誤魔化さないと、テーマがマジ過ぎる、というご都合主義的 な感じがするが、これはあくまでも解釈。 もう一つ、分らないのは、これほどブランド物に身を固めた女が、どれほど魅力 的でないかということを描くのが意図のような作品。ファッションショーを通り 越して、ブランド物の倉庫の中で撮ったような作品で、これは意図的な感じがし たが、その意味ではブランド志向のパロディーには充分になっている。アンディ 役のアン・ハサウェイは、一応、美人なのだろうけれど、むしろ最初のころのダ サい普段着を着ていたころの方が魅力的で、仕事に目覚めてファッションに気を 配るようになると、どんどん魅力がなくなっていく。それに、これだけブランド 物を並べたら、全てがひどくチャチく見えるというのも、勘繰れば、作品が意図 したパロディー性かもしれない。どこが「おしゃれ」なんでしょうかと言いたく なる。 ヒアリング度:★★ 感動度:★ 二度以上見たい度:★ 劇場で見たい度:★ ビデオ/DVDで欲しい度: ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★★ ムカつく度: 考えさせられる度: (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- ★★★(懲りずに)発行者よりのお知らせ★★★ 中国映画「長恨歌」DVD 主演サミー・チェン (2005年)、ヤフーオークションに て、売れてしまいましたので、また仕入れます。「ホームツール12点セット」 は「eBay」で売ることにしましたら、なんと一週目で売れてしまいました。残る は「Win/Mac 傑作ボイスファイル集 + Audio CD」と、なんと!1年ぶりに広東 語版、オリジナル「痩身男女」を2個、即決で買えましたので、これも宣伝目的で 高く出品します。(香港で売ってる人に何度聞いてもサミーの声が本人かどうか分 らないという情けない話で....) 直接販売も行っております。海外発送、承ります(支払い方法:「PayPal」、 国際郵便為替)。 ヤフーオークション、eBay(アメリカ)にて出品落札代行しております。売りた い物、買いたい物のある方、ご連絡ください。 (神奈川県 公安委員会 古物商 許可 第451320001094号) ==================================================================== -今後楽しみな映画: ★ サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2006年05月28日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2005年分: ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08 カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22 オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 亡国のイージス 08/06 妖怪大戦争 08/13 サヨナラCOLOR 08/20 マジック・キッチン(魔幻厨房) 08/27 奥さまは魔女 09/03 マザー・テレサ 09/10 チャーリーとチョコレート工場 09/17 ファンタスティック・フォー 09/24 シンデレラマン 10/01 シン・シティ 10/08 ステルス 10/15 忍 SHINOBI 10/22 ドミノ 10/29 ティム・バートンのコープスブライド 11/05 ブラザーズ・グリム 11/12 エリザベスタウン 11/19 イン・ハー・シューズ 11/26 ハリー・ポッターと炎のゴブレット 12/03 Mr. & Mrs. スミス 12/10 SAYURI 12/17 キング・コング 12/24 男たちの大和/YAMATO 12/31 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 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