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■監督:アレクサンドル・ソクーロフ ■キャスト:イッセー尾形/佐野史郎/ロバート・ドーソン/桃井かおり ■音楽:アンドレイ・シグレ ■字幕:?(殆ど日本語) ■お勧め度:★★★ 「ロシアを代表する映像作家アレクサンドル・ソクーロフ監督が歴史上の人物 を描く全4部作のうち、ヒトラーの「モレク神」、レーニンの「Telets」に続く 第3作目。今回は昭和天皇ヒロヒトに焦点を当て、敗戦直前からマッカーサーと の会見を経て人間宣言を決断するまでを描き、綿密な考証と想像力を駆使して天 皇ヒロヒトのひとりの人間としての孤独と苦悩を見つめる。主演はイッセー尾形、 共演に桃井かおり。 1945年8月。疎開した皇后や皇太子らとも離れ、地下の待避壕か唯一残った研 究所での生活を送る天皇。敗戦が決定的となる中、御前会議では陸軍大臣が本土 決戦の用意あり、と息巻く。それに対して国民に平和を、と願う天皇は降伏を示 唆する。空襲の悪夢にうなされ、皇后と皇太子の写真を優しく見つめる天皇。や がて、連合国占領軍総司令官ダグラス・マッカーサーとの会見の日がやってくる …。」(allcinema.net/より。) 「歴史上の人物を描く全4部作のうち、ヒトラー」と「レーニン」の次がなんで 昭和天皇なんだろうかというのが凄い疑問だったが、分った。これ、あるいはこ の4部作は、「人」を描いたのではなくて、ソクーロフ監督が、この人物はどう いう風に描いたら映画作品として面白いか、いわば自分の描きたいイメージを実 在の人物に投影した作品。もちろん、実際の昭和天皇がどういう人だったかとい うのは、会った事が無いので分らないが、少なくともイッセー尾形が演じるよう なチャップリンのような人とはちょっと違ったのではないだろうか。偏屈な人物 だったという事は想像できるが。そして自分の描きたいイメージを描くために、 戦争末期、終戦、戦後、この時期に起きた重要な歴史上の事柄を、ものの見事に 割愛して、皇居での生活を送る天皇の毎日の生活だけに焦点を当て、セピア色の 撮り方もあって、なんか不思議な空間を漂うような感じがする作品。桃井かおり が皇后役で共演となっているが、出てくるのは最後の10分ぐらいで、彼女が出 てきて始めて現実の世界に引き戻されたような感じがした。敢て歴史上の重要な ことを殆ど割愛して作ったこの不思議な空間、これはかなり印象深い。むしろフ ィクション作品のような気がする。 昭和天皇は、作品が事実だとすると、5ヵ国語ぐらい喋れたらしく、マッカーサ ーとの会見でも英語で喋り、この二人の会話というか駆け引きというかに、漫才 っぽい部分もあって、これはどう考えても嘘っぽいが、少なくとも天皇の処分を どうするかを一任されていたマッカーサーが、天皇の事をどう思ったか、その結 果として「無罪放免」にした、その理由というか成り行きがなんとなく分るよう な気がする。チャップリンとか変人とかを絞首刑には出来ないだろうという意味 になるが。これが果たして本当の事だったかどうかは別にして、見てて面白い。 映像的にも、空襲のシーンで燃え盛る町の上を、よく分らない、魚の一種のよう な爆撃機が飛び交い、これは天皇が見る夢として描かれるが、かなり不思議な映 像で、不思議な空間作りに一役かっている。 重要なテーマがことごとく割愛される中で唯一取り上げられるのが天皇の人間宣 言だが、何故これだけ取り上げたのかというのも不思議というかミステリーに近 い。現実的な話をしてしまうと、天皇の神格が戦前、戦中に主に軍部やらがでっ ちあげたもので、敗戦とともに自然消滅したと思うが、敢て本作品では天皇が神 格を否定して人間宣言をするというのがラスト、結末になる。これで昭和天皇が やっとでっちあげの神格から開放されて自由の身になった、苦しんだ末に得たも の、という意味だろうか。これは分る。神格化されたというのが昭和天皇という 一個人にとっては、最大の苦しみだったのかもしれない。この目の付け所という のはかなり斬新なのではないだろうか。これがあるために、最後のシーンでやっ と再会できた皇后に甘えるシーンがあって、超ベテランの桃井かおりの上手さも あるにせよ、苦しんだ末にやっと人間になれた天皇の安堵感というかが、とても 効果的に描かれ、同じ戦争を描くにしても、天皇制国家のなんとかかんとかと難 しい事を描くのとは別に、こういう描き方もあるのかな、そしてこれは軍部とか に踊らされていた一般の国民が、やはり普通の人間に戻る、その事の象徴として 描いたのかもしれない。そして最後に、この天皇の人間宣言を録音した若い技師 が自決したという事を知らされる。国民は天皇の赤子という思想に染められたこ の技師が、普通の人間に戻れなかった、その悲劇を描くことも忘れない。一見、 リアルな皇居での天皇の生活、重要な事をことごとく割愛(これを「捨象」と言 いたいのだが)し、それでいて天皇という一人の人間を描く中で、戦争の事も、 古くなるが蜂の一刺し的に描く手法は感心する。昨今の映画がアクションや特撮 だらけの中で、久々に本物の映画作品を観たような気がした。もちろん、アクシ ョン/特撮映画の方が面白いに決まっているが、数年に一度は、こうした作品も 観ておかないと、映画の根本のようなものを忘れてしまうのではないだろうか。 ヒアリング度:★★★(イッセー尾形の英語は分り易い) 感動度:★★★ 二度以上見たい度:★★★ 劇場で見たい度:★★ ビデオ/DVDで欲しい度: ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★★ ムカつく度: 考えさせられる度:★★★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- ★★★(懲りずに)発行者よりのお知らせ★★★ 中国映画「長恨歌」DVD 主演サミー・チェン (2005年)、ヤフーオークションに て、売れてしまいましたので、また仕入れます。「ホームツール12点セット」 は「eBay」で売ることにしましたら、なんと一週目で売れてしまいました。残る は「Win/Mac 傑作ボイスファイル集 + Audio CD」と、なんと!1年ぶりに広東 語版、オリジナル「痩身男女」を2個、即決で買えましたので、これも宣伝目的で 高く出品します。(香港で売ってる人に何度聞いてもサミーの声が本人かどうか分 らないという情けない話で....) 直接販売も行っております。海外発送、承ります(支払い方法:「PayPal」、 国際郵便為替)。 ヤフーオークション、eBay(アメリカ)にて出品落札代行しております。売りた い物、買いたい物のある方、ご連絡ください。 (神奈川県 公安委員会 古物商 許可 第451320001094号) ==================================================================== -今後楽しみな映画: ★ サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2006年05月28日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2005年分: ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08 カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22 オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 亡国のイージス 08/06 妖怪大戦争 08/13 サヨナラCOLOR 08/20 マジック・キッチン(魔幻厨房) 08/27 奥さまは魔女 09/03 マザー・テレサ 09/10 チャーリーとチョコレート工場 09/17 ファンタスティック・フォー 09/24 シンデレラマン 10/01 シン・シティ 10/08 ステルス 10/15 忍 SHINOBI 10/22 ドミノ 10/29 ティム・バートンのコープスブライド 11/05 ブラザーズ・グリム 11/12 エリザベスタウン 11/19 イン・ハー・シューズ 11/26 ハリー・ポッターと炎のゴブレット 12/03 Mr. & Mrs. スミス 12/10 SAYURI 12/17 キング・コング 12/24 男たちの大和/YAMATO 12/31 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。連続掲載の場合は最大3回まで。 振込先:銀行、ぱるる、イーバンク(他行からの直接入金が可能になりました) ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2006/11/18 No. 296 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは(主に)以下の配送システムを利用して発行しています。 カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html melma! http://www.melma.com/backnumber_32970/ Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |