メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]237  2005/10/01


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★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2005/10/01  No. 237 (週刊)            前回発行部数:3,378

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2004年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2003年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08
カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22
オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05
アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19
運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05
ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19
ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09
コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23
Shall we Dance? 04/30
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07
海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21
ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04
クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18
バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02
宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16
逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30
亡国のイージス 08/06 妖怪大戦争 08/13
サヨナラCOLOR 08/20 マジック・キッチン(魔幻厨房) 08/27
奥さまは魔女 09/03 マザー・テレサ 09/10
チャーリーとチョコレート工場 09/17 ファンタスティック・フォー 09/24
シンデレラマン 10/01
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シンデレラマン (Cinderella Man) 
U.S. Release Date: 6/3/05

■監督:ロン・ハワード
■キャスト:ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー/ポール・ジアマッティ
/クレイグ・ビアーコ
■音楽:Thomas Newman
■字幕:松浦美奈
■お勧め度:★★(★)

「大恐慌時代のアメリカ。実在し、人々から“シンデレラマン”と呼ばれたボク
サーの人生の断片を、カメラは寄り添うように見つめていく。家族と幸せに暮ら
すジミーは、前途有望な若手ボクサー。右ストレートを武器に、次期チャンピオ
ンになれると目されていた。だが、右手を故障。勝利に見放された彼は、ライセ
ンスを剥奪されてしまう。失業者のひとりとなり、日雇いの肉体労働に就けるこ
とすら難しい日々。困窮の中、彼が守りたかったのは愛する家族だけだった。そ
んなとき、かつてのマネージャーから一夜限りの試合復帰を持ちかけられる。」
(goo映画レビューより)

「ジム・ブラドック」(Jim Braddock)というボクサー、あまり、というより全
く知られていないのではないだろうか。調べない方がいい。というのはこの作品、
彼の伝記という形を取っているが、むしろ普通の映画作品に近く、ストーリー展
開がなかなか面白い。早い話しが「ロッキー」っぽいものの、実話である分、真
実味がある。それに加えて1929年の株価大暴落に始まった大恐慌の時代、こ
の時代がどれほど大変だったか、それに対して一般市民がどうやって食い繋いだ
か、そしてこれは美化されたものかもしれないが、ジミー(ラッセル・クロウ)
の父親/夫としての家族愛、妻のメー(レネー・ゼルウィガー)の思いなどが描か
れ、色々見所がある(悪く言えば焦点がボケている)。チラシ/宣伝に「本年度ア
カデミー賞最有力」と書いてあるのは、そのタイプの作品だという事で、特にク
ロウとゼルウィガーの演技が売りという事だろうが、スポコン物、あるいは家族
愛を演じるクロウはそれなりに、むしろ(「ブリ日記」などで)変幻自在な女優
に成長しつつあるゼルウィガーが、理想的な父親/夫/人間像を描いているような
クロウを助演しまくっている。思うにゼルウィガーの強みというのは、ある役を
演じると、代役のつとまる女優はいないのではないだろうかというような印象を
与えるほど、個性的に演じることのような気がする。主演はクロウである必要は
(ジム・ブラドックがアイルランド系でクロウのニュージーランド訛りが都合が
よいということ以外)なかっただろうが、メー役はゼルウィガーが印象深い。

とは言え、結局のところ、作品の展開が「ロッキー」的なものになってしまう所、
それと大恐慌の時代の描写、それではいったい後者はなんだったのだろうかとい
うようなチグハグさを感じるが、「伝記」なので仕方ないといえばそれまで。し
かし少なくとも言えることは、同じボクシング物でも、「ロッキー」のスタロー
ンが嫌いな場合は、クロウのジム・ブラドック像は見応えある。「ミリオンダラ
ー・ベイビー」には遠く及ばないが。ボクシングシーンは迫力あるものの、はっ
きり言って暗い作品。景気が回復しつつある今日、わざわざ観たいような作品で
はなかった。理想像を描いたことが、むしろ逆効果だったかもしれない。むしろ
恐慌時代の悲惨さに焦点を絞った方が、「ああならなくて良かった」的な印象を
得たかもしれない。(「恐慌時代の悲惨さ」は充分、描かれているが、結局のと
ころは、それから脱出した幸運なボクサーとその家族というのが大筋になってし
まっている。)


ヒアリング度:★★★
感動度:★
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオで見た方がいい度:
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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★★最終更新:2005年06月25日
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2004年分:
すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13
80デイズ 11/20 2046 11/27
スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04
ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18
マイ・ボディガード 12/25

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