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I want revenge on those who stole 100 minutes of my life. (意訳:「注意:以下のレビューは「金返せ!」的な内容を含む。」) The motion picture version of Bewitched is a travesty of monumental proportions that belongs in the "What the hell were they thinking?" category.... (「"What the hell were they thinking?" 」=「何、考えてんだ!」=氏の場合 の四文字言葉の婉曲表現) 氏の場合は、時として、本当に思っている事とは逆の事を書くので、彼が褒めた 作品は駄作である可能性があって期待できるし、酷評した作品は、面白い可能性 があるので、観る前に読むのだが、本作品は後者に当たる。 監督(ノーラ・エフロン)が女性であるということが、上記に加え、もう一つ、 面白味を加えている。一例として、「サマンサ」の「鼻」の件で、「ジャック」 (ウィル・フェレル)の元妻が「その鼻、整形、うまくいったじゃない」とか皮 肉るが、どうだろう、男の監督だと、女優の「工事」を笑いのネタにするという のは、ある意味でタブーじゃないだろうか。少なくとも男性監督がこうした事を した事は記憶に無い。女性監督であるからこそできる「快挙」、それをシレッと 聞き流すキッドマンというのも、「さすが」の感がある。 作品がオリジナルから取ったのは、「奥さまは魔女」のキャラと表面的な設定、 というより当時(1960年代)の雰囲気だろう。それこそマリリン・モンロー ばりの、ほんの少しだが歌と踊りが見られる。監督としては、もっとミュージカ ル的な要素を取り入れたかったのかもしれないが、どうもキッドマンの歌からす ると、彼女は歌は歌えないようだ。(天才にも弱点はある/天は二物を...) これらの事が分からないと、作品の面白さは、ごく最初の部分で、イザベルが 「普通の女の子に戻りたい」(これも30年ほど前の台詞になるが)と言って人 間界に来て、人間界の事が分からず、ズレまくるという場面に限られてしまうか もしれない。この後というと、「ジャック」のヒドくオーバーな(臭い)演技だ けが目立つ作品、という印象しか残らないかもしれない。 逆に、マリリン・モンローが「ものすごくかわいかった時代」を知っている場合、 作品は、きわめて感慨深い。彼女が自分で一番好きだった写真には、本名の 「Norma Jean」と記されていたような記憶がある。親に捨てられ孤児院育ちと いった悲惨な過去から、1950年代に女優としてブレークし、二人の有名人と 結婚/離婚し、一人の大統領と不倫関係になるといった、どん底の生活から当時 のアメリカ社会の頂点を極め、当時はまだ危なかった睡眠薬だか麻薬だかで死ぬ (自殺か他殺か解らない)といった悲劇的な最後をとげたモンロー、その一番、 かわいかった時代の容姿、喋り方からノリまで演じ切るキッドマンを見ていると、 モンローの女優、人間、女としての悲劇性がひしひしと伝わってきてしまう。彼 女は遺作である「荒馬と女」(The Misfits (1961))で、セックス・シンボル性 を排し、初期の「かわいかった時代」のイメージを残してくれているが、これが 本当の「Norma Jean」であり、それと「世間」が彼女に押し付けたイメージと のギャップに苦しみ、「大統領」との事もあったかもしれないが、自殺の道を選 んだとすれば、時代と映画業界の犠牲になった「普通の女の子」とも言え、この 部分を、敢て色気を排して演じるキッドマン、その起用と技量は、もしかすると 今日の映画ファンの誰にも分からないかもしれないような作品に仕上ってしまっ た(というのが酷評の一つの理由かもしれない)。 というような事なので、これは個人的な感想。お金を貰って書いている評論家で あれば、「James Berardinelli 」氏のように、オリジナルの失敗リメイク、「金 返せ!」、「何、考えてんだ!」という評価が、「世間」の期待するもの、とい う事になるのだろう。なお、初期のモンローの台詞は分かり易いので、そのデッ ドコピーに近いキッドマンの台詞も、分かり易いものになっている。彼女の台詞 や演技から、本当のマリリン・モンローがどんな女優/女性であったか、知って もらえれば、嬉しいような気がする。 ヒアリング度:★★★★ 感動度:★★★★ 二度以上見たい度:★★★★ 劇場で見たい度:★★★★ ビデオ/DVDで欲しい度:★★★★ ビデオで見た方がいい度: ムカつく度: 考えさせられる度:★★★★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★ サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2005年06月25日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2004年分: すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10 ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24 シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07 ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21 (旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06 レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20 イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03 イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17 オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01 キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15 ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12 ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10 スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24 キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07 リディック 08/14 サンダーバード 08/21 華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04 ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18 アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02 アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』 ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30 コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13 80デイズ 11/20 2046 11/27 スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04 ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18 マイ・ボディガード 12/25 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点: 1)最大10行まで、自由に広告文が書ける。 2)他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 3)安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。 「個人(的な)広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または グループの場合、全て「個人」扱いの一回500円とさせて頂きます。 他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』*、1300部でも、広告 の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、3200部+ 1100部=4000部強をワンセットで一回500円の超破格値でご提供い たします。*http://homepage3.nifty.com/translatorsJ-E/ 金券(図書券等、ただしQUOカード、VISAギフトカードなどは大歓迎)で のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留(等)でご送 付ください。★★ 郵便口座、イーバンクの御利用もできるようになりました。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2005/09/03 No. 233 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは(主に)以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |