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ミュンヘン 02/11 ジャーヘッド 02/18 ナイト・オブ・ザ・スカイ 02/25 ダイヤモンド・イン・パラダイス 03/04 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 03/11 ==================================================================== ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe) U.S. Release Date: 12/9/05 ■監督:アンドリュー・アダムソン ■キャスト:ウィリアム・モーズリー/アナ・ポップルウェル/ティルダ・ スウィントン/ジム・ブロードベンド/リーアム・ニーソン(声、アスラン) ■音楽:Harry Gregson-Williams ■字幕:松浦美奈 ■お勧め度:★★★★★ 「第二次世界大戦下のロンドン。ベンジー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古 い屋敷に預けられる。長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド、そし て、無邪気な末っ子のルーシーは、屋敷の中で静かにするように、と女執事に厳 しく言われる。しかし、遊び盛りの4人は、言いつけを破り、怖い執事に見つから ないように、屋敷中に隠れる。末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンス があった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。 衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ。 」(goo映画レビューより) さて、この作品は売れるでしょうか。個人的には、続きが観たいので売れて欲し いものの、やれ「指輪物語」とか、「ハリーポッター」とかの、特撮重視の作品 の対抗馬として(映画配給会社に)騙されて観ると、スケールの小ささと、古さ ゆえに、売れないでしょう。その上この作品は完全な「プロテスタント」派作品 のため、そうした伝統が全く無い日本の場合、特に第一作の「ライオンと魔女」 は、この事を宣言するのが目的の作品のため、さらにそうした目的上、筋書きが 単純なため、全く売れないというのが、はずれて欲しい推測。よって、今回の 「感想」は、本作品の解説と宣伝に終始することにしました。 「アスラン」というライオンは、キリストのプロテスタント派的な解釈であり、 お菓子欲しさに裏切り者となる次男のエドマンドは、銀30枚でキリストを売っ たユダであり、それにも係わらず自己犠牲でエドマンドを助け、魔女の手にかか って死に、復活するアスランは、新約聖書のキリストそのまんまという筋書き。 アスランが本物のライオンに見えない、CGがチャチいと言う評論家がいるが、 当然のことながらアスランは「ライオン」ではなくて、三位一体のキリストすな わち生身の存在のため、敢て本物のライオンらしくは描かれない。難を言うと、 リーアム・ニーソンのアスランの声は全く合って無いような気がするが、そもそ も神であるキリストの声を演じられる俳優がいるかどうか、全く思い付かない。 初めに言葉ありき。言葉が神であった(新約聖書、ヨハネ福音書冒頭)。そもそ もC.S.ルイスの原作では、まさかこのシリーズが映画化されるなどということ は想像すらされなかっただろうし、ましてやアスランに台詞を喋べらせるなどと いう事は、キリスト教の理論からすれば、有り得ないことでもある。 という難しい事は終わりにして、作品の見所と内容を。 本作品で一番、活躍するのは末娘のルーシーで、彼女が最初に衣装箪笥の向こう の世界にあったナルニア国に迷い込む。人を疑うことを知らないルーシーは、そ こで半人半羊のタナスと知り合い、自分達に課せられた予言(魔女を退治するこ と)を知ることになる。これに対してエドマンドは浅はかな部分のある子供であ り、姉のスーザンは現実主義者、長兄のピーターは、後にリーダーとなるものの、 最初の時点では頼りない。4人の人物像、性格がはっきりと描かれ、各々が各様 に成長していく姿が描かれる。それを助けるのがアスランということになる。し たがって本作品は「ナルニア国物語」の序章に過ぎず、4人が本格的にナルニア 国と係わり、真のナルニア王、王女となるのは、続編ということになる。そうし た形で見ないと、本作品はその筋書きの単純さと聖書からのパクリのため、衣装 箪笥を抜けた世界が冬のナルニア国だったということ以外、何もオリジナリティ ーが無いと感じられてしまうかもしれない。 さらに、本作品の原作が1950年ということから、登場するモンスターたちも、 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」あるいはRPG以前のものであり、ドラゴンとい ったような派手な大道具は登場せず、上の半人半羊のタナス、あるいはセンタウ ロといった、ギリシャ神話の世界の住人たち、あるいはごく普通の動物しか登場 しない。この点でも、「指輪物語」などと比べてしまうと、ひどく見劣りがする。 とは言え、個人的には、「指輪物語」や「ハリー」を、その思想的な内容の無さ (=子供騙し)と、CGを見せるだけの作品を我慢して観てきた事に比べれば、 本「ライオンと魔女」は「イントロ」ということで、あまり内容は無いにしても、 是非とも続編が観たいシリーズ。「イントロ」ということで、本作品は、続編の 予告というか、伏線のようなものが幾つか見られる。第二次大戦で疎開し、ひょ んな事からナルニア国へ行った子供たちにとって、ナルニア国は現実からの逃避 なのだろうか。あるいはナルニア国での彼等の方が、本当の彼等なのだろうか。 もちろん、後者なのだが、エンディングで、ナルニア国の王、女王として成長し た4人は、狩の途中で「箪笥」を見つけてしまい、元の世界に戻る。続編で、ま たナルニア国に戻ることになるが、その時の彼等は、本作品での彼等と、どう繋 がるのだろうか。そしてアスランとの新たな関係、待ち受ける、彼等の使命、成 長ぶり、この作品の続編は、絶対に観たい、作って欲しいという気がする。 衣装箪笥の向こうに別の国、世界があり、そこでアスランの助けで成長し、ナル ニア国の色々なことに係わり、様々な使命を果たしていく。最初はばらばらだっ た兄妹が、試練を乗り越えることでその絆を強くし、真の王、女王に成長してい く。原作が書かれた暗い戦争の時代と考え合わせると、ナルニア国での4人の子 供たちの成長する姿がはっきりと主題として描かれ、それに係わるアスランすな わち神、キリストの、これをせい、あれはいかん的なカトリック的な神のイメー ジとは全く違ったキリスト像。特にキリスト教信者でなくても、あるいはそうし た文化とは相容れないような文化的な背景にある場合でも、CGの見せ物的なも のではない、真のロマンと人間性が感じられるのではないだろうか。こうした事 が本作品を「指輪物語」や「ハリー」などとは全く別の次元に属すものにしてい る。戦闘シーンでは殆ど一滴の血も流れない。魔女(とその部下の狼)以外には 一人も死なない。それは人、あるいは生き物の命の大切さに対する、作者、製作 者の思いの現れだろう。原作は児童文学とはいえ、お子様映画的な印象は全く感 じられない。児童文学だからこそ、上のような事を、「大人」の観点ではなく、 より普遍的な観点から描けたのではないだろうか。 なお、上に書いたこととは裏腹に、本作品、あるいは原作では、いわゆる宗教性、 あるいは宗教臭さは全く感じられない。この事は原作者が特に留意したことだろ う。これも多くのカトリック系の、あるいはそれを題材とした作品と大きく一線 を画す。極言するならば、本作品はカトリック教を邪教とみなし、「スターウォ ーズ」シリーズで見られるような、アメリカの超保守反動主義時代の賜物の「フ ォース」といったような、キリスト教以前的な原始宗教的な発想に対する反目の 要素も特徴的に見られる。こうしたことにはウンザリしている手前、本作品には きわめて新鮮さを感じる。「指輪物語」や「ハリー」などとは遥かに上を行く作 品として、是非とも続編を作ってもらいたい作品でもある。 ヒアリング度:★★★ 感動度:★★★★ 二度以上見たい度:★★★★★ 劇場で見たい度:★★★ ビデオ/DVDで欲しい度:★★★★★ ビデオで見た方がいい度: ムカつく度: 考えさせられる度:★★★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- ==================================================================== 発行者よりのお知らせ 『悪い子のための確定申告の「手引き」- 白色、個人(自営/自由業/SOHO)用 (復刻版)』好評発売中です。一部500円。メールにて送信。詳細は下記まで。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/auctionJ.html ==================================================================== -今後楽しみな映画: ★ サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在13システムをカバー ★★最終更新:2005年12月10日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2005年分: ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08 カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22 オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 亡国のイージス 08/06 妖怪大戦争 08/13 サヨナラCOLOR 08/20 マジック・キッチン(魔幻厨房) 08/27 奥さまは魔女 09/03 マザー・テレサ 09/10 チャーリーとチョコレート工場 09/17 ファンタスティック・フォー 09/24 シンデレラマン 10/01 シン・シティ 10/08 ステルス 10/15 忍 SHINOBI 10/22 ドミノ 10/29 ティム・バートンのコープスブライド 11/05 ブラザーズ・グリム 11/12 エリザベスタウン 11/19 イン・ハー・シューズ 11/26 ハリー・ポッターと炎のゴブレット 12/03 Mr. & Mrs. スミス 12/10 SAYURI 12/17 キング・コング 12/24 男たちの大和/YAMATO 12/31 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。連続掲載の場合は最大3回まで。 振込先:銀行、ぱるる、イーバンク(他行からの直接入金が可能になりました) ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2006/03/11 No. 260 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは(主に)以下の配送システムを利用して発行しています。 カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html melma! http://www.melma.com/backnumber_32970/ Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |