|
━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━ ★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を 御覧ください。 ==========================================ROADSHOW REVIEW===== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2005/08/06 No. 229 (週刊) 前回発行部数:3,295 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映 期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分 かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。 お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記 憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう 場合があります。その際は御了承ください。 ==================================================================== バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。 ★2004年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2003年分につ いては、サイトを御覧下さい。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08 カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22 オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 亡国のイージス 08/06 ==================================================================== 亡国のイージス (Aegis) U.S. Release Date: 不明 ■監督:阪本順治 ■原作:福井晴敏 ■キャスト:真田広之/中井貴一/寺尾聰/佐藤浩市/勝地涼/チェ・ミンソ/ 安藤政信/原田芳雄 ■音楽:Trevor Jones ■字幕: ■お勧め度:★★ 「東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそかぜ」で、艦長が何者かに殺 害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、 乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀 し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防 衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆 弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。」 (goo映画レビューより) というのが筋書きの殆ど全て。結論から言うと、本作品は原作がそもそも映画化 に向いて無いか、製作者がタコ。予算的にも、同、福井晴敏原作の「ローレライ」 、「戦国自衛隊」と比べると、桁が数個違う。海上自衛隊は公務員だからして、 船舶を貸し出すに当たり、法外なギャラは取らないと仮定しての話しだが。 原作を読んでないので分らないが、この小説はむしろ人間ドラマだったのではな いだろうか。「ローレライ」、「戦国自衛隊」と比べるだけでも、人物は各々意 味深だし、台詞もそう、実際の戦闘/アクション場面は、数えるほどしか無い。 特に「ヨンファ」(中井貴一)と、一人だけ登場する女工作員との関係は、彼女 の死後、ヨンファが、おそらく家族のものであろう写真を焼くといった、極端な ハショり方に止めざるを得なかった。原作ではおそらくこの二人の関係は、かな りな分量、描かれていたのではないか、そうしたような事が、随所に想像される。 宮津副艦長(寺尾聰)が共謀に加担したのも、単に息子の事だけでは無いだろう。 この作品はむしろ、今もやっているか分らないが、テレビの12時間ドラマにし た方がはるかに面白かったような気がする。 上の筋書きに「某国の対日工作員、ヨンファ」とあるが、ヨンファは確かに目的 の為には手段を選ばない「工作員」であっても、「対日工作員」ではなく、本国 の独裁政権を打倒するという、反体制派のゲリラと言った方が正しい。したがっ て本作品は「いそかぜ」がテロリストに乗っ取られ、テロリストの要求に、とい う構図は成立しない。また、宮津がこの共謀に加担した経緯からして、彼等の日 本政府に対する要求は、ヨンファの真の意図とは関係の無い、上に書いた極めて 個人的な動機に元づいたものになっている。宮津という人物、また彼が息子を失 った経緯、これらがごく表面的にしか描かれないため、この要求は映画作品とし て観た場合、全く説得力の無いものになってしまった。さらに、ヨンファの真の 意図というのも、原作と比べると、おそらくかなり単純化され、まったく現実的 なものでは無いものになってしまった。結果、作品全体に緊張感がまるで無い。 内容的にも、ただひたすら船と部下思いの先任伍長(船という「現場」には一番 詳しい階級らしい)仙石(真田広之)の孤軍奮闘を描いただけの作品となってし まった。これにはむしろ海上自衛隊の「全面協力」は、自衛隊の広報担当という のは、貸し出し先の映画作品を観ているのかどうか、審査とかいう事はしないの だろうか、はなはだ疑わしいというような下らない疑問すら湧く。特に海上自衛 隊の場合は、その本来の業務を海上保安庁(英文名称:「日本国沿岸警備隊」) に奪われ、存在理由が分らず、当面の敵は海上保安庁という状況で、せめて海上 保安庁が(必要無いので)持ってない武器を国民にみせびらかしたいというよう な焦りの現れのような気がしてしまった。以下は「資料」。(投げやりな感想、 すいません。かなり期待はずれだったので。) イージス艦:イージスレーダーシステムを装備した艦船のことで、船種ではない。 ただしアメリカ海軍では「駆逐艦」か「巡洋艦」。本作品の「いそかぜ」は船型 (大きさ)と装備からすると、「ハープーン」艦対艦ミサイル装備の「ミサイル 巡洋艦」。現在は護衛艦「こんごう」型4隻配備(「こんごう」「きりしま」 「みょうこう」「ちょうかい」)。本作品の「いそかぜ」は艦番号175の 「みょうこう」。基準排水量7,250トン。 「護衛艦」名 / 旧「帝国海軍」(船種) 「こんごう」/ 金剛(戦艦) 「きりしま」/ 霧島(戦艦) 「みょうこう」/ 妙高(重巡洋艦) 「ちょうかい」/ 鳥海(重巡洋艦) ヒアリング度: 感動度:★ 二度以上見たい度:★★ 劇場で見たい度:★★★ ビデオ/DVDで欲しい度: ビデオで見た方がいい度: ムカつく度: 考えさせられる度:★★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★亡国のイージス サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2005年06月25日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2004年分: すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10 ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24 シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07 ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21 (旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06 レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20 イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03 イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17 オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01 キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15 ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12 ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10 スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24 キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07 リディック 08/14 サンダーバード 08/21 華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04 ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18 アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02 アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』 ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30 コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13 80デイズ 11/20 2046 11/27 スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04 ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18 マイ・ボディガード 12/25 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点: 1)最大10行まで、自由に広告文が書ける。 2)他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 3)安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。 「個人(的な)広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または グループの場合、全て「個人」扱いの一回500円とさせて頂きます。 他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』*、1300部でも、広告 の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、3200部+ 1100部=4000部強をワンセットで一回500円の超破格値でご提供い たします。*http://homepage3.nifty.com/translatorsJ-E/ 金券(図書券等、ただしQUOカード、VISAギフトカードなどは大歓迎)で のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留(等)でご送 付ください。★★ 郵便口座、イーバンクの御利用もできるようになりました。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2005/08/06 No. 229 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは(主に)以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |