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━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━ ★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を 御覧ください。 ==========================================ROADSHOW REVIEW===== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2005/07/30 No. 228 (週刊) 前回発行部数:3,274 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映 期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分 かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。 お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記 憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう 場合があります。その際は御了承ください。 ==================================================================== バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。 ★2004年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2003年分につ いては、サイトを御覧下さい。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08 カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22 オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05 アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19 運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05 ローレライ 03/12 大統領の理髪師 03/19 ナショナル・トレジャー 03/26 アビエイター 04/02 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 04/09 コーラス 04/16 コンスタンティン 04/23 Shall we Dance? 04/30 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 05/07 海を飛ぶ夢 (2004) 05/14 キングダム・オブ・ヘブン 05/21 ザ・インタープリター 05/28 ミリオンダラー・ベイビー 06/04 クローサー 06/11 戦国自衛隊1549 06/18 バットマン ビギンズ 06/25 ダニー・ザ・ドッグ 07/02 宇宙戦争 07/09 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 07/16 逆境ナイン 07/23 アイランド 07/30 ==================================================================== アイランド (Island, The) U.S. Release Date: 7/22/05 ■監督:マイケル・ベイ ■キャスト:ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン/ショーン・ビーン /ジャイモン・フンスー/スティーブ・ブシェミ/マイケル・クラーク・ダンカン ■音楽:Steve Jablonsky ■字幕:菊池浩司 ■お勧め度:★★★(★) ↓↓ これ、一見、ネタバレながら、物語の最初の(つまらない)部分(のみ)の 筋書きです。そのようなものとして、お読みください。↓↓ 「大気汚染から守られた清潔な都市空間。そこで暮らす人々が抱く共通の夢は、地 上に残された最後の楽園「アイランド」へ行くこと。日々行われる抽選にみな一喜 一憂している。しかし、リンカーンが知ってしまった真実は、そんな夢どころか、 自らの根底さえも覆すものだった。自分たちは臓器を提供するためだけに生かされ ている...「クローン」であり、「アイランド行き」の名の下に葬り去られる運命に あるのだ。リンカーンは、アイランド行きが決まったジョーダンとともに、命がけ の逃亡を決意する。」(goo映画レビューより) 臓器提供会社が運営するクローン工場、そこでのクローンたちの生活が、前半のか なりな部分、描かれれ、この部分を観ていたら、これは失敗作だと思った。ホログ ラムを使った人工環境で、人工培養されるクローンたち、これは欲望や性欲といっ た争いの種を除去した人間を製造すれば、人はみな平和で幸せに暮らせるという、 月並なテーマで、後半がどのように展開しても、あまり面白い作品ではないなとい う印象だった。これが、リンカーン(ユアン・マクレガー)とジョーダン(スカー レット・ヨハンソン)が工場を脱出した後から、作品自体が急展開、というか殆ど まるで「別物」に転換し、物語りもそうだが、見せ場、見所が多くなる。前半の退 屈な展開は、これらを引き立たせるためだったようだ。この監督のアクションシー ンの撮り方は上手いの一言。(「パール・ハーバー」の爆弾の落とし方は、マグレ ではなかったようだ。) たとえば、筆者/発行者はカーチェイスというのが嫌いで、パトカーが何台、壊さ れるかというようなシーンは、目を逸らしている時があるが、本作品の(2つの) カーチェイス シーンは、今までに見た事が無いような爽快/痛快なものだ。これ には筆者が自転車派で、車というものに多少なりとも恐怖を感じていることもあ るかもしれないが、それにしても、(ネタばれを避けるために)遠回しに言うと ダンベルを巨大化したもので追いかけて来る悪いやつらの車をぶっ壊すシーンは 見物〜必見。他にも、高層ビルから巨大看板が落ちるシーン、あるいは監督のセ ンスの良さを感じるシーンとして、白いクローン用のユニフォームを着た二人が 初めて地上に出るシーン、これは最後にも出てくるが、このシーンのクローンの 人工性と、赤茶色の大自然の荒涼たる風景とのコントラストが見事だ。 こうしたシーン以外にも、少し〜かなり笑える場面があって楽しい。クローン達 は必要最小限の「教育」しか受けておらず、人間社会の事は殆ど〜全く分からな い。工場を脱出して初めて「バー」というものに入ったジョーダンは、飲み物の 名前/出し方で「真直ぐ上」(「straight up」、「ストレート・ウイスキー 」) でいいかと聞かれ、天井を見上げる。スカーレット・ヨハンソンというと、観た 前作では「ロスト・イン・トランスレーション」(ビル・マレーが日本に来て慣 れない習慣に馴染もうと努力する)になるが、それのアメリカ国内版的な部分が 多い。クローンは争いを避けるため、性欲はインプットされていないと書いたが、 やっとデキた二人が愛し合うシーンで「もっと早くやっとけばよかった」と言う 場面は、爆笑に近かった。 ユアン・マクレガー(スターウォーズの「オビ=ワン」)は本作品ではクローン とその「所有者」の2役を演じるが、面白かったのは、スコットランド育ちの彼、 「所有者」を演じる時のスコットランド訛りよりも、普通のアメリカ訛りの方が はるかに自然に聞こえるという逆転現象。スコットランドと言えば、もうショー ン・コネリーだが、訛りが全然違う。歳の差(約40年)だろうか。マクレガーに してもヨハンソンにしても米語が解り易い。その他の人物も、ちょっと顔と名前 が一致しないが、声を聞けば判るという性格俳優を揃え、キャスティングは、派 手ではないが、かなり楽しめる。何故かマイケル・クラーク・ダンカンの名前が 上の方にあるが、彼はすぐ殺されてしまい、本来の凄さはほんのちょっとしか見 られない。むしろその他の、会社の社長のショーン・ビーン、彼が雇う傭兵団の ボスのジャイモン・ハンスウ(多分)、あるいは二人を助ける「人間」役のステ ィーヴ・ブシェーミ(これも多分)、そして声は聴き憶えがあるが名前が出て来 なかったが、独特な喋り方が特徴のイーサン・フィリップス(スタートレック: ヴォイエイジャーの「ニーリックス」)など、キャスティング面でも見所が多い。 スカーレット・ヨハンソンも、「トランスレーション」では、あまり印象的では なかったが、本作では美人派のアクション女優(マクレガーについて行けてると いう意味で)として描かれ(売り出され)、元々、このタイプは好きなので楽し めた。台詞が(クローンの教育程度、環境もあって)通常の作品と比べるとかな り解り易い。(なお、「キャスト」の片仮名と、同じgooのサイトで英語で検 索した場合の名前の読みが一致していない場合が多い。) 上のような事なので、英語/英会話ができる方は、かなり楽しめるのじゃないか と思うが、そうでない場合は、アクション(テレビゲームっぽいそれ)しか観る 部分が無い作品かもしれない。とは言え、この作品のカーチェイス シーン(ロ ケット・バイクを含む)は「必見」。 ヒアリング度:★★★★★ 感動度:★★ 二度以上見たい度:★★★ 劇場で見たい度:★★★★ ビデオ/DVDで欲しい度: ビデオで見た方がいい度: ムカつく度: 考えさせられる度: (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★亡国のイージス サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー ★★最終更新:2005年06月25日 -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2004年分: すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10 ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24 シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07 ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21 (旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06 レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20 イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03 イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17 オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01 キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15 ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12 ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10 スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24 キング・アーサー 07/31 マッハ! 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