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**************************** *■□■■□□■■■*週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★* *■□■■□□■☆彡* 第327号* *■■■■■■■■■*2005/12/30 * **************************** ※このメールは等幅フォントでご覧ください。 ==【もくじ】======================================================== □週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第327号 ■映画インプレッション『男たちの大和/YAMATO』 ■ビデオおやぢ 幹さんのお気楽DVD日記(227) ■ホラ〜言ったじゃないの(No.3) ■石男的衛星電影案内(Vol.264) ■編集後記 ==================================================================== ■映画インプレッション(新作映画)by.STONEMAN 『男たちの大和/YAMATO』 監督:佐藤純彌 主演:反町隆史、中村獅童、松山ケンイチ -------------------------------------------------------------------- ☆世界最大最強の戦艦と謳われながらも、さしたる活躍の場を与えら れず約3,000名の命とともに東シナ海に散った戦艦大和。この大和の 真実を綴った辺見じゅんのドキュメントを、『人間の証明』の佐藤純 彌監督が総制作費25億円という壮大なスケールで映画化しました。 昭和19年の春。特別年少兵として戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、 憧れの大和を前にし目を輝かせていた。しかしその喜びも束の間、彼 らを待ち受けていたのは厳しい訓練の日々だった。神尾たちは上官で ある森脇・内田の叱咤激励のもと訓練に励んでいたが、彼らの努力も むなしく、日本は日増しに敗戦の色を濃くしていた。そして翌年の4 月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを受け、大和は沖縄特攻の命を 下される…。 プロデューサーはかつて角川帝国を築き日本映画界にメディアミック スという商業映画のあり方を知らしめた角川春樹。姉の原作を映画化 するに辺り、私財を投じてハリウッド映画に負けないスケールのある 映画を作り上げました。特に尾道市に6億円をかけて建造した実物大 セットは想像を超える迫力で、3月まで期間限定で公開されています。 反町隆史、中村獅童、鈴木京香、仲代達矢、渡哲也など豪華なキャス トも話題ですが、特別年少兵を演じた松山ケンイチと、その幼馴染の 蒼井優の二人が初々しくて、演技も魂が入っていて良かったです。 SFXは邦画独特のミニチュア操演とCGIの合成が格段に向上して いて、大和がただ単に海上を進む絵柄だけで感動させられるほど納得 の出来でした。逆にこの程度の予算でよくここまで頑張ったと感心さ せられるほど戦闘シーンの迫力でした。 佐藤監督も『北京原人』の失敗は繰り返さず、オーソドックスに反戦 映画として、そして娯楽映画としても合格点の演出をしてくれました。 長渕剛の主題歌が話題になっていますが、この作品の陰の功労者は音 楽の久石譲ですね。壮大なスケールのスコアや、情緒豊かな曲などで 見事に盛り上げていました。 私個人の泣きポイントは人が死ぬシーンではなく「おはぎ」と「おに ぎり」のシーンでした。この映画の本当のテーマは親子愛ですね。 作品公式サイト http://www.yamato-movie.jp/index.html STONEMAN推薦度★★★☆ 蒼井優に萌え〜度★★★☆ (10点満点:★=2点・☆=1点) ==================================================================== ■おやぢ幹のお気楽DVD日記(227) 最近見たDVD&劇場作品 ひとくちおやぢ評 http://homepage2.nifty.com/mikisan ---------------------------------------------------------------------- 「亡国のイージス」★★★☆ 2005/7/30公開 和製版「ダイ・ハード」みたい。 ちょっとお金のかかった邦画はいつもメンバーが同じで(^_^;) 「交渉人 真下正義」★★★★ 2005/5/7公開 ご存知「踊る大捜査線」のスピンオフ、脇役真下正義(ユースケ・サン タマリア)を主人公とする地下鉄爆破事件。 ユースケ・サンタマリアを囲む脇役陣が上手い。と言ってユースケ・サ ンタマリアがヘタで浮いているわけでもなく程よくマッチしている。 不思議な役者。 「ハービー/機械じかけのキューピット」★★★☆ 2005/7/30公開 ディズニーキャラクターのフォルクスワーゲン“ハービー”の人気コメ ディ「ラブ・バッグ」を人気アイドルリンジー・ローハンでリメイク。 車がど根性ガエルの如くって感じ。超ありえねぇ〜話ですが親子愛他愛 で心暖まる。 「ロボッツ」★★★ 2005/7/30公開 「アイス・エイジ」と同じスタッフのロボットを擬人化したCGアニメ。 内容はありふれたものですが、ロボットのロボットダンスは面白い! 『ハリー・ポッター 炎のゴブレット』★★★ 2005/11/26〜公開中 ご存知「ハリー・ポッター」シリーズ第4作目。 ちょっと詰め込みすぎかな? 原作のあらすじを粗くなぞったようで原作 を読んでない方には難しいかも? だんだんダークになってきてお子ちゃまには辛くなってきましたね。 『キング・コング』★★★☆ 2005/12/17〜公開中 「ジュラシックパーク」「ロード・オブ・ザ・リング」「ドラゴンボ−ル」 を一気に見たような感じ。ちょっと詰め込みすぎかな?面白かったけど。 ナオミ・ワッツはイイ女優さんになりましたね。 =================================================================== ■ホラ〜言ったじゃないの(No.3) by.おやっさん 「エクソシスト・ビギニング」★★★ 監督:レニー・ハーリン 出演:ステラン・スカルスゲールド、ジェームズ・ダーシー ☆大戦中、ナチの蛮行の前にオノレの無力さに絶望し、罪を背負い、 信仰を見失い、さまよえる考古学者となったメリン神父。 彼が祈りを取り戻すまでを描いた作品である。同時に初めて悪魔祓い をする。あの緑ゲロやスパイダーウォーク、首ぐるりを生み出した永 遠に色褪せないホラーの金字塔「エクソシスト」の原点というわけで ある。 ケニアでキリスト教が広まる前に建てられたと見られる教会の発掘調 査から物語は始まる。調査が進むにつれて奇妙な事が起こり始め、人 人を狂気と恐怖に陥れていくのだった。 画面の一部にさざなみが立ったり、壁を這うようにからまった木の枝 もどこかおどろおどろしく、不気味な雰囲気を醸し出していて、それ らは真実が分かった時にああと思わせる小さな伏線でもあるという細 かさである。よろしい。 関係ない話だが、西洋医学を拒否する現地の人々が、猟奇的な事件に 恐れを抱いて悪魔祓いの儀式を行っているのを見ると、現実でもどこ でも「悪魔の概念」つーか、ワケ分かんない事が起きると「悪魔(の ようなもの)のせいする」てのあるんだろうなとふと感じた。 メリン神父の苦悩をフラッシュバックで見せて、信仰へのゆらぎを表 現したのは良かったが、彼が祈りを取り戻す瞬間は、もうちょっと劇 的な感じでもいいかな。 レニー・ハーリンらしくない抑えた演出だった。 しかしそれ以外のもの、例えば動きなんかは大幅にスピードアップ。 お馴染みの逆さ蜘蛛歩きも早い早い。 そんなわけで「レニー・ハーリンにしては」と言ったら語弊があるが、 よくがんばりましたをあげてもいいと思う。何しろ名作を前にして、 相当なプレッシャーの下で撮ったに違いないからな。 =================================================================== ■石男的衛星電影案内(Vol.264)12/31〜1/6 by.STONEMAN ☆今週のBS衛星映画劇場は『男はつらいよ・年始集中放送』と『名 匠・木下惠介の世界』です。 1月1日(日)19:33 BS-11(衛星第2) 『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』('78 日本) 監)山田洋次 主)渥美清、木の実ナナ ※シリーズ21作目。旅先でお金に困った寅次郎は、さくらに迎えを 頼み、柴又に戻ってきた。さすがに気まずくなった寅は店をまじめ に手伝うが、さくらの同級生で歌劇団のスター奈々子に恋をして劇 場へ足しげく通うようになる。しかし、彼女には恋人がいて、さく らに結婚するか芸の道を選ぶか悩みを打ち明けていた…。マドンナ を木の実ナナ、寅が旅先で知り合った男を武田鉄矢が演じている。 1月2日(月)19:33 BS-11(衛星第2) 『男はつらいよ 噂の寅次郎』('78 日本) 監)山田洋次 主)渥美清、大原麗子 ※シリーズ22作目。寅次郎が“修業の旅に出る”と宣言し、格好よ く家を出ようとすると、だんご屋で働き始めたばかりの美しい早苗 と出会ってしまう。後ろ髪引かれる思いで家をあとにする寅だった が、途中で運良くさくらに会い、腹痛をうったえて救急車で病院へ。 思わく通り、家に戻った寅は恋心を早苗に向けるが、周囲はいつも の結末を予想して心配するのだった。マドンナを大原麗子が務め、 泉ピン子や室田日出男なども出演。 1月3日(火)19:33 BS-11(衛星第2) 『男はつらいよ 翔んでる寅次郎』('79 日本) 監)山田洋次 主)渥美清、桃井かおり ※シリーズ23作目。北海道を訪れた寅次郎は、結婚を間近に控えて 悩んでいる一人旅の娘、ひとみ(桃井かおり)と出会う。数日後、 彼女は結婚式の途中で逃げ出し、寅を頼りに柴又へ花嫁衣装のまま 現れた。そこへ寅次郎と、花嫁を追って花婿・邦夫(布施明)もや ってきた。失恋経験豊富な寅は彼をなぐさめることになるが…。 1月4日(水)20:00 BS-11(衛星第2) 『笛吹川』('60 日本) 監)木下惠介 主)高峰秀子、田村高廣 ※「楢山節考」の深沢七郎による同名小説を映画化した、木下惠介監 督には珍しい時代劇。戦国時代、甲斐の国・笛吹川に架かる橋の下 に住む貧しい農民の一家。農家を嫌う若者は、褒美と出世のために 戦に出ようとするが、息子だけでなく娘まで戦争によって奪われる 母親は必死に引きとめようとする…。武田家の盛衰に左右された五 代にわたる農村一家を通して、戦乱の世に生きる人間と戦争のむな しさをつづった感動作。 1月5日(金)20:00 BS-11(衛星第2) 『二人で歩いた幾春秋』('62 日本) 監)木下惠介 主)佐田啓二、高峰秀子 ※木下惠介監督が河野道工の歌集「道路工夫の歌」をもとに映画化し た感動作。昭和21年、戦地から復員してきた義男は、道路工夫と して働き、家族と質素な生活をおくっていた。息子が大学に進学し たため、夫婦は生活を切り詰めて仕送りを続けながら、ひたすら息 子の幸せを願う。佐田啓二と高峰秀子が「喜びも悲しみも幾歳月」 に続いて夫婦役を演じている。 1月6日(金)19:30 BS-11(衛星第2) 『新 喜びも悲しみも幾歳月』('86 日本) 監)木下惠介 主)加藤剛、大原麗子 ※1957年の「喜びも悲しみも幾歳月」で激動の昭和初期を舞台に 描いた作品を、木下惠介監督が昭和後期の平和な時代に設定を変え てリメークした。灯台守をしている夫婦のもとに突然、夫の父親が 現れる。戸惑いながらも父親を歓迎し、夫婦の息子は保安学校に入 り、海上保安庁を目指す。夫婦役を加藤剛と大原麗子が演じ、その 父親を植木等が好演している。日本各地の灯台を点々とする灯台守 夫婦の苦労と喜びを描いた感動作。 ★衛星各局・今週の石男が選ぶオススメの1本 <WOWOW> BS-5ch. デジタルBS-5(191)ch 1月1日(日)23:00 『血と骨』('04 日本) 監)崔洋一 主)ビートたけし ※世間の常識などものともせず、ただおのれの肉体のみを信じ、ひた すら凶暴、強欲、吝嗇を貫いて壮絶な人生を送った在日朝鮮人一世 の主人公、金俊平。人気実力派作家・梁石日が、自らの父をモデル に書き上げ、絶賛された同名傑作小説を、かつてやはり梁石日の原 作をもとに「月はどっちに出ている」を放った崔洋一監督が完全映 画化。エゴイズムの権化たる主人公をビートたけしが演じるほか、 鈴木京香、オダギリジョーらが力演を披露。 <チャンネルNECO> SKY PerfecTV! 261ch 1月1日(日)21:00ほか 『いぬのえいが』('04 日本) <BS・CS初登場> 監)犬童一心ほか 主)中村獅童ほか ※人気女優を起用してドッグフードのCMを作ることになったCMプ ランナーだったが、クライアントやマネージャーのわがままな要望 を聞き入れていくうちに、とんでもないCMが出来上がる…。(『 CMよ、どこへ行く』。)この他、子供の頃からずっと一緒だった 愛犬を失った悲しみを綴った話など、犬をめぐる11の心温まるエ ピソードを、『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心ら7人の監督がリ レー形式で綴っていく作品。総勢50種類90匹のわんこたちが登 場!かわいくて楽しくて、だけどちょっぴりせつない、犬好きなら 号泣間違いなしの珠玉のものがたり。 <ムービープラス> SKY PerfecTV! 312ch 1月1日(日)16:00ほか 『刑事ニコ法の死角』('88 アメリカ) 監)アンドリュー・デイヴィス 主)スティーヴン・セガール ※シカゴを舞台に、麻薬事件を捜査する元CIA特殊工作員の活躍を 描く刑事アクション。アクション・スター、S・セガールの記念す べきデビュー作。 <BSデジタル民放>今週は「BS-朝日」デジタルBS-5ch 1月3日(火)21:00 『ラストプレゼント』('01 韓国) 監)オ・ギファン 主)イ・ジョンジェ、イ・ヨンエ ※本国の韓国では100万人を超す大ヒットを記録した涙と感動のメ ロドラマ。売れないコメディアンの夫と、ある秘密を抱えながらも 献身的に夫を支える妻。なかなか素直になれないながらも、心の底 では互いに深い愛情で結ばれている一組の夫婦の姿を情感豊かに描 く。主演は「イルマーレ」のイ・ジョンジェと「JSA」「春の日 は過ぎゆく」のイ・ヨンエ。 ********************************************************************* ■編集後記 ☆本年も1年間ご愛読ありがとうございました。今年の私の邦画と洋 画のベスト5を発表します。今年は205本劇場で映画を見ました。 ★STONEMANの独断と偏見で選ぶ2005年ベスト5★ 邦画ベスト5 1:「ALWAYS・三丁目の夕日」 2:「運命じゃない人」 3:「フライ・ダディ・フライ」 4:「リンダ・リンダ・リンダ」 5:「いぬのえいが」 洋画ベスト5 1:「スター・ウォーズEP3」 2:「バタフライ・エフェクト」 3:「サイドウェイ」 4:「マダガスカル」 5:「イントゥ・ザ・サン」 ワースト5(邦洋混合) 1:「フォーガットン」 2:「阿修羅城の瞳」 3:「鳶がくるりと」 4:「ハイド・アンド・シーク」 5:「ノロイ」 ベスト5に入れた10本はすべて2回以上観に行ってるほど個人的に ツボにハマった作品です。「イントゥ…」なんてワーストに入れるべ き作品かもしれませんが、マジメに作って出来上がりがあんな馬鹿な 映画になってしまった奇跡的な作品だと個人的には思います。邦画2 位の「運命じゃない人」は、知らない人も多いと思いますが是非とも 見てもらいたい1本です。 ***************************************************** http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/2699/ ↑BBS携帯用入口(※iモード・ボーダフォンlive!・ezウェブ対応) http://jbbs.livedoor.jp/movie/2699/ ↑BBS入り口(PC用)2ちゃんねる方式スレッドBBS http://stoneman.air-nifty.com/ ↑石男的ブログ(コメント大歓迎!) ***************************************************** ★ULCホームページ★ ≪定例チャット開催≫毎週金曜23時スタート! 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