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タイトル:週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.372(2006/11/10)  2006/11/10


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  *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★*
  *■□■■□□■☆彡*           第372号*
  *■■■■■■■■■*2006/11/10      *
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                          ※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第372号
  ■映画インプレッション『地下鉄(メトロ)に乗って』
  ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(268)
  ■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol.42)
  ■ホラ〜言ったじゃないの(No.20) 
  ■石男的衛星電影案内(Vol.309)
  ■編集後記
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■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN
  『地下鉄(メトロ)に乗って』
  監督:篠原哲雄    主演:堤真一、大沢たかお 
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  ☆直木賞作家・浅田次郎の同名小説が豪華キャストで映画化されまし
  た。東京メトロ全面協力のもと、昭和2年の開業以来初となる実際の
  車両を使用した撮影が実現したことも話題の作品です。
  
  絶縁状態の父親が倒れたという知らせを受けた日、小さな衣料品会社
  の営業マン・長谷部真次は、いつものようにスーツケースを転がしな
  がら地下鉄で移動していた。そこに突然、亡き兄が姿を現す。兄の背
  中を追って地下通路を抜けると、そこは昭和39年の東京だった。ほ
  どなくして真次は無事現在に戻ってくるが、後日、今度は恋人の軽部
  みち子も一緒に昭和21年に遡り、闇市でしたたかに生きる若き日の
  父・小沼佐吉に出会う…。

  堤真一主演の『三丁目の夕日』のような、懐古的人情映画かと思いき
  やかなりのディープな昭和史的親子の物語でした。ファンタジー要素
  も強いのですが、SF考証的に曖昧なので、私は面白がれませんでし
  た。特にオチはあれで良かったのでしょうかね…。

  少年から老人まで演じた大沢たかおの演技は、なかなか素晴らしいで
  すね。恋人役の岡本綾は現実のスキャンダルと重なって、なんとも良
  い雰囲気を出してました。  
    
  作品公式サイト http://www.metro-movie.jp/
   
  STONEMAN推薦度★★★ 不倫はいかん度★★★☆
                                (10点満点:★=2点・☆=1点)

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■おやぢ幹のお気楽DVD日記(268)
   最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評
   http://homepage2.nifty.com/mikisan/
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 「アンジェラ」★★★★   2006/5/13公開 2005年フランス 
  リュック・ベッソン監督・製作・脚本 “ANGEL-A”で“アン
  ジェラ”なるほど。「ファム・ファタール」の背が高くて手足の長
  いリー・ラスムッセン娼婦役でしたがなかなか。
  美女と野獣の組み合わせでこんなことありえませんがしみじみ来た。
 
 「ウェディング・クラッシャー」★★★ 2005年アメリカ 日本未公開
  アメリカで大ヒットコメディが日本でビデオスルー。 なるほどこ
  れじゃ日本じゃ無理かな?
  離婚調停人の二人が結婚式に潜入して好き勝手に飲んで食べて
  女の子をひっかけてご馳走になちゃう結婚式荒らしをするうちに
  本命を見つけちゃうウェディングコメディ。
  主演オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン。ウィル・
  フェレルまで出てきてこてこてアメリカンジョークは好きだけど。
 
 「カーズ」★★★★☆   2006/7/1公開
  「ファインディング・ニモ」「Mr.インクレディブル」のピク
  サー社。「トイ・ストーリー2」のジョン・ラセター監督作品。
  声:オーウェン・ウィルソン、ポール・ニューマン。2006年の
  アカデミー賞アニメ部門はこの映画で決定!
  ポール・ニューマンの声は渋い! 

 「オーメン666」★★★   2006/6/6公開 2006年アメリカ
  西暦2006年6月6日に全世界同時公開したって事は凄いアイディア
  ですが、1976年オリジナルを知るものとしては(^_^;)
  70年代の恐怖と21世紀の恐怖は違うと思うのだけけれど。 

 「リトル・ランナー」★★★   2006/3/4公開 2004年カナダ
  原題“SAINT RALPH” 邦題“リトル・ランナー” 
  う〜ん確かに『リトル・ダンサー』様ではあるが(^_^;)
  1950年代カトリックの厳しい私立中学で父親を戦争で亡くし、
  母親が重い病気で入院中の崖っぷちの少年が奇跡を信じてボス
  トンマラソンを目指す。
 
 「かもめ食堂」★★★☆   2006/3/11公開
  フィンランドで日本人女性がメインメニューは“おにぎり”で
  日本食堂をオープン。開店1ヶ月閑古鳥状態。
  最初から最後まで淡々と進むストーリーだが散りばめられた
  エピソードにじわりじわりと来た。 
  女性監督ならではの小道具や服装などとても素敵。 

 「インサイド・マン」★★★☆   2006/6/10公開 
  スパイク・リー監督作品 無血の銀行強盗もの。
  デンゼル・ワシントン クライブ・オーウェン ジョディー・
  フォスター主演ですからそれなりに楽しめますが、あれ?これ
  で終わり?ってエンディング。
 
 『父親たちの星条旗』★★★★☆ 2006/10/28〜公開中 
  クリント・イースドウッド監督・製作・音楽 
  スティーブン・スピルバーグ製作
  エンドロールで実際の写真がたくさん出てきますがなんとリア
  ルに作っているのでしょう。 
  観る者を考えさせる映画で評価を付けるのが実に難しい映画。 

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■TAK・Gのフィルム・コラム(Vol. 42) by TAK・G
 『ヘイブン 堕ちた楽園』
 監督:フランク・E・フラワーズ 主演:オーランド・ブルーム
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  ☆カール(ビル・パクストン)は、金融コンサルタントの誘導に乗り、
  脱税し大金を手にしていた。警察の捜査から逃れるため娘ピッパを連
  れケイマン島へ逃れるが、彼らにはさらなる運命が待ち受けていた。
  一方、シャイ(O・ブルーム)は、裕福な家庭に育ったアンドレアを
  心から愛しながらも、彼女の家族からは敵視され、彼女の兄ハンマー
  (アンソニー・マッキ−)にきれいな顔にやけどを負わされ、社会か
  らも逸脱しようとし、ついには・・・。13日の金曜日を軸にして凝
  縮された、破滅への人生が描かれる。

  Yahoo!の映画作品ユーザーレヴューでのうけがあまり良くなかった、
  オーランド・ブルーム出演・初製作総指揮の『へイヴン 堕ちた楽園』。
  確かに、せっかくのトロピカルなケイマン島の美しさはさほど撮られて
  いなく壮大さもない・・・と思うのは、ハリウッド産映画を見慣れたせ
  いかも。これは、アメリカ・イギリス、スペイン・ドイツの合作で、
  『パルプフィクション』のような一映画内に2〜3の筋があり、がんば
  ってスタイリッシュな複雑な構築にされている。O・ブルームにベッド
  シーンがあり、顔にやけどを負って醜くなる役どころは意外だけれど、
  ひどく退屈するにも至らず、どんでん返しや時空が飛びまくる複雑さに
  ついていければ楽しめるのでは。 さらには、ブラック・カルチャーや、
  ケイマン島の税金免除のシステム(タックス・ヘイブン)に興味があれ
  ば、なおさら面白みが味わえるはずだ。(そういえば、トム・クルーズ
  の『ザ・ファーム/法律事務所』にも、ここケイマン島が出ていた。)

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■ホラ〜言ったじゃないの(No.20) by.おやっさん

 「オーメン666」★
  監督:ジョン・ムーア
  出演:リーヴ・シュライバー、ジュリア・スタイルズ、ミア・ファロー

  ☆どうしたってオリジナルと比べられるし、越えるのは難しいっての
  に、果敢にチャレンジしたそのやる気は認められる出来であった。

  名前の一部に手を加えたオープニングは凝っていてなかなか良かった。
  流れそのものは忠実なリメイクでありながら舞台を現在とし、現代版
  として蘇らせたのもいい。ハリケーンやテロ等、実際に起こった災害
  を黙示録と照らし合わせていたが、確かに不気味な一致に思えるから
  怖い。

  悪魔の子が誕生した事を表現しているのか、病院の壁にかかった十字
  架がやたら画面に写り込んでいた。
  神父やカメラマンの死も衝撃的かつオリジナルよりも鮮明(というの
  も変な表現だが)で、とても気合いが入っており、頑張っていた。

  しかしある一人を除いて、キャスティングがイマイチだったような気
  がする。怯える妻にジュリア・スタイルズ起用てどう。まだ彼女が若
  いからとかそういうんじゃなくて、純粋に他の女優(例えばCSI:
  科学捜査班のサラ役ジョージャ・フォックスとか)と区別付かんよう
  になる顔を持つ女優ジュリア・スタイルズにせんでもよかろう。もう
  ちょっと薄幸な印象の女優を起用してほしかった。だって強そうなん
  だもん、ジュリア。

  ある一人を除いてと前述したが、まさにドンピシャリで、出てくるた
  んびに、そして最後まで「ひゃあ!」と怖がらせてくれた人がいる。
  その名はミア・ファロー。何が怖いって、顔がもう既に怖いんだよ。
  最大の主役であるダミアンよりも目立っていた。ダミアン役の子もい
  い表情を醸し出してたが、ちょっとクール過ぎた。もっと「子どもだ
  からってなめんなよ」的にふてくされた子なら更に良かった気がする。

  というわけで、ミア・ファローが一番怖い。こんなん出ましたけど。

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■石男的衛星電影案内(Vol.309)11/11〜11/17 by.STONEMAN

  ☆今週のBS-2の衛星映画劇場は海外ドラマ集中放送のためお休みで
   す。

  ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本
  <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch
   11月12日(日)21:20
  『大停電の夜に』('05 日本) 
   監)源孝志 主)豊川悦司
  ※本来なら、さまざまなイルミネーションに彩られ、1年のうちで最
   も美しく光り輝くクリスマス・イヴの晩に、東京の街で大停電が起
   きたら…。そんなドラマチックな設定のもと、豊川悦司、吉川晃司、
   田口トモロヲ、原田知世、井川遥等々、豪華多彩な人気俳優たちが
   顔を揃え、悲喜こもごもの人間模様を紡ぎ出す、話題の群像ラブ・
   ロマンス。今をときめく才人ミュージシャン、菊地成孔が映画音楽
   に初挑戦しているのも要チェック。

  <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch
   11月12日(日)21:00ほか
  『TAKESHIS’』('05 日本) 
   監)北野武 主)ビートたけし
  ※ビートたけしは芸能界の大ターとして、多忙でリッチな生活をおく
   っている。一方ビートたけしとそっくりな、しがないコンビニ店員
   ・北野は売れない役者として苦闘中。そんなある日偶然にも北野は
   ビートたけしと出会い、ついにはビートたけしの演じる映画の世界
   に迷い込んでいく…。これまで様々な役柄を演じてきたビートたけ
   しが、本作ではついに一人二役を、しかも“ビートたけし”と“北
   野武”を演じる。『HANA−BI』でベネチア国際映画祭グラン
   プリ、『座頭市』で同監督賞を受賞した北野武の監督12作目で、
   第62回ベネチア国際映画祭で異例のサプライズ上映され、話題を
   さらった作品。 
   
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■編集後記
  ☆それにしても邦画の勢いが止まりませんね。近くのシネコンで数え
  てみましたら、上映中の8割が日本映画でした。まさに邦画バブルで
  すね。ヒットしている作品は良いのですが、客入りの悪い作品は直に
  上映回数を減らされ、2週ぐらいで打ち切られてしまうので、気を付
  けないといけませんね。うっかり『夜のピクニック』を見逃してしま
  いました…。
  
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■週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.372(2006/11/10)
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