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01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 亡国のイージス 08/06 妖怪大戦争 08/13 サヨナラCOLOR 08/20 マジック・キッチン(魔幻厨房) 08/27 奥さまは魔女 09/03 マザー・テレサ 09/10 チャーリーとチョコレート工場 09/17 ファンタスティック・フォー 09/24 シンデレラマン 10/01 シン・シティ 10/08 ステルス 10/15 忍 SHINOBI 10/22 ドミノ 10/29 ティム・バートンのコープスブライド 11/05 ブラザーズ・グリム 11/12 エリザベスタウン 11/19 イン・ハー・シューズ 11/26 ハリー・ポッターと炎のゴブレット 12/03 Mr. & Mrs. スミス 12/10 SAYURI 12/17 キング・コング 12/24 男たちの大和/YAMATO 12/31 ==================================================================== 男たちの大和/YAMATO () U.S. Release Date: 未公開 ■監督:佐藤純彌 ■総制作:角川春樹 ■原作:辺見じゅん ■キャスト: 反町隆史/中村獅童/仲代達矢/鈴木京香/松山ケンイチ/その他、 豪華キャスト ■音楽:久石譲/長渕剛(主題歌) ■字幕: ■お勧め度:★★★★(★) 「昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、憧れの大 和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼らを待ち受けていた のは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官である森脇・内田の叱咤激励のも と訓練に励んでいたが、彼らの努力もむなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃く していた。そして翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は 沖縄特攻の命を下される。 」(goo映画レビューより) というような「レビュー」を読んで、イヤーな感じがしたのは、筆者だけだろう か。「特別年少兵」「厳しい訓練」、そして誰もが知っている「戦艦大和」の惨 めな最後。作品は、そうした予想を見事に裏切ってくれた、とても楽しい、見応 えのある、色々考えさせられる作品だった。往年の角川春樹が本格的にカムバッ クしたような印象すら受けた。 上の「goo映画レビュー」は客観的には「妥当」ではあっても、作品の内容も 良さも、何も伝えていない。作品は現代、2005年に、大和を生き残った内田 という兵士、彼に拾われ育てられた戦争孤児の女性(鈴木京香)が、義父の死を きっかけに、「大和」に興味を持ち、その遺骨を大和沈没の海域に帰してあげた い、そのために九州に来るが、船を出してくれたのは、同じく大和の生き残りだ が、この60年間、自分は何のために生き残ったのか、分らないまま過ごしてき た老人(仲代達矢)、彼がその理由に目覚める過程、そして彼の「助手」であり、 「特別年少兵」と同じ15歳の男の子が、戦争、あるいは大和の沖縄特攻、そし て大人として生きるとはどういう事なのかを知る過程、こうした事が作品の主要 なテーマになっており、「戦艦大和」は、あくまでも過去の事、言ってみればフ ラッシュバック的に描かれる。登場人物が非常に多いので、名前が憶えきれない ので省略するが、鈴木京香、仲代達矢、そして男の子が、観る者を昭和20年の 昔ではなく、あくまでも現代から見た「大和」、という観点に立たせてくれる、 という構成が、斬新で、かつ、従来の戦争物にありがちな幾つかの難点を、良い 意味で素通りないし無視してくれ、作品を、取り敢えずは、一億総懺悔的な「見 飽きた」かつ「答えの無い」テーマから解放してくれる。という傾向は、「戦国 自衛隊」あたりからも見られたが、本作品はランドマーク的な物になるかもしれ ない。 まずは難しい話に入る前に、見所をいくつか。音楽が最高。映画音楽といったら 久石譲しか居ない状況で、これまでの作品では最高のスコアが書けたのではない だろうか。久石が映画音楽を創る場合は、必ず作品のテーマに合ったもの、とい う制約があったような気がする。本作での久石は、一応は作品のシーンにマッチ した曲を書いているとは言え、「戦争」という基本的なテーマからは全く離れた、 楽しく美しく、そして良い意味で軽く、テンポの良いメロディーを揃えた。これ らを全部まとめると、一つの交響曲ができるだろう。この浮き加減は、かなり楽 しめると同時に笑える。笑えるといえば、長島一茂が思いっきり浮いた上官役で 登場し、極めて意味ありげな台詞をいくつか喋るというのが、浮いているのだか、 「現代から見た大和」という観点を象徴するものなのか微妙な感じで面白い。あ るいは、大和の沖縄特攻で最後の上陸となった乗員たちが家族と別れを告げるシ ーンにしても、悲愴感というより、こんな素晴しい家族や恋人、友人がいたこと、 そうした事の暖かさが強調され、これも心なごむ。大和の乗員たちの戦争や沖縄 特攻に関する考え方にしても、現代風と昔風を、良い意味で無理矢理まぜた感じ で、従来の戦争映画にありがちな、60年前の戦争の時代の精神的な状況に、観 る者の意志に反して閉じ込められるといったような事も無い。とは言え、特撮に 関しては、大和の前半分のセットを作ったせいか、見せ場の大和沈没の最後の戦 いのシーンは、(先週の「コング」などと比べてしまうと)チャチい。大和の全 景はモロ「ミニチュア」、航空機にいたっては「プラモデル」。しかしこれは予 算の関係で、しかたないだろう。という事は、本来であれば最高の見せ場のシー ンが、人体がちぎれ飛ぶ、血がドバー的な、おざなりのシーンだけで、何も見る ようなシーンは無いという事になるが、この事がむしろ最初に書いた(過去を振 り返るという)テーマを引き立たせ、作品をバランス良いものにし、登場人物た ちに集中させる効果が出たような気がする。言ってみれば、あの時の大和という のは、航空機の援護の無いまま、ただの(動かない)標的同然で、爆撃機や戦闘 機の機銃で撃たれる兵士を、単にリアルに描くことは、見るに耐えないような趣 味の悪さとしてしか結果しなかっただろう。したがって戦闘シーンのチャチさが、 かえって作品を楽しみ易いものにしているかもしれない。大和の沖縄特攻の時は、 たしか矢矧、雪風など、他の艦艇も参加したと思うが、これらは遠景のみで、殆 ど省略され、こうした非リアルさなども、逆に大和とその「男たち」に集中させ ている。ちょっと名前が分らないが、キャスティングもいい。鈴木京香はもちろ ん(今、この国で「女優」といったら、鈴木京香しか居ないというような印象す らする)、若い役者たちも、戦争映画であって戦争映画でないような本作品の主 旨をよく分っている感じで、全く名前すら知らない役者でも、最後の方では、前 から知っていたような気にすらなった。寺島しのぶも、短い役ながら、印象に残 る。大物、たとえば渡哲也を、ただ出てるだけのノッペラボウ的な役に止めたの も、オマケ的な感じで好感が持てる。総じて、音楽にせよ何にせよ、製作者の遊 び心のようなものが随所に感じられる。戦争物で、これだけ遊び部分を取り入れ たのは、それこそ、この60年で初めてではないだろうか。 戦争物を描く場合、兵士というものを人間として描くと、今では時代錯誤になっ てしまう。今の兵士は志願兵であり、戦争のプロ、あるいはロボット、人間武器 として、兵士自身も自覚を持っている。というのが(「ライアン」あたりからの) 洋画の傾向じゃないかと思うが、本作品は、敢てその傾向を無視し、ロボット、 人間武器になれない若者たちが、「一億玉砕」の先駆けとして大和で沖縄に特攻 した事実、その中に、人間としての思いや感情を、現代から当時を推測する形で 描いているような気がする。そうした中で彼らの死に何らかの意味があったのか、 それを、戦争否定の一般論ではなく、登場人物それぞれの個人的なものとして描 き、そうする事で、観る側としては、一定の考えを押し付けられるのではなく、 各々の見方によって、様々に考えることができる、そのような作品ではないだろ うか。大和の沖縄特攻という作戦が、負け戦がゆえの、バカでマヌケで狂気の沙 汰の(海軍)軍令部、そして当時の政府のイカレ加減の象徴であったにしても、 そして大和の最後が犬死にであったにしても、その中を個人として人間として、 死ぬまで生き抜いた、そして戦後60年を、全く違った形で生き抜いた「内田」 と仲代達矢、あるいは鈴木京香、そうした人々の思いが、極めて明確に、効果的 に描かれている。要するに、彼らを「他人事」として遠くから観るのではなく、 自分の事として見られる。単なる戦争物、あるいは取って付けたようなヒューマ ンドラマ、そうしたものより一つ上の次元に属すような作品という印象さえする。 ヒアリング度: 感動度:★★★★ 二度以上見たい度:★★★★ 劇場で見たい度:★★★ ビデオ/DVDで欲しい度:★★ ビデオで見た方がいい度:★ ムカつく度: 考えさせられる度:★★★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★ サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2005年12月10日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2004年分: すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10 ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24 シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07 ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21 (旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06 レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20 イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03 イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17 オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01 キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15 ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12 ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10 スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24 キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07 リディック 08/14 サンダーバード 08/21 華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04 ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18 アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02 アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』 ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30 コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13 80デイズ 11/20 2046 11/27 スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04 ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18 マイ・ボディガード 12/25 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。連続掲載の場合は最大3回まで。 振込先:銀行、ぱるる、イーバンク、PayPal(クレジットカード)。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2005/12/31 No. 250 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) 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